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クリエイティブ・コモンズがオープンソースと事業収益性を融合させるビジネスモデルを開発中

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クリエイティブ・コモンズ(Creative Commons)は、2001年の設立以来、文書・画像・動画・音楽などの創作物について、その権利を保護しながら、複製や再配布、改変などの様々な利用形態を「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(Creative Commons license)」として定め、オープンでフェアな創作活動を後押ししてきました。 では、クリエティブ・コモンズ・ライセンスを製品・サー…

Building an open source business by Libby Levi licensed CC BY-SA
Building an open source business by Libby Levi licensed CC BY-SA

クリエイティブ・コモンズ(Creative Commons)は、2001年の設立以来、文書・画像・動画・音楽などの創作物について、その権利を保護しながら、複製や再配布、改変などの様々な利用形態を「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(Creative Commons license)」として定め、オープンでフェアな創作活動を後押ししてきました。

では、クリエティブ・コモンズ・ライセンスを製品・サービスに取り入れながら、収益を継続的に得るためには、どうすればよいのでしょうか。この問いに答えるべく創設されたのが「Open Business Models Initiative(オープン・ビジネス・モデルズ・イニシアチブ)」です。

ヒューレット財団(Hewlett Foundation)の助成により、クリエイティブ・コモンズのポール・ステイシー(Paul Stacey)氏とサラ・パーソン(Sarah Pearson)氏が中心となって、2015年3月から本格的に活動をスタートさせました。

開発したフレームワークをCCライセンスで公開

このイニシアチブでは、45カ国470名の共著者が9年の歳月をかけて開発したフレームワーク「business model canvas(ビジネスモデル・キャンバス)」をクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で公開。

事業活動、差別化要因、収益モデルなど、9項目を網羅した一覧表にまとめられ、設問に答えながら空欄を埋めていくことで、独自のビジネスモデルを設計できる仕組みとなっています。

Open Business Models Initiativesは、このフレームワークをスタートアップ企業はもとより、既存企業、非営利団体、政府機関など、様々な事業主体に開放し、実際のビジネスに活用した成果や課題をフィードバックさせることで、改善をはかろうとしています。

具体的には、business model canvasのさらなる開発協力や導入成果の共有、改善点の提案など、7つのアプローチを提示し、このイニシアチブに参加するよう、広く呼びかけています。

オープンソース型ビジネスの収益化

オープンソース型ビジネスの収益化については、Linux やNetscape Navigatorらが台頭した1990年代半ば以降、主にソフトウェアの分野でたびたび議論されてきましたが、Open Business Models Initiativesは、画像や動画となどのデジタルコンテンツもその対象として焦点をあて、新たなビジネスモデルを形づくろうという試み。

また、形成プロセスそのものをオープン化し、誰もがこれに参加できる仕組みを整えているのも、オープンなコミュニティによって支えられてきたクリエイティブ・コモンズらしい取り組みといえるでしょう。

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3Dプリンターでホンダの「ものづくり」を体験、ホンダコンセプトカーの3Dデータをクリエイティブ・コモンズ 4.0のライセンスで公開

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ホンダが、これまでに発表したコンセプトカーの外観デザインの3Dデータを「クリエイティブ・コモンズ 4.0」のライセンスをつけて特設Webサイト「Honda 3D Design Archives」で公開した。 この特設Webサイトからデータをダウンロードできるようになり、近年普及が進んでいる家庭用3Dプリンターを用いて簡単に、ホンダの歴代のコンセプトモデルをプリントすることが可能になる。ホンダがこれ…


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ホンダが、これまでに発表したコンセプトカーの外観デザインの3Dデータを「クリエイティブ・コモンズ 4.0」のライセンスをつけて特設Webサイト「Honda 3D Design Archives」で公開した

この特設Webサイトからデータをダウンロードできるようになり、近年普及が進んでいる家庭用3Dプリンターを用いて簡単に、ホンダの歴代のコンセプトモデルをプリントすることが可能になる。ホンダがこれまで実施してきた「ものづくり」を疑似体験することができるというわけだ。

公開されている3Dデータ
公開されている3Dデータ

この3Dデータは「クリエイティブ・コモンズ 4.0」という新しい著作権基準に基づいて公開されている。「クリエイティブ・コモンズ 4.0」は、著作権のライセンスを策定する非営利団体Creative Commons(CC)が、昨年の11月25日に公開した最新のライセンス。

ホンダは、同社のリリースにおいて以下のようにコメントしている。

家庭用3Dプリンターの低価格化や技術革新などにより、社会における「ものづくり」の在り方は根本的に変化しつつあります。こうした背景のなか、Hondaは、従来の「メーカー」と「ユーザー」という枠組みを超えた新しいコミュニケーションの在り方を目指し、このプロジェクトを企画しました。(中略)このプロジェクトに触発されて、ユーザーのなかから、優れた未来の自動車デザイナーやエンジニアが生まれてくることを願っています。

先日本誌では、オープンソースフレームワークを活用して自動車を組み立てることが可能な、OSVehicleを紹介した。今回、ホンダがとったアクションはOSVehicleのような事例と、見ている世界は近いのではないだろうか。

ホンダは現在、ホンダのユニークな「ものづくり」への取り組み姿勢や思想を社内外で展開する、新しいグローバル・ブランディング・プロジェクトを推進している。Honda 3D Design Archivesは、2013年の東京モーターショーのプレスコンファレンスにおけるオープニング映像として公開されたブランドCM「Super ultra daydreams」に続く、このプロジェクトの第二弾。



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