VTuber 事業や IP 事業を展開する Brave group は1日、バーチャルアーティスト「HIMEHINA」を運営する LaRa と xR・IoT アプリ開発、データベース設計開発、CG コンテンツ制作、モーションキャプチャースタジオを運営するディーワンを買収したと明らかにした。ディーワンの買収と関連し、Brave group のメタバース関連事業子会社 MetaLab の経営体制を刷新も明らかにした。

MetaLab については、創業時から取締役を務めてきた北祐一氏が代表取締役に、サイバーエージェントで「アメーバピグ」の部門統括、リクルートで「スタディサプリ」のオンラインコーチング事業責任者などを担当してきた田久保健太氏は取締役に就任した。ディーワンの代表取締役である半澤剛氏、Brave group 取締役である舩橋純氏も、MetaLab の取締役に就任した。

ディーワンは2001年8月の創業。大手企業からの受託で業績を伸ばし、東京のほか、札幌やタイにも開発・制作拠点がある。今回の買収により、こうしたディーワン拠点は今後、Brave group や Brave group 子会社の事業の企画開発・制作などにも活用される予定だ。

また、HIMEHINA は、田中ヒメ・鈴木ヒナによるユニットで、歌やダンス、ライブといった 音楽活動を中心に、ゲーム実況やバラエティ動画、TikTok など幅広く活動している。YouTube チャンネル登録者数は76万人、動画の総再生回数は2億回を突破、オリジナル楽曲の MV はいずれも100万回再生を超えている。

HIMEHINA を運営する LaRa は今回の買収により、コンテンツの制作、マーケティングの施策、タイアップセールス、コラボレーション案件の受託営業などで、Brave group のリソースを活用できるため、活動の活性化が期待される。Brave group にとっては、IP 事業（VTuber 運営）の買収・参画は、「ぶいすぽっ!」「Palette Project」「MUGEN LIVE」に続いて4件目となる。

Brave group は今年8月、M&A 強化を目的としてシリーズ D ラウンドのファーストクローズで19.9億円の調達を発表、累積調達額は50.3億円に達した。これまでに、海外展開の強化と事業多角化を目的として、IP 事業の他にも、今年7月には DX（デジタルトランスフォーメーション）支援の Geek Hive を買収しており、これまでに買収した事業は全部で5社に上っている。

via PR TIMES, PR TIMES   Summarized by ChatGPT