本稿は01Boosterが運営するサイト「01Channel」に掲載された記事からの転載。10月31日に開催されたNGAS-Accelerator Program 2023のデモデイのレポートの一部として採択された各社の共創活動をご紹介します。
日本海ガス絆ホールディングスと01Boosterは10月31日、共同で運営するコーポレートアクセラレータープログラム「NGAS-Accelerator Program 2023」の成果発表会を開催した。エネルギー、くらし、地域課題解決などの分野でスタートアップと事業共創を実施した結果を披露したもので、エントリーした66社から、6月に開催したプレゼンテーション審査で選出された6社が4カ月半の事業検証を経て壇上に登った。
今回の共創を主導した日本海ガス絆ホールディングスは北陸地域のエネルギー企業グループ。富山を拠点に1942年に創業した「日本海ガス」などの子会社を持つ持株会社として2018年に設立された。2022年12月期の通期売上は323億円で、同社では2030年に向けた中期経営計画にて主力の都市ガス・LPガス事業とそれ以外の事業収益比率を対等にすることを目標に掲げる。
今回のプログラムではグループが持つ、約10万戸の都市ガス・LPガス利用ユーザー基盤をはじめ、カーボンニュートラル技術や家づくりのノウハウ、北陸地域における行政・企業ネットワークなどを活用して共創するスタートアップとの協業・事業連携を模索した。
日本海ガス絆ホールディングス代表取締役社長の新田洋太朗氏はプログラムの実施を振り返り次のようにコメントした。
「約4カ月のアクセラレーション期間において地域の様々なパートナーと連携し、素晴らしい成果が生まれた。クループとしてひとつでも多く事業化することで、関係する企業やスタートアップ、地域の成長発展に尽力したい」。
本稿では登壇した6社の共創検討事例をご紹介する。
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