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エンジニアの負担を軽減、ソースコードの自動レビューやバグを検出する「SideCI」のβ版がスタート

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株式会社アクトキャットは、ソフトウェアエンジニアに特化した開発効率向上支援のための継続的インテグレーションサービス「SideCI(サイドシーアイ)」のサービス提供を本日より開始したことを発表した。 ソフトウェアエンジニアは、いたるところで不足している。そんな中、エンジニアの仕事の一部をの継続的インテグレーションサービスがエンジニアに代わって実施し、エンジニアの仕事量を削減する仕組みに注目が集まって…

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株式会社アクトキャットは、ソフトウェアエンジニアに特化した開発効率向上支援のための継続的インテグレーションサービス「SideCI(サイドシーアイ)」のサービス提供を本日より開始したことを発表した。

ソフトウェアエンジニアは、いたるところで不足している。そんな中、エンジニアの仕事の一部をの継続的インテグレーションサービスがエンジニアに代わって実施し、エンジニアの仕事量を削減する仕組みに注目が集まっている。SideCIはそんなニーズに答えることを目的としている。

SideCI は GitHub 上で開発をしている Rails プロジェクトのコードを自動レビュー、セキュリティホールの検知、バグを産む可能性の高いコードに対する指摘、不具合などがありアップデートの必要があるライブラリの検知などを行ってくれる。

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GitHubにコードをPushすると、SideCIはコードを自動的にレビューしてくれる。また、SideCIにログインすると、上の画像のようなダッシュボードから、問題の数や、問題が増えているか減っているかの推移を把握することができるようになっている。解析結果のコードスニペットはユーザ毎に暗号化され、SideCI上に保存されず、SideCIのチームがコードを閲覧することもない。

SideCIは今後、テストやデプロイの自動化などの機能追加、Ruby以外のプログラミング言語への対応などを行う予定だ。

アクトキャットは、Q&Aアプリ、プログラミング学習サイト、カットモデルと美容師のマッチングサービスなどを提供してきたスタートアップだ。TechCrunch Tokyo2013 での登壇、Incubate Camp 6thへの参加経験がある。

同社はこれまで複数のウェブサービスやスマートフォンアプリを多言語・多プラットフォームで開発し、提供してきた。こうした経験をいかしてエンジニアが抱えるニーズを理解し、サービスの開発に活かす。

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向上する起業家のレベル、熱戦を繰り広げた「Incubate Camp 6th」決勝プレゼン

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11月30日、12月1日の一泊二日で開催されているインキュベーションプログラム「Incubate Camp 6th」。事業案のピッチ、投資家たちによるメンタリング、投資家からのドラフト指名を経て起業家たちが投資家とペアを組み、一日かけて事業プランをブラッシュアップを行った。改善された事業案を手に、起業家たちが決勝プレゼンに臨んだ。 【関連記事】 寝る間を惜しんで事業プランの改善!夜更けへ向かう「I…

11月30日、12月1日の一泊二日で開催されているインキュベーションプログラム「Incubate Camp 6th」。事業案のピッチ、投資家たちによるメンタリング、投資家からのドラフト指名を経て起業家たちが投資家とペアを組み、一日かけて事業プランをブラッシュアップを行った。改善された事業案を手に、起業家たちが決勝プレゼンに臨んだ。

「Incubate Camp 6th」の説明資料によれば、今回のプログラムで優勝した起業家には、300万円の初回投資に加え、3000万円の追加投資の提案が即時に行われるという。

サムライインキュベートの榊原氏、ミクシィの朝倉氏や、B Dash Ventures 渡辺氏、ニッセイ・キャピタルの永井氏、DeNAの五嶋氏が審査員として事業プランの審査を行った。

決勝プレゼン

マイホームプランニングサービス

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小澤氏がプレゼンしたのは一戸建ての購入を夢見ているユーザの計画不足と情報不足を解決するサービスだ。初日のピッチでは家計の予算配分を最適化するサービスだったが、住宅購入における課題にフォーカスしたサービスとなった。

住宅購入のニーズは大きいが、購入したい物件の情報がない、資金準備が間に合っていないなどタイミングのズレがあって買いたいけれど買えていない人が多いと小澤氏は考える。

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これまでは、すぐに家を買える人をフィナンシャル・プランナーがサポートしてきていたが、小澤氏のプランではフィナンシャル・プランナーがサポートして住宅購入に必要になる資金の準備からサポートすることを狙う。

フィナンシャル・プランナーのネットワークやデベロッパーとのつながりなどを作ることで、資金準備の計画不足と情報不足の解消できるようにする。住宅の契約のタイミングの課金でのマネタイズを考えているという。

スマホアクセサリー「ウィンクル」

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武地氏は今回のプログラムで唯一ハードウェアでの事業を考えている人物だ。すでにハードウェアコンテストの「Gugen」に出展し、クラウドファンディングサービスのCAMPFIREで60万円以上の資金を調達している。

ウィンクルは、スマホのジャックに差し、ペアでこのデバイスを差している人同士がウィンクルを向け合うと光るというスマホアクセサリーだ。投資家とのメンタリングを経て、武地氏はこのハードウェアでのビジネス化を目指して、キャラクターとつながるファンクラブのような仕組みをつくろうとしている。

ライブグッズとしてウィンクルを販売し、ファンにウィンクルを持ってもらう。キャラクターとつながるファンクラブを用意し、ウィンクルを持っているファン限定にメッセージが届くようにする。ウィンクルをファンクラブの会員証兼、キャラクターとのコミュニケーションツールとしていくようなプランだ。

マネタイズは、ウィンクルの販売、ファンクラブの会員費、アプリ上の課金などを考えており、オタク市場を狙っていくという。バーチャルアイドルとのコミュニケーションを図りたい、というニーズがあることは考えられるが、こうした実現方法が受け入れられるかどうかは気になるところだ。

spready

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河野氏はネット上の議論の様子をビジュアライズするサービスを考えていたが、C向けにサービスをチューニングしていった結果、ニューステクノロジーサービスの発展系のようなサービスを提案した。

新聞のニュースが、事実情報しか伝えることがなく、現象の要素や本質が含まれていないこと、関連・比較情報が足りていないことなどに課題を感じたことが起点となっている。ただの情報だけではなく、それを咀嚼できるような、知識を知恵に変えるサービスが「spready」だ。

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同サービスを利用すると関連情報も一緒にバブルのような形式で表示され、タップすることでどんどん情報が表示されていくようjなサービスだ。カテゴリなども俯瞰・セマンティックに選ぶことができるようにする。これは、河野氏のチームが人工知能とセマンティックに強いという点を活かしていくことになる。

機械学習によって、ソフト側が成長し、自分自身の選択を客観視することでデータという形で可視化し、データを売ることなどを考えているという。

スーツ/シャツのオーダーメイド「Lifestyle Design」

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ホームレスだった男性の身だしなみを整え、シャツをスーツを着せて社会復帰を支援したNPOのプロジェクトの紹介から入った森氏のプレゼン。そのプロジェクトのように、ライフスタイルの変化を人に楽しんでもらいたいと考える森氏の事業案は海外でも盛り上がりを見せるインターネットを通じたスーツ・シャツのオーダーメイドサービスだ。

大量生産の時代から、自分にパーソナライズされたものへの好みの変化、オリジナルのモノの価値が向上していることなどから、オーダーメイドサービスを狙う。サービスの仕組みはシンプルなものとなっているが、森氏が「ワンクリックUI」と呼んでいる、クリックしていくだけで簡単にオーダーメイドを作っていける仕組みなどを用意している。

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2014年春の就活市場を取りに行くために、キャンペーンをしかけ、現在伸びているギフト市場に合わせてギフトチケットによるプロモーションを予定するなど、プロモーションに力を入れていく予定。ブランディングに力をいれることで、日本で伸びてきていないオーダーメイドサービスの問題点を解決できるという考えだ。

メンズ向けのスーツを仕掛けたあとは、アクセサリー、カジュアルウェア、レディースへの展開、その後海外への展開なども視野に入れている。来年2014年2月にローンチ、4月にはアプリのリリースを考えているという。

人材動画データベース「Job Crew」

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仲子氏は「初めて出会う」タイミングが求人におけるボトルネックになっていると考え、その課題を解決するために、スマホテレビでインタビューし、その映像を録画、データベースを構築していくというサービスだ。

海外では動画スクリーニングが進んでおり、それを日本でもという狙いのサービスだが、仲子氏はこれまで動画選考の領域にも取り組んできており、動画選考の課題も見えているという。それは動画を投稿することが面倒だということと、採用側も選考にコストがかかるということ。

それらの課題を解決するために、「Job Crew」ではスマホを使ってテレビインタビューを実施し、それを録画、評価していく。インタビューなどの作業はフリーの人事部経験者やキャリアカウンセラーに安価にアウトソースすることを想定しているという。

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これにより、集客から事前スクリーニングまで行う求人メディアを立ち上げ、日本最大の動画人材データベースの構築を目指す。価格は一人あたり70万円を想定しており、月に5人ほど採用できれば損益分岐点となるという。スクリーニングにかかるコストが下がり、一人あたりの採用にかかる費用も減ることになる。

次世代の掲示板「BOARD」

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PCからスマホにインターネットにアクセスする端末が変わってきた中で、かつてはあったインターネット上にあったたまり場のような場所がなくなってきてしまったのでは、と考える村岡氏がプレゼンしたのはLINE時代の2ちゃんねるのようなサービスだ。

村岡氏が考える次世代の掲示板とは、

  • こんな人と話したいを強制的にかなえる
  • 山ほどくるコメント

以上の要素が必要だと考えているという。

「BOARD」では職業、年齢を入力してもらいプロフィールを作成する。ユーザはその情報で他のユーザをソートして、指名できる。指名された人はログインの際にそのトピックに強制的に参加させられる。その仕組を用意して、話したい人と高確率で話せるようなコミュニティを構築する。

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コメントをすると「いいね」を付けられるようにする。いいね数によってトピックがフィーチャーされるという機能もつけることで、コメントするインセンティブをつけ、コメントの数を増やす狙いだ。UIのイメージは、LINEのチャットのようになっており、流れていく仕様となる。

掲示板サービスには珍しく実名制だという。「ネットのたまり場を再現したい」しようというサービスが、実名制でどの程度盛り上がるのだろうか。

遊びをソーシャルにする「Vivid」

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水谷氏はレジャー産業の約22兆円の市場を狙う。FacebookやLINEなどで遊びに行きたい!となった想いをなくしてしまわないように、遊びへのモチベーションをそのまま遊びにつなげたいと考えている。

人は、人とつながることで遊びに行きたいと考えるようになる。水谷氏は遊びに至るまでのフローを「調査→企画→購買→体験→共有」だと考えており、Vividは上流のフローからユーザと関わることを狙う。

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Vividの他に、Brinearという遊び情報の発信を行うオウンドメディアを立ち上げることを考えている。様々な遊びに関する記事を掲載し、その中に「行ってみたいボタン」を用意。ユーザがそれをクリックすると、Vividに遷移し同じように「行ってみたいボタン」をクリックしたユーザ同士で自動でグループが立ち上がり、その中で遊びにいくためのコミュニケーションをとることになる。

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さらに「いつ行くボタン」をクリックするとFacebookイベントのようなイベントページが生成され、先述したような遊びへの動線をスムーズにすることで、ストレスなく遊びにいけるにすることを狙う。マネタイズはオウンドメディアでのタイアップ広告などを想定している。

旅のソーシャル化を目指すサービス「trippiece」が成長していることから、Vividも成長が見込まれる。

お薬手帳をアプリ化「mNote」

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喜納氏はお薬手帳のアプリ化を目指している。お薬手帳(または薬識手帳)とは、調剤薬局や医療機関にて調剤された薬の履歴(服用歴のようなもの)をまとめた手帳のことだ。

一般的には、処方箋と一緒に調剤薬局で手帳を提出すると、調剤された薬が一覧となって書き込まれる。ラベルプリンターで印刷されたラベルシールの形態で貼付けられることもある。

この手帳をアプリ化することで患者や薬局にメリットをもたらしたいと考えている。最初は写真撮影によるスキャンにより処方箋の情報の取り込みを行い、将来的にはレセプトコンピュータとのつなぎ込みにより、自動データ提供に対応する予定だ。レセプトコンピュータとは、レセプト(診療報酬明細書)を作成するコンピュータのこと。

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会員の獲得には、調剤薬局と提携することで薬を購入するアプリをインストールしてもらうことを考えているという。同アプリの導入により、調剤薬局には、患者の会員化や薬局で利用できるポイントの導入、ジェネリック医薬品の販売をユーザに促すことで利益の拡大などを想定している。

アプリではユーザが服用している薬がわかるため、ターゲットが明確になり、ジェネリック医薬品向けの広告販売などを行う。その他、地域別の薬品の販売データを集計し、医薬品メーカーに提供することなどを想定しているそうだ。

1万インストールを目指し、薬の服用時間のリマインドや行動のレコメンドなど応用はできそうだが、超えるべき壁がいくつかありそうなサービス。

生産者と店舗をつなぐプラットフォーム「agrimate」

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川岸氏は、1年ほど前に会社を立ち上げ、農業の流通ビジネスに取り組んできた。1年の経験から農業の実情や流通の厳しさを痛感し、今回のプログラムにてプランのブラッシュアップをした。

最近政府は「減反政策」を5年後に廃止する方針を正式に決定。現在支給されている定額補助金は、2014年度から半減、2018年度に廃止されることとなっており、農家にとって新しい取り組みへの対応が必須となっている。

従来のJAの流通はローリスク・ローリターン、Oisixなど個人向けネット流通は競争が激化しており送料がネックとなってくる。そこでagrimateが狙うのは小売店や飲食店向けの販路開拓だ。

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店舗にとって通常営業をしながら、野菜の新たな仕入れ先を探すことは困難であるため、agrimateを活用することで、検索やレビューによって、仕入れ先探しを簡略化される。生産者と店舗は相互の評価や手軽に携帯で出品が可能にすることも考えている。取引金額の10%を課金することによるマネタイズを想定している。

高齢化が進む生産者がIT化に対応できるか、飲食店側が新しい仕入先に対応するかどうかが重要になってくると考えられる。

次世代のプログラミング環境サービス「コードキャット」

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米本氏は初心者のプログラマの即戦力化や、優秀なエンジニアをよりクリエイティブな仕事に集中できるようにするためのプログラミング環境サービスを考えている。

Githubの登場により、コードを書いていく過程において、それまで問題になっていた作業のバッティングがなくなり、かわりに不要な差し戻しの発生するようになった。この差し戻しの作業量を減らすために、最低限必要な差し戻しのみ発生する状態を作る狙いだ。

比喩表現として用いられたのはライターとエディターのやりとりだ。細かい言葉のルールの部分などでやりとりが重なると双方が疲弊してしまう。コードの細かいズレなどが多くなってしまうと、似たような疲弊がエンジニアにも起こる。これをシステムでカバーしていくことで、初心者エンジニアのミスを減らし、優秀なエンジニアがよりクリエイティブな作業に集中できる環境を作り上げる。

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具体的には、ルールのデータベースを作成し、エンジニアが利用するエディタとリアルタイムに同期させ、正しいルールを表示させることで、エンジニアにルールを守らせるというものだ。既存のプラクティスをルール化し、ベストプラクティスを作るエンジニアたちによりルールはアップデートされていく。

Githubと連携することで、定期的にコードが汚くないかのチェックをしてくれるようにする。コードキャットはGithubを中心に成長していく狙いだ。価格は個人利用と法人利用に分け、個人ではプロジェクト数によって決まり、5プロジェクトで月700円。法人利用ではメンバー数によって決まり、一人あたり月3000円という価格となる。

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不動産個人売買のマーケットプレイス「スマイマッチ」

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藤本氏が考えているのは不動産の個人売買のワンストップサービス「スマイマッチ」を考えている。藤本氏は、相続資産の拡大や、消費税の増税などの背景からこの市場が拡大すると考えている。現在の中古住宅市場が約10億円、これが約40億円まで拡大すると見ているという。

個人の不動産売買にはこれまで不透明な取引慣行などの問題点があった。「両手仲介の横行」や「高額な手数料」などの課題をクリアするために、個人が直接取引できる不動産マーケットプレイスの実現を目指す。

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スマイマッチでは物件査定、個人売買の広告メディア、売買事務サポートの3つを行う。この3つをすべて行うことがこれまでのプレイヤーとは違うことだと藤本氏は考えている。不動産を出品し、買いたいと思った不動産があれば、匿名性のもとオファーを出し、オファーを受けた側が受け入れると実名でのメッセージのやりとりをすることになる。

出資が決まったチーム

以上、一社はオフレコとのことなので書けていないが、全部で12組がブラッシュアップをした事業プランをプレゼンした。2日間の内容をもとに、審査員とキャピタリストたちによって審査が行われ、結果が発表された。

  • 1st オフレコのサービス
  • 2nd Job Crew
  • 3rd Vivid

タイトルで堂々と書いておきながら、一位となったサービスはオフレコとのことなので、詳細がオープンにできるようになったタイミングでお伝えする。上記の3社の他、「mNote」「agrimate」「コードキャット」の3社はサムライインキュベートから、3社合計で1500万円の出資のオファーがあった。

CAVの田島氏から今回の第6回を総括して、

全体的にレベルが上がっていることを感じました。ただ、サービス自体は良いものが多いにもかかわらず看板の出し方がうまくいっていないため、価値が伝わっていないものも多く、もったいなさを感じました。

あとは提供したい世界観に引っ張られてしまう起業家もいました。そんなときはユーザが求めているものだっけ?ことを伝え、ユーザ視点に引き戻すことがキャピタリストの役割だと思っています。

とのコメントがあった。

今後、「Incubate Camp 6th」はフォローセッションを開催していく。インキュベイトファンドパートナーの和田氏から、「引き続き業界全体を盛り上げていきたいと思う」とのコメントで、熱量の高い1泊2日の合宿は幕を閉じた。

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起業家がインキュベーションプログラムに参加し、投資家と事業を考える価値とは

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11月から12月へと月が変わるこの週末、起業家たちは自分の事業プランを引っさげてインキュベーションプログラム「インキュベイトキャンプ」に参加している。 【関連記事】 寝る間を惜しんで事業プランの改善!夜更けへ向かう「IncubateCamp 6th」の初日 前回、インキュベイトキャンプの5回目に参加した際、メンターとして参加している投資家の方々に投資の判断ポイントや起業家との関わり方についてコメン…

11月から12月へと月が変わるこの週末、起業家たちは自分の事業プランを引っさげてインキュベーションプログラム「インキュベイトキャンプ」に参加している。

前回、インキュベイトキャンプの5回目に参加した際、メンターとして参加している投資家の方々に投資の判断ポイントや起業家との関わり方についてコメントをいただいた。

今回、50人以上の応募から12人の起業家が「IncubateCamp 6th」に参加した。彼らは、なぜインキュベイトキャンプに参加したのだろうか。プログラムに参加した理由、実際に投資家からメンタリングを受け、事業のフィードバックを得た結果の感想を伺ってみた。

なお、どう取材は初日の夜11時ごろから1時ごろにかけて実施した。一晩明け、朝になっても早くからどの起業家もプランの確認、資料作りなどを行っている。

起業家たちの声

森氏は「シャツクル」というシャツやスーツのオーダーメイドサービスを考えている。

参加理由:
起業しよう!と思って、優勝狙いで参加しています。前職はメルカリに勤めていて、サービスの作り方などを学びました。

メンタリングを受けて:
事業のスケールが上がりました。大切なコンセプトなどはぶれていませんが、どうすればさらに大きなスケールにできるかを考えられるようになりましたね。

水谷氏は、遊びをソーシャルにするサービスを考えてキャンプに参加した。

参加理由:
いくつかありますが、ネット業界で著名な投資家の人たちに会えるというのが一番ですね。これだけの投資家から意見を聞けるのはとてもいい機会です。会社を退職して起業することも決めていたので、起業するためでもあります。

メンタリングを受けて:
アドバイスポイントが人によって違うのがおもしろいですね。 ビジョンを重視して組み立てるようにアドバイスをする人もいれば、ビジネスモデルを重視してアドバイスする人もいます。その中間で、考えていることを引き出すようにパス出しや、質問を投げかけてくる人も。メンタリングをうけてかなりよくなっていると思います。

武地氏は、Gugenに出展しCAMPFIREで資金調達をしたプロダクトを持ってプログラムに参加している。

参加理由:
自分の作りたいものを作ることはできたので、それでビジネス化できるかどうかを試したいと思って参加しました。

メンタリングを受けて:
フィードバックを受けて、狙う市場を変えていくことにしました。私個人の強みを理解してもらい、それを生かせる案ももらえたので、参考になっています。

深夜作業中の起業家たち
深夜作業中の起業家たち

仲子氏はスマホアプリによる次世代の転職サービスを考えている。

参加理由:
すでに会社を立ち上げて1年ほど。資金調達したいなと思い参加しました。インキュベイトファンドのことは知っていたので、ぜひインキュベイトファンドと一緒にやりたいと思っていたことも参加動機のひとつ。一度に多くの投資家と会えるので、この機会に参加しようと思いました。

メンタリングを受けて:
メンタリングを受けて、事業の実現可能性が高まったと思います。自分の中で詰め切れず、ぼやっとしていたところが詰まった感じです。インキュベイトキャンプ中ではアウトプットする機会が2回あり、投資家の方に無料でコンサルを受けたような状態。時間の密度が異なり、自分だけで考えているよりも価値ある時間になりました。

小澤氏は金融関連のサービスをやりたいと考えて、このプログラムに参加した。

参加理由:
現在、私は金融の業界で仕事をしており、ITや起業にはネットワークや知識がありません。自分にはない知識やネットワークを借りたいと思い、参加しました。

メンタリングを受けて:
サービスについて、ニーズはありそうだけど、刺さらないとフィードバックをもらっています。投資家とマンツーマンで話をしながら、自分が取り組みたい問題はどこなのかを確認し直している段階です。

川岸氏は農家と直接つながる野菜の販売プラットフォームをつくろうとしている。

参加理由:
縁あってこのプログラムを紹介してもらい、参加することにしました。会社はすでに1年ほど経営しており、今回は資金調達も視野に入れつつの参加です。1年間経営をしてきた割には、投資家とつながることもあまりなかったので、投資家とつながる良い機会だとも捉えています。

メンタリングを受けて:
自分で事業を考えていたときに、ターゲットから外していたところを視野に入れてみてはどうか、というアドバイスをもらいました。このままではユーザ層を伸ばすのは厳しいのでは?という指摘や、事業をどう伸ばしていくのがいいのか、という話をもらい、類似したサービス・事業の例を教えてもらうなど、貴重なフィードバックをもらいました。

河野氏はオンラインの議論を可視化するサービスを提供しようとしている。

参加理由:
プロダクトはある程度できていて、その自分のプロダクトがどれくらい投資家に受け入れられるのか試してみたかったというのが参加理由です。将来的に大きめの出資を受けることも見据え、シード投資の可能性があるこのプログラムにも参加してみることにしました。

メンタリングを受けて:
投資家の考え方や見るポイントが勉強になりました。自分にとっては知らなすぎて世界だったので、多くのことを学べています。

残念ながら全員の起業家のコメントをもらうことはできなかったが、その参加理由や投資家からメンタリングを受けることによる価値も様々だ。

すでに起業している人もいるし、これから起業を考えている人もいる。出資を勝ち取ることを考えている人もいれば、自分のプロダクトがビジネスとしてどれくらい可能性があるのかを探りたくて参加する人も。

こうした多様な起業家に対応し、その事業にフィードバックを行っていく投資家たちは、以前インキュベイトファンドの方々が語ってくれた「投資家は経営者の成長率が最大となるような触媒」なのだろう。

決勝プレゼンは本日の13時から。起業家の方々からコメントをもらった段階では残り12時間ほどだった。あと残り数時間を使って、良いプレゼンを作り上げてもらいたいと思う。

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寝る間を惜しんで事業プランの改善!夜更けへ向かう「IncubateCamp 6th」の初日

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インキュベイトファンドが開催するインキュベーションプログラム「インキュベイトキャンプ」。過去5回に渡って開催してきた同プログラムの第6回目となる「IncubateCamp 6th」が、この週末、成田の地で開催されている。 【関連記事】 投資家は経営者の成長率が最大となるような触媒にーー「IncubateCamp 6th」のエントリーが開始 – THE BRIDGE 初日のプログラムは、…

インキュベイトファンドが開催するインキュベーションプログラム「インキュベイトキャンプ」。過去5回に渡って開催してきた同プログラムの第6回目となる「IncubateCamp 6th」が、この週末、成田の地で開催されている。

初日のプログラムは、参加者の起業家たちによるピッチと、豪華投資家陣によるメンタリング。起業家と投資家のペアを決めるためのドラフトを経て、起業家と投資家が1対1のペアを組み、一晩かけて事業プランを考えるところまでを行う。

起業家になりたての参加者にとって、実績ある投資家たちと事業やサービスを考えることは価値ある時間となるはずだ。

会場となっている「インターナショナルガーデンホテル成田」の会議室が24時間使用できるようになっており、体力の許す限り事業とサービスを考えることが可能となっている。

ピッチで発表されたサービスは以下のようなものだ。これがこのあとブラッシュアップされ、明日の決勝プレゼンで発表される。

  • モバイルと動画を活用した転職サービス
  • パーソナルなヘルスケアサービス
  • 家計管理や資産のアドバイスを行う個人向けのフィナンシャルプランナーサービス
  • 生産者から直接野菜を購入し直送するプラットフォーム
  • オーダーメイドのシャツ・スーツをデザインできるサービス
  • CAMPFIREで資金調達を実施しハードウェアコンテストGugenにも出展しているハードウェア
  • 遊びに出かけることのソーシャル化を目指すサービス
  • インターネット上での議論のビジュアライズを目指すサービス
  • プログラミングコードを自動変換し開発効率をあげるサービス
  • 不動産に特化した個人売買のマッチングサービス

現在の時間は、夕食も終えて、参加した起業家と投資家のペアは各自事業プランのブラッシュアップに取り組んでいる。

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二人で話しながら事業を詰めるペアや、黙々と資料を作りこむペアなど、その進め方は様々。最初のアイデアが、明日の決勝プレゼンの場ではどのように化けるのだろうか。

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投資家は経営者の成長率が最大となるような触媒にーー「IncubateCamp 6th」のエントリーが開始

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先月、インキュベイトファンドのデモデイと若手起業家向けカンファレンスを兼ねた「Incubate Fund Days(以下、IF Days)」が開催された。このインキュベイトファンド初の試みに合わせ、本誌でも「投資家・起業家対談」を掲載し、インキュベイトファンドが投資してきた起業家との関係性にスポットライトを当てた。 「オールイン」を三回繰り返したら世界に届くーーインキュベイトファンド本間氏×gum…

先月、インキュベイトファンドのデモデイと若手起業家向けカンファレンスを兼ねた「Incubate Fund Days(以下、IF Days)」が開催された。このインキュベイトファンド初の試みに合わせ、本誌でも「投資家・起業家対談」を掲載し、インキュベイトファンドが投資してきた起業家との関係性にスポットライトを当てた。

これまで、インキュベイトファンドは、インキュベーションプログラム「インキュベイトキャンプ」を5回に渡って開催してきていたが、デモデイを開催したのは今回が初めて。

「IncubateCamp 6th」のエントリーをスタートした、インキュベイトファンド代表パートナーの和田圭祐氏とアソシエイトの佐々木浩史氏に、IF Daysのことを振り返りと、「IncubateCamp 6th」について話を伺った。

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IF Daysを振り返って

これまで、インキュベイトファンドは起業家にとって、事業を伸ばすことが最優先項目であり、ファイナンスはその一手段であること。そして、ファイナンスのタイミングも、社によってまちまちであることから、デモデイの開催を控えていました。

第5回のキャンプを終えて、ポートフォリオが19社になり、各社にもドライブがかかり始めたため、これまでバラバラと紹介していたスタートアップたちを業界の方々向けに一度に紹介する場を、と思いIF Daysを開催しました。

IF Daysは、業界全体に「スタートアップを盛り上げていきましょう」というメッセージを発信し、ポートフォリオの各社にもそれぞれに合ったパートナーを紹介する良い機会になりました。

今回のIF Daysは、「起業家支援の目線が上がるきっかけにもなった」と和田氏は語ってくれた。今回話を伺って、インキュベイトファンドの業界全体で盛り上げていこうという姿勢や、投資家と起業家が一緒に事業を作り上げていく関係は、プログラムであるインキュベイトキャンプにも強く現れていると感じた。

投資家と起業家の関係

筆者はインキュベイトキャンプの第5回を現地で取材し、その熱気を感じていた。

このプログラムでは、インキュベイトファンド以外の投資家も参加し、メンタリングを行う。初日の後半では起業家から一緒に事業を練りたい投資家を指名し、翌日の決勝プレゼンまで起業家と投資家が共に事業を練っていく。

参加した投資家の方々についてはこちらの「「一緒に事業を作っていきたい」ーーキャピタリストたちに聞いた投資の判断ポイントや起業家との関わり方」を参照されたい。


(第5回のキャンプでメンタリングを行う和田氏)

「投資家の目利き」という表現を耳にすることがありますが、投資家が選ぶ前に、投資家が起業家から選んでもらわなくてはいけません。

こうした考えが、キャンプのプログラムにも現れているように思う。IF Daysやキャンプのプログラムに現れるインキュベイトキャンプの投資スタンスや考え方はどのようなものなのだろうか。

投資家は経営者としての成長率が最大となるような触媒に

投資家は経営者としての成長率が最大となるような触媒にならなければなりません。起業家の良い部分に気づき、そこをどう伸ばすかを考える。自分たちが経験してきたことを共有することで、避けられる失敗を回避したり、パートナーとなる候補を紹介したりと、触媒となるために使えるリソースを活かすことが重要だと考えています。

丹下段平や鴨川源二などを例に出しながら、投資家は「セコンドに近い仕事」だと語ってくれた。名セコンドがついたボクサーたちのように、インキュベイトファンドが求める起業家とは、ストイックに、成長意欲の高いタイプだという。

あきらめない、投げ出さない人。素直な人。不退転の覚悟を決めた人。そんな人と一緒にやりたいと考えています。

第6回インキュベイトキャンプ

IF Daysを開催し、ひとつの区切りを迎えたインキュベイトファンドは、第6回のインキュベイトキャンプの募集を開始する。

WIL西條晋一氏、CAV田島聡一氏、ユナイテッド 丸山聡氏、GCP 高宮慎一氏、ITV 河野純一郎氏、B Dash 西田隆一氏、ANRI 佐俣アンリ氏と、今回のキャンプも豪華な投資家陣がゲストキャピタリストとして参加。

これだけの投資家の洗礼を浴びてスタートしていけるのは中々ないこと。このステップを活用してもらえたら。

と、佐々木氏は今回のキャンプの魅力を語る。エントリー〆切は10月27日。キャンプは11月30日、12月1日の二日間。キャンプへのエントリーはこちらから。10月19日には説明会も開催される。

彼らと一緒にスタートアップしてみたいという起業家の方はぜひチャレンジしてみてほしい。

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