BRIDGE

タグ First Circle

フィリピンの中小企業向け融資に特化したフィンテックスタートアップFirst Circle、シリーズAラウンドで2,600万米ドルを調達

SHARE:

フィリピンのフィンテックスタートアップ First Circle は、Venturra Capital をリードインベスターとするシリーズAラウンドで2,600万米ドルを調達したと Tech In Asia が報じた。 この投資ラウンドには、Insignia Ventures Partners、Silverhorn Investment Advisors、および Tryb Group も参加してい…

first-circle-team-new-2018
First Circle のチームメンバー
Image credit: First Circle

フィリピンのフィンテックスタートアップ First Circle は、Venturra Capital をリードインベスターとするシリーズAラウンドで2,600万米ドルを調達したと Tech In Asia が報じた。

この投資ラウンドには、Insignia Ventures Partners、Silverhorn Investment Advisors、および Tryb Group も参加している。

First Circle は今回調達した資金をもとに、フィリピン国内市場でビジネスを拡大する計画である。また、長期的には他の東南アジア市場への参入も計画している。

さらに、来年に向けて自己資本を1億米ドル以上に増強するためにも使われる。

今回の投資ラウンドは、2017年4月の Accion Venture Lab と Deep Blue VC による非公開投資に続いて行われた。

同社は2016年10月にも Key Capital、500 Startups、IMJ Investment Partners からシードラウンドで120万米ドルを調達している。

2016年に設立された First Circle は、中小企業の支援に特化したオンライン融資プラットフォームを運営している。独自のソフトウェアと信用評価プロセスを開発し、銀行のサービスを受けられない人たちへの資本提供を増やしている。

First Circle は第三者と提携する代わりに自社のバランスシートから融資しており、これが競合他社との差別化要因になっている。

同社の報告によると、2018年初頭からの融資額は7,500万米ドルに達し、不良債権比率はわずか1%とのことである。

【via e27】 @E27co

【原文】

フィリピンのフィンテックスタートアップFirst Circle、シードラウンドで250万米ドルを調達——迅速な信用評価で、中小企業の資金需要に対応

SHARE:

フィリピンに本社を置くフィンテックスタートアップの First Circle は、Accion Venture Lab と Deep Blue VC から130万米ドルを調達した。 昨年10月の500 Startups、IMJ Investment Partners、Key Capital による調達額120万米ドルを上回る額で、これにより、シードラウンドでの調達総額は250万米ドルに達した。また…

students-philippines-750x579
Ice Cream via Flickr by Brian Evans
CC BY-ND 2.0

フィリピンに本社を置くフィンテックスタートアップの First Circle は、Accion Venture Lab と Deep Blue VC から130万米ドルを調達した。

昨年10月の500 Startups、IMJ Investment Partners、Key Capital による調達額120万米ドルを上回る額で、これにより、シードラウンドでの調達総額は250万米ドルに達した。また、First Circle は借入による資金調達も行っている(調達額は非公開)。

同スタートアップは、ソーシャルメディア、e コマース、銀行などの複数のデータソースを考慮した独自の信用評価プロセスに基づいて中小企業に融資を行っている。評価に要する期間はわずか24時間で、その後すぐに資金を手にすることができる。

CEO の Patrick Lynch 氏によれば、中小企業の成長を妨げる原因の多くは、適切な時期になってもキャッシュにアクセスする手段を持っていないことにあるという。お役所仕事的な方式ではなく、ふさわしいビジネスにきちんと融資が提供されれば売上や利益は飛躍的に伸びる可能性がある。

First Circle は1年ほど前にプラットフォームをローンチして以来、約500件の融資を提供しているという。融資の平均規模は1万米ドルで融資期間は通常3か月だ。

201704_First-Circle-team
CEO Patrick Lynchs 氏(前列中央)と First Circle コア・チーム

フィリピンにおいて融資による中小企業支援が秘める可能性は非常に大きい。 Deloitte と Visa が共同で作成したレポート(PDF)によれば、中小企業は国内総生産(GDP)の35%を占め、雇用の65%を担っているという。しかし、金融へのアクセスの面ではフィリピンの中小企業は近隣諸国に比べて一段と厳しい状態にある。

リスクに対して責任を負う

e コマース企業は売上などの情報の透明性が高くリスクアセスメントが容易なため、First Circle はそうした企業との契約を得意としており、Lazada などの主要な e コマースサイトと提携している。もちろん e コマース以外の企業も融資の対象だ。

First Circle は自身のバランスシートから融資を行っている。

この点において、インドネシアなどの東南アジア諸国で急成長している多くのピアツーピア型(P2P)融資プラットフォームとは異なる。

これらのプラットフォームでは、プラットフォーム所有者ではなくサードパーティ投資家が融資を提供するというのが一般的なオンライン融資の形式だ。

Patrick 氏にとってその違いこそが重要なのだという。長期的な持続可能性を手に入れるためには、債務不履行のリスクに自ら責任を負う必要があると彼は考えている。

その意味では、First Circle は P2P 融資スタートアップよりも銀行のような伝統的な貸し手と似ている。

「貸し手はリスクを管理することで利益を得ます」と彼は言う。

Patrick 氏は Morgan Stanley、他の共同設立者は Goldman Sachs、McKinsey、Amazon で働いていた経験があり、チームは金融と運営業務における豊富な経験を活かしている。

金融商品の比較サイトを運営している Compare Asia Group に勤めていたとき、Patrick 氏はまず香港、その次はフィリピンに転勤した。だが、そこでの在籍期間はわずか1年だった。中小企業向け融資のチャンスを活かして、自ら起業する決断をしたのだ。

今のところ同社はフィリピンに重点を置いているが、将来的には他の東南アジア諸国への拡大もありうる。

Accion Venture Labs は、マイクロファイナンスおよび金融関連業務で50年以上の歴史を持つグローバルな非営利団体 Accion の投資部門。

【via Tech in Asia】 @techinasia

【原文】