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第四のスマートスピーカ「Josh.ai」、狙うはハイエンド住宅特化のホームIoT市場

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※本記事は.HUMANS社が運営するメディア「THE .HUMANS MAGAZINE」からの転載 GAFAが参入するスマート・ホームスピーカー領域、まだまだ先があるようです。 スマートホーム市場は2018年時点で766億ドル規模。2024年には1,514億ドルにまで、ほぼ倍増する成長市場です。年間平均成長率は12.02%。なかでもスマート・ホームスピーカーで言えば、2018年には52%がAmaz…

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※本記事は.HUMANS社が運営するメディア「THE .HUMANS MAGAZINE」からの転載

GAFAが参入するスマート・ホームスピーカー領域、まだまだ先があるようです。

スマートホーム市場は2018年時点で766億ドル規模。2024年には1,514億ドルにまで、ほぼ倍増する成長市場です。年間平均成長率は12.02%。なかでもスマート・ホームスピーカーで言えば、2018年には52%がAmazon Alexa、Google Homeが32%、Apple HomePodが12%、その他が4%を占めます

9割以上がGAFAが市場シェアを占めるスマート・ホームスピーカー市場。一般的に、Google Homeに搭載されているGoogle Assistant、Amazon EchoのAlexa、HomePodのSiriを直接相手にするのは、スタートアップにとっては賢明ではない戦略のように思われます。ただ、今回紹介するJosh.aiは競争激しい市場へ参入を果たしています。

デンバーに拠点を置く、家庭向け音声ハードウェアおよびプライバシー重視のAIシステムを開発する「Josh.ai」は4月30日、1100万ドルをシリーズAラウンドで調達したと発表しました。累計調達額は2,200万ドル。出資元の情報は非公開。

Josh.aiは広い敷地を持つ家庭に特化して、独自の音声アシスタントを搭載してある、スマート・ホームスピーカーを含む、IoTシステムを提供しています。照明、音楽、エアコンや暖房、オーディオ/ビジュアル、セキュリティ、家電製品など、家の周りの操作を統合するサービスです。ホームオートメーションシステムは一般的に2.5万ドルから50万ドルのコストがかかりますが、Josh.aiに関しては1万ドルからの価格帯を提示しています。

同社が狙うのは、5,000平方フィート以上の家庭でスマートホームシステムを設置したいニーズです。最近ではホテルやコンドミニアムの建物に導入するなど、商業部門でも事業拡大を狙っているそうですが、卸先の約80~85%は一戸建て住宅。

ハイエンドのスマートホームスピーカー市場プレイヤーは、プロダクトが時代遅れなプロダクトラインナップが並びます。「Crestron」や「Savant」などの大規模なインストールを行う企業は、Nest、Google、Amazon、Appleの製品と競合しており、市場では押され気味。

そこでJosh.aiはシンプルなセットアップかつ広範囲に導入できるスマートホームを提供してます。GAFAにデータを抜かれたくない消費者ニーズも少しずつ高まり、プライバシー対策の高さも評価されているようです。

高所得者層向けに大規模なシステムを設置することで、大口顧客と長期的な関係を築けるようになります。システム運用管理費などの名目で、大きな予算を2Cから引っ張ってくることが可能になります。ニッチな領域でありながら、GAFAに勝つ独自の戦略を採用しています。

日本は中流階級が多く、敷地面積も広い家庭は欧米と比べて限られる印象です。他方、アジア市場全体を見渡すと、中国や東南アジアが所有する広大な住宅が点在しています。こうしたアジアの富裕層をターゲットに、「アジア版Josh.ai」が登場したら面白いかもしれません。不動産企業と組み、スマートホーム化を進められるのであれば、未だ小資本のスタートアップ参入する余地はあるのではないでしょうか。

本稿は次世代コンピューティング時代のコミュニケーションデザイン・カンパニー「.HUMANS」代表取締役、福家隆氏が手掛ける「 THE .HUMANS MAGAZINE」からの要約転載。Twitterアカウントは@takashifuke。同氏はBRIDGEにて長年コラムニストとして活動し、2020年に.HUMANS社を創業した

Josh.aiが800万ドルを調達、スマートホーム向けのアシスタントデバイスを開発

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スマートアシスタント Josh.aiを開発する JStar が800万ドルを調達し、ホーム用のハードウェアをつくり、Google Home や Amazon Echo などインテリジェントアシスタントを内臓する他のデバイスと競う。 ユーザーは、Alexa で起動するデバイス、Google Home、iOS、Android アプリを通じて Josh に話しかけることができるようになった。 Alexa…

スマートアシスタント Josh.aiを開発する JStar が800万ドルを調達し、ホーム用のハードウェアをつくり、Google Home や Amazon Echo などインテリジェントアシスタントを内臓する他のデバイスと競う。

ユーザーは、Alexa で起動するデバイス、Google Home、iOS、Android アプリを通じて Josh に話しかけることができるようになった。

スマートホームアシスタント Josh 内部に入る、JStar 製作中のデバイスのプレビュー

Alexa や Google Assistant のように、Josh を使うとスプリンクラーや照明のようなスマートホームデバイスのコントロールが可能になる。Google Assistant や Alexa と異なるのは、Josh では複数のコマンドを一度に使うことができる点だ。たとえば「Coldplayの曲を流して、キッチンの照明をつけて、ブラインドを開けて」といったように。

技術的には、IFTTT のアプレットを使って Alexa と Google Assistant のコマンドをつなげることもできるが、それには一手間かかる。

人気のインテリジェントアシスタントの多くは、デフォルトでは女性の声を使っているが、Josh.ai は男性と女性の両方の選択肢があるものの、デフォルトでは男性の声を使っている。

Josh.ai の CEO、Alex Capecelatro 氏は VentureBeat からの取材に対して、メールで次のようにコメントしている。

私たちはJoshと男性の声をデフォルトで設定しています。その方がより心地よく感じたからです。サイエンスフィクションのボイスアシスタントの多くが、これまで男性の声でしたし、犬のロゴやペルソナによる私たちのブランディングとも合うものです。

Josh.ai はプライベート・インベスターの名前を明かしていない。今回の800万ドルの資金が加わって、2015年に Capecelatro 氏とコーファウンダーの Tim Gill 氏が Josh.ai をつくって以来、これまでに合計で1,100万ドルを調達している。

現在、同社はロサンゼルスとデンバーのオフィスに、合わせて15名の社員をもつ。今回の資金を活用して、さらに10名の社員を採用する計画だ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】