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業界全体を変えていくために必要なチームビルディングーーツクルバにリノベ業界の経験者が続々と合流中

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スタートアップがレガシーなマーケットに挑戦することに期待が集まるようになってきている。だが、レガシーなマーケットは法律や慣習などで参入障壁が高い。若いスタートアップにとって、障壁を乗り越えていくことは至難の業だ。 今月の頭に、リノベーション住宅特化のオンラインマーケット「cowcamo」を運営するツクルバが発表したリリースは、ひとつのヒントになるかもしれない。 2016年8月1日付けで内山博文氏が…

右から、ツクルバ カウカモ戦略アドバイザーの内山博文氏、同社共同創業者 村上 浩輝氏、中村真広氏、カウカモエージェントチームマネージャー 春田 亮一氏
右から、ツクルバ カウカモ戦略アドバイザーの内山博文氏、同社共同創業者 村上 浩輝氏、中村真広氏、カウカモエージェントチームマネージャー 春田 亮一氏

スタートアップがレガシーなマーケットに挑戦することに期待が集まるようになってきている。だが、レガシーなマーケットは法律や慣習などで参入障壁が高い。若いスタートアップにとって、障壁を乗り越えていくことは至難の業だ。

今月の頭に、リノベーション住宅特化のオンラインマーケット「cowcamo」を運営するツクルバが発表したリリースは、ひとつのヒントになるかもしれない。

2016年8月1日付けで内山博文氏がカウカモ戦略アドバイザーに就任することを発表した。内山氏はリクルートグループの不動産会社であったリクルートコスモス(現:コスモスイニシア)に入社後、創業期の都市デザインシステム(現UDS)に参画。役員として同社の成長をけん引したのち、同社子会社としてリビタを創業。リビタの代表取締役として同社をリノベーションのリーディングカンパニーとして成長させた人物だ。

内山氏はリノベーション住宅推進協議会会長も務めており、ツクルバが事業を展開しているリノベーション業界では、その名前を知らないものはいない。内山氏はツクルバの共同創業者の2人から「cowcamo」事業の立ち上げのタイミングでも相談を受けており、リビタの代表取締役を退任するタイミングで話を受け、これを快諾したという。

内山氏「せっかく、これから新しいことを始めるのであれば、自分が持っていないものを持っている人たちと働かないと意味がありません。ツクルバの経営者2人から感じるエネルギーや熱意に惹かれたこと、そしてテクノロジーを活用して不動産領域のマーケティングを変えようとしていることが決め手となり、決断しました」

内山氏は長く不動産業界で活動する中で、流通の改革を大きなテーマとして考えていたそうだ。どんなポジションで、どういった立ち位置でこのテーマに関わるかは考えていなかったそうだが、ツクルバの2人から相談を受けたことで長年抱えてきたテーマに取り組む機会に巡りあった。

経験豊富な内山氏がツクルバに入るにあたって、どういった役割を果たしていくのだろうか?

内山氏「一番は、リアルに稼ぐための仕組みをどう作るか。かつて、三期目のUDSに入社したのは、良い理念は持っているけれど、事業が伸びないタイミング。私は、稼ぐために仕組み化する役割を担当しました。ツクルバでも同じような役割を担うことになると思います」

「兄貴的な存在がいるから、現場がまっすぐに走れるんですよ」と語ってくれたのは、この春にツクルバに入社した春田 亮一氏だ。同氏は、大学卒業後、コスモスイニシアで不動産仲介を担当し、リノベーション部門の立ち上げに携わった人物。

春田氏「社会人になって10年が経ち、これからのことを考えていたタイミングで声をかけてもらいました。以前から、リノベーションマンションの今後の販売のあり方は、変えていくべきだし、変えていったら「cowcamo」のようなものだと考えていました。トップ2人のメッセージも素晴らしいし、集まっているメンバーも良く、組織的な可能性も感じたこともあって、入社しました」

とツクルバに入社した経緯について語る。社会人を10年経験した春田氏の目からは、ツクルバの若いチームは危ういように見えたという。「自分が入ることで果たすことができる役割がすぐにわかった」と春田氏。現場で動くメンバーのマネジメントを担当し、チームで活動すること、リスクを想定することについて伝えていっているそうだ。

不動産業界というマーケットでは、動く金額も大きく、リスクも大きい。勢いも重要だが、若いゆえの危うさはなくしていかなければならない。会社として安定してサービスを提供し、事業を成長させていくためのメンバーがツクルバへと入社しているのは良い傾向だろう。

だが、レガシーなマーケットを変えていくためには、一社が成長するだけでは難しい。今後、業界への働きかけも必要なツクルバにはどのような考え方が重要になってくるのだろうか。過去に業界への働きかけも行ってきた内山氏はこう語った。

内山氏「自分たちさえ良ければそれでいい、というメッセージでは人はついてきません。「意思のある人達はついてこい」といった、業界全体を変えていくようなメッセージが大事です。「業界を変えていく」という意思のある情報発信が大切になると思います」

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リノベーション住宅特化のオンラインマーケット「cowcamo」運営のツクルバが資金調達して経営体制を強化、グロービス上村康太氏が社外取締役に就任

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リノベーション住宅特化のオンラインマーケット「cowcamo」等を運営するツクルバが、グロービス・キャピタル・パートナーズを引受先とする第三者割当増資、加えて、金融機関からの借り入れによる資金調達を実施した。調達の金額は数億円規模。 同社は、今回の資金調達にあわせて経営体制を強化。新たに、社外取締役1名、常勤監査役1名、社外監査役1名、アドバイザー1名の就任が決定した。社外取締役には、グロービス・…

ツクルバの新経営体制
ツクルバの新経営体制

リノベーション住宅特化のオンラインマーケット「cowcamo」等を運営するツクルバが、グロービス・キャピタル・パートナーズを引受先とする第三者割当増資、加えて、金融機関からの借り入れによる資金調達を実施した。調達の金額は数億円規模。

同社は、今回の資金調達にあわせて経営体制を強化。新たに、社外取締役1名、常勤監査役1名、社外監査役1名、アドバイザー1名の就任が決定した。社外取締役には、グロービス・キャピタル・パートナーズの上村 康太氏が、アドバイザーには同パートナーの高宮 慎一氏が就任。常勤監査役には、服部 景子氏、社外監査役には小池 良平氏が就任する。

チームの良さとプロダクトの伸びの2点が評価され、グロービス・キャピタル・パートナーズからの出資が決まったという。調達した金額は、全額ツクルバが運営するリノベーション住宅特化のオンラインマーケット「cowcamo」に投資され、人材の採用や、ユーザ獲得のための広告宣伝費に用いられる予定だ。

cowcamo

ツクルバは、昨年2月にアカツキ、East Venturesから資金調達を行い、同年6月に「cowcamo」をリリースした。前回の資金調達から1年ほどが経過したわけだが、ツクルバは前回調達した資金が減ってないという。

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その理由は、リリースから1年で「cowcamo」はすでに黒字化。月額の流通額は数億円に達しているためだ。資金が不足しているわけではないのであれば、なぜ今回資金調達を実施したのか。

村上氏「すでに「cowcamo」は売上も上がっていて、前回調達した資金でも順調には成長していくことができます。ですが、さらに大きく攻めようと考え、一緒に大きな絵を描いていけるパートナーを探していました。私たちが注力している「Home Tech」の領域に関心が高かった、グロービス・キャピタル・パートナーズさんから出資を受けることに決めました」

「cowcamo」は、サービスリリースして以来、大学研究室とデータマイニングの領域で提携したり、内覧をVRで可能にするなど、様々な取り組みを実施してきた。村上氏は「短期から、中長期的な施策を全部やっている」とコメント。

村上氏「SEO対策やソーシャルメディアからの流入を増やす、といった短期的なグロースハックから、データマイニングやVRといった実験的なことも、中長期を見越してやっていきたいと考えています」

「cowcamo」は、サービスリリース後、ユーザを集めた後、会員機能を実装した。2016年は、会員限定の情報を配信したり、特典を提供したりと、会員向けサービスを充実させていく方針だという。

ツクルバの強みは、不動産、建築デザイン、テクノロジーという3つの領域を掛け合わせること。会員を獲得し、同社の強みを活かしていくことで、将来的に人々の暮らしに関わる事業を展開していく。

今回の調達でツクルバの経営陣に参画したグロービスの上村康太氏とツクルバの共同創業者の2人は、数年来の付き合いだ。20代にそれぞれの挑戦を重ねてきた起業家とVCの両者が、同じ場所で挑戦しようとしている様子は同世代の人たちにとっても刺激となるのではないだろうか。

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リノベーション住宅特化のオンラインマーケット「cowcamo」が「東京カレンダーWEB」と提携

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ツクルバが運営するリノベーション住宅特化のオンラインマーケット「cowcamo」は、東京カレンダーが運営するグルメ配信・レストラン予約サイト「東京カレンダーWEB」と本日から提供を開始する。 東京カレンダーといえば、レストラン紹介・検索機能に加えて、東京を舞台にした連載小説などの独自コンテンツを展開することで、注目を集めるサービス。昨年2月のウェブサイトリニューアル後、10カ月で…

cawcamo tokyo

ツクルバが運営するリノベーション住宅特化のオンラインマーケット「cowcamo」は、東京カレンダーが運営するグルメ配信・レストラン予約サイト「東京カレンダーWEB」と本日から提供を開始する。

東京カレンダーといえば、レストラン紹介・検索機能に加えて、東京を舞台にした連載小説などの独自コンテンツを展開することで、注目を集めるサービス。昨年2月のウェブサイトリニューアル後、10カ月で月間1,000万PVを達成しているという。

「cowcamo」と「東京カレンダーWEB」は、ターゲットとするユーザの層が近いこと、東京に特化しているなどの点から、コンテンツ面での連携を実施。「東京カレンダーWEB」のユーザに向けて「cowcamo」のリノベーション住宅のコンテンツを提供する。

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中古リノベ住宅特化のオンラインマーケット「cowcamo」が360°動画によるオンライン内覧サービスをスタート

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ツクルバが運営する中古リノベーション住宅特化のオンラインマーケット「cowcamo」は、本日より360°動画によるオンライン内覧サービスをスタートした。 「cowcamo」は、2015年6月にリリースされた中古リノベ住宅特化のオンラインマーケット。先月、11月には個人向け不動産売却サービスもスタートしている。 勢いにのる「cowcamo」が新たにリリースしたのは、スマートフォンのジャイロ機能と連動…

cowcamo

ツクルバが運営する中古リノベーション住宅特化のオンラインマーケット「cowcamo」は、本日より360°動画によるオンライン内覧サービスをスタートした。

「cowcamo」は、2015年6月にリリースされた中古リノベ住宅特化のオンラインマーケット。先月、11月には個人向け不動産売却サービスもスタートしている。

勢いにのる「cowcamo」が新たにリリースしたのは、スマートフォンのジャイロ機能と連動した360°動画を活用したバーチャル内覧コンテンツの提供だ。以下の映像のように、視線を動かしながらバーチャルで内覧を体験できる。



物件情報を閲覧していて、気になる物件があったとしてもすべてに実際に内覧に行っている時間はない。だが、写真だけではなく、中を歩いてみてどんな物件なのかを知りたいという人も多いだろう。バーチャル内覧コンテンツでは、こうしたニーズに応えることができるようになる。

こうした360°動画による空間体験を見かけることも増えてきた。最近では、「UNIQLO」が、「Lifewear SPRING/SUMMER 2016」の展示会において、展示会の様子を360°で撮影している。

16SS 展示会

一人ひとりがシーンとライフスタイルに合わせて主体的に選び、着こなす時代。Lifewear SPRING/SUMMER 2016展示会では、様々な生活シーンやスタイルを切り取り、コレクションを紹介していきます。http://bit.ly/1P7wJOCこの動画は360°で撮影しており、上下左右、自由に展示会の映像をご覧いただけます。※ブラウザや機種により操作できない場合がございます。

Posted by Uniqlo on Wednesday, December 16, 2015

最近、SamsungとOculusが共同で開発した「Gear VR」が発売され、来年にはSONYが「PlayStation VR」の発売を予定している。ヘッドマウントディスプレイの提供なども相まって、来年、360°動画はさらに注目されるものになりそうだ。

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中古住宅のオンラインマーケット「cowcamo」が個人向け不動産売却サービスを開始

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ツクルバの運営する中古住宅の流通を促進するオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ)」が、個人向け売却サービス「cowcamo不動産売却サポート」をスタートした。 「cowcamo(カウカモ)」は今年の1月にβ版をリリースし、同年6月に正式にリリース。5ヶ月ほどの運営を経て、ユーザの要望に応える形で個人オーナー向けの売却サービスをスタートさせた。cowcamoは買い手にとっても、売り手にとっ…

cowcamo seller

ツクルバの運営する中古住宅の流通を促進するオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ)」が、個人向け売却サービス「cowcamo不動産売却サポート」をスタートした。

「cowcamo(カウカモ)」は今年の1月にβ版をリリースし、同年6月に正式にリリース。5ヶ月ほどの運営を経て、ユーザの要望に応える形で個人オーナー向けの売却サービスをスタートさせた。cowcamoは買い手にとっても、売り手にとっても魅力的な場に成長しており、cowcamo経由で中古住宅を購入した人だけではなく、すでに個人で中古住宅の売却が成約した事例も生まれている

新しくスタートした「cowcamo不動産売却サポート」では、物件を売りたい個人オーナーから物件を受け付け、cowcamoが審査を行う。審査を通った物件は、cowcamo編集部が編集や執筆、写真撮影等を行い、物件の価値が最大限伝わるようサポートしてcowcamoに掲載される。はじめは、物件は中古マンション、エリアは東京都23区を中心とする都心が対象となる。

cowcamoは優良中古住宅の流通を促進することをテーマとしている。ここでいう「優良中古住宅」とはリノベーション住宅推進協議会が定める、区分所有マンション専有部の統一基準に則ったリノベーションを施した住宅である「適合リノベーションR1住宅」等に該当し、なおかつ、物件の管理状況や近隣の環境等を加味してcowcamoが判断したもの。

リノベーションされた物件は必ずしもエッジがきいたユニークなものばかりではなく、普通の物件も数多く存在する。「cowcamoは、こうした優良の中古住宅物件のインフラを目指しています」とツクルバ CEOの村上浩輝氏は語る。

これまでは購入のみだったcowcamoで、不動産物件の売却も可能になれば中古住宅のマーケットプレイスへと一歩近づくことになる。だが、C2Cのマーケットプレイスも不動産など高単価な商品を扱うことを視野に入れている。この先、ライバルが増えそうなこの市場を、村上氏はどう見ているのだろうか。

村上氏「私たちの強みは、チームにSUUMOやHOMESなど不動産ポータルの出身者たちや、ブルースタジオなどの設計事務所出身の人間たちがいることです。インサイダーだからこそ業界のことがわかり、ユーザが求めるサービスを提供できると考えています。ファッションでは、楽天やAmazonといった大規模なプラットフォームと、ZOZOTOWNのように特化しているコマースが存在しているように、他のマーケットプレイスが中古住宅売買の領域に参入してきたとしても、cowcamoで中古住宅を売買したいという人は必ずいると考えています」

「住宅を購入するというのは人生に何度もない重要な機会。そこは機械に代替されず、人の手が必要な領域だと考えています」と村上氏は語ってくれた。人が関わるからこそ物件の魅力を最大限引き出すことができ、それがマーケットプレイスの価値になっているcowcamo。売却サービスも開始したことで、このサービスがどう変化していくのか注目したい。

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不動産大手からスタートアップへーー元リクルートコスモス役員がツクルバの経営陣に参画

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中古住宅を扱うオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ)」を運営するツクルバに、2015 年 10 月 1 日付けで高野慎一氏が経営に参画した。 高野氏は、リクルートグループの不動産会社であったリクルートコスモス(現:コスモスイニシア)にて役員を務め、事業成長・株式上場において中心的役割を果たした人物。 ツクルバに参画し、不動産関連事業、組織構築における同氏の豊富な経験を活かし、事業推進やア…

左:ツクルバ CEO 村上浩輝氏 中:高野慎一氏 右:ツクルバ CCO中村真広氏
左:ツクルバ CEO 村上浩輝氏 中:高野慎一氏 右:ツクルバ CCO 中村真広氏

中古住宅を扱うオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ)」を運営するツクルバに、2015 年 10 月 1 日付けで高野慎一氏が経営に参画した。

高野氏は、リクルートグループの不動産会社であったリクルートコスモス(現:コスモスイニシア)にて役員を務め、事業成長・株式上場において中心的役割を果たした人物。

ツクルバに参画し、不動産関連事業、組織構築における同氏の豊富な経験を活かし、事業推進やアライアンス構築を実現していく考えだ。

中村氏「少し未来のツクルバに向けての組織づくりを進めて、これまで以上に強いチームに、そして働きやすい会社にしていくことに取り組んでおります。この度、高野氏が経営に参画することで、より一層この進化を加速させていきたいと考えています」

村上氏「高野氏は現在57歳で、リクルートグループの躍進を中心人物として牽引してきた人物です。ツクルバ自体はまだ5期目が始まったばかりのベンチャー。経験豊富な人材が参画することが、当社にとって有益なのはもちろんですが、大企業出身の経験豊富な人材がベンチャーにさらに流れてくることは業界自体の活性化に繋がるとも思っています」

と、ツクルバ共同創業者の中村真広氏、村上浩輝氏の2人はコメント。新たに経営陣に参画する高野氏は、不動産における変化について以下のようにコメントしている。

高野氏「住宅に限って言えば、高度経済成長期からバブル崩壊までは「家を持ちたい」がニーズでした。それが今は、家を持つことではなく、どんな家を持つか。つまり、どんな暮らしをしたいかによって住宅が選ばれる時代になっていると思います。供給側も、暮らし方、住まい方の提案ができるかどうかが重要だと思います」

高野氏とツクルバの共同創業者である中村氏、村上氏には、不思議な縁がある。中村氏と村上氏の両名は、新卒でコスモスイニシアに入社。このときの採用のきっかけとなったのが高野氏だった。

その後、数年経って、採用を担当した若手が創業した企業の経営に参画するというのは、なんともユニークなエピソードだ。だが、このエピソードは、不動産業界の変化を表しているようにも感じられる。少しずつ、新しい風が業界に吹き始めており、経験豊富なプレイヤーがそれをその風を後押ししようとし始めている。

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テクノロジー×不動産領域の進化を目指してーーツクルバと慶應義塾大学熊坂研がデータマイニングの共同研究を開始

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今週、東京の中古住宅を扱うオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ)」を運営するツクルバと、慶應義塾大学熊坂賢次研究室が、ライフスタイル領域におけるデータマイニングのビジネス活用について共同研究を開始すると発表した。 熊坂賢次氏は、慶應義塾大学環境情報学部教授を務める社会学者。慶應義塾大学熊坂賢次研究室は、ネットワーク社会論 、ライフスタイル論 、ネットワーク調査法を専門とする研究室だ。 熊…

左から:ツクルバ CCO 中村真広氏、慶應義塾大学環境情報学部 熊坂賢次教授、ツクルバCEO 村上浩輝氏
左から:ツクルバ CCO 中村真広氏、慶應義塾大学環境情報学部 熊坂賢次教授、ツクルバCEO 村上浩輝氏

今週、東京の中古住宅を扱うオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ)」を運営するツクルバと、慶應義塾大学熊坂賢次研究室が、ライフスタイル領域におけるデータマイニングのビジネス活用について共同研究を開始すると発表した。

熊坂賢次氏は、慶應義塾大学環境情報学部教授を務める社会学者。慶應義塾大学熊坂賢次研究室は、ネットワーク社会論 、ライフスタイル論 、ネットワーク調査法を専門とする研究室だ。

熊坂研はインターネットの登場により大きくライフスタイルが変化し、収集できる情報量が膨大になったことで社会調査の手法が大きく変わることを予見し、これまでにも先進的な取り組みを行ってきた。2000年には、社会調査サイト「iMap.gr.jp」を開発。これは従来の社会調査手法では、調査項目は多くても50から100だったものを、1,000件以上の回答をしてもらうようにした。

「iMap.gr.jp」により、収集可能なデータは増えたものの、膨大なデータを集めただけでは何もわからない。自然と、熊坂研ではビッグデータを解析するためのツールの開発を行うようになった。

熊坂教授「データは膨大に転がっているけれども、集まるデータは抽象度や数もバラバラで、機械では単純に答えを出すことが難しい領域です。データをクリーニングして、構造化していく必要がある。そのためには、人間の解釈が重要になります。人間の解釈と機械の合理性を合わせていく、マンマシンシステムが社会調査においても大切です。」

熊坂教授が例を出したのは、Twitterのアイコンから人の分析をする際にはどう考えるかということだ。たとえば、「マイルドヤンキー」について分析したい場合、まず「イオンモール」について投稿しているアカウントを収集する。これではかなり様々な投稿が含まれてしまうため、ユーザの特徴で絞込をかける。こうした解釈を加えていくのが人間の役割だ。

ツクルバと熊坂研のつながりは、同研究室の卒業生がツクルバのチーフエンジニアを務めていたことで生まれた。cowcamoをリリースし、本格的にテクノロジーに注力していこうと考えていたツクルバと、不動産や住まいといった激しい変化が予測されるライフスタイル領域の研究に関心を持っていた熊坂研はすぐに意気投合し、今回の共同研究へと至った。

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中村氏「アウトドア好き、ファッション好き、など人々はそれぞれキャラクターがあります。キャラクターを持った人たちがどういう街に住みたいと考えているのか。人とライフスタイルの関係、そして物件や街との関係をどういったツールを用いて紡ぎ出していくかに挑戦していきたいと思います。人々の行動をデータ化していく流れがさらに進んでいくと考えられるので、行動を全部モニタリングしたときに、行動パターンからおすすめのエリアや物件がレコメンドできるようになるかもしれません。」

村上氏「不動産を探す際に、ユーザが探したいと考え、さあどうしよう、という状況になっている時点で、テクノロジーからすると古いのだと思います。ユーザが物件情報がほしいと思ったときに、マッチした物件情報が来る。ユーザが意識して検索しなくても、常に情報の検索は行われている、そんな状態。時代はこういった方向に向かうでしょうし、自分たちでもこうしたサービスが提供できれば面白いと考えています。」

ニュースやコマース等では起こり始めている流れが、今後は生活における様々な場面でも見られるようになるのではないか、そう考えているという。ただ、不動産に関連するものとなると、ユーザにとってもかなり重要な情報となる。それをしっかりとレコメンドしていくためには、テクノロジーの力を高めていく必要がある。

ツクルバは今年の3月に佐藤裕介氏がアドバイザーとして就任している他、エンジニアの採用を強化するなど、テクノロジー領域の強化を進めている。

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今回の共同研究も、テクノロジーの会社へとシフトするためには大切なアクションだ。共同研究の一環としては、すでにインターネット上に存在している不動産関連情報のクローリングを行い、データの収集を始めている。

今年の11月に慶應義塾大学SFC研究所が主催する「SFC Open Research Forum 2015」に熊坂研が出展するブース内にて、ツクルバとの共同研究の経過も発表される予定だ。

この共同研究から、どんなことが判明し、どういったツールが生まれてくるのだろうか。

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家の物語を伝えるリノベ・中古物件のマーケットプレイス「cowcamo(カウカモ)」が正式リリース

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ツクルバが開発する中古物件のマーケットプレイス「cowcamo(カウカモ)」が本日正式にリリースされた。 「cowcamo」は今年の1月にリリースされた中古住宅のオンラインマーケット。リリース時は、同一サイト上に中古物件の情報をストーリーとして伝えて購買を促すコンテンツと、中古物件の売買に関するノウハウや知識を伝えることを目的としたコンテンツを発信するメディアコマースのようなサイトだった。 リリー…

cowcamo

ツクルバが開発する中古物件のマーケットプレイス「cowcamo(カウカモ)」が本日正式にリリースされた。

「cowcamo」は今年の1月にリリースされた中古住宅のオンラインマーケット。リリース時は、同一サイト上に中古物件の情報をストーリーとして伝えて購買を促すコンテンツと、中古物件の売買に関するノウハウや知識を伝えることを目的としたコンテンツを発信するメディアコマースのようなサイトだった。

リリースから半年弱が経過し、本格的にスタートすることになった「cowcamo」は、マーケット機能とマガジン機能を分けてリリースされた。ツクルバCCOの中村真広氏は、2つに分けたことに関して以下のようにコメントしている。

中村氏「読み物と売り物が混在することで、訪問したユーザにとって「このサイトの目的は何なのか」がわかりにくくなってしまうことがわかりました。これはリリースしてみて、ユーザの反応を見てわかったこと。マーケットとマガジンをしっかりと分けることで、物件を売っている場所なんだとユーザに認識してもらえるようにしていきます」

cowcamo

マーケットでは販売を、マガジンでは集客とブランディングを目的として運用し、セットでユーザに対してアプローチしていく。ツクルバCEOの村上浩輝氏は1月のリリースから半年弱運用してみて、どのような手応えを感じているのだろうか。

村上氏「反応を見ていると、不動産物件の再販業者は喜んでくれています。これまで中古物件は見せ方が上手くはなかった。「cowcamo」がストーリーと合わせて物件を紹介することで価値を上手く伝えられるようになったと考えています。

「cowcamo」はスマホファーストで設計していることも功を奏して、ユーザから気軽に問い合わせが来ています。今後は、問い合わせ後に接客をして対応できるようにしていくなど、サポートできるようにしていければと考えています。

まだユーザへの啓蒙が必要な段階ではありますが、思いを持って家に住んできた人には求められているサービスであることがリリースしてみてわかりました。リリースしてオーナーやユーザの反応を見ることができ、仮説の検証ができました。今後、プロダクトを磨いていきます」

「cowcamo」は今後、会員機能を付けてマーケットとマガジンを連携させ、レコメンド機能を実装する予定だ。将来的にはアプリ化も視野に入れている。

他の不動産系スタートアップもそうだが、不動産はなかなかプロダクトだけではビジネスを伸ばすことが難しい。ツクルバもオフラインの営業と開発を内製化していくべく採用を強化している。

ツクルバ「cowcamo」チームのメンバー
ツクルバ「cowcamo」チームのメンバー

「「cowcamo」は不動産の営業から、情報掲載、顧客へのフォローアップまで、バリューチェーンの前後もおさえて展開していきます」とツクルバ共同代表の2人は語った。

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