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トヨタが披露した「ガントリーロボ」は“天井から”お掃除してくれる優れもの(2/2)

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(前回からのつづき)でも、だ。それであったとしてもそれはそこまでの問題ではない。 というのも、このガントリーロボットはTRIのフロアベースの移動ロボットの1つと、頭上移動システムを組み合わせたものになる。チームはロボットを開発しながら、家電製品、家具、テーブルを使ったデモ用のお部屋を完成させた。ここにはロボットが動作するために必要な天井の梁も設置する必要がある。動画では、床型ロボットがテレビを壊さ…

Image Credit:VentureBeat/Toyota Research Institute

(前回からのつづき)でも、だ。それであったとしてもそれはそこまでの問題ではない。

というのも、このガントリーロボットはTRIのフロアベースの移動ロボットの1つと、頭上移動システムを組み合わせたものになる。チームはロボットを開発しながら、家電製品、家具、テーブルを使ったデモ用のお部屋を完成させた。ここにはロボットが動作するために必要な天井の梁も設置する必要がある。動画では、床型ロボットがテレビを壊さずに掃除する様子を23分頃から見ることができる。

ガントリーロボットはあらゆる作業において相当の重力と戦う必要があるので、TRIはかなりガッチリとロボットを天井に組み込んでいた。そのことが可動性をかなり制限してしまう。こういったロボットがお役立ちしてくれそうなお家でも、そこがもし小さかったらやっぱり設置はかなりの負担になるだろう。オンラインで注文してはいどうぞ、というわけにいかなさそうだ。

その一方でもし、ロボットが地上でも移動し、必要に応じて天井に取り付けることができるとしたらどうだろうか?

Image Credit:VentureBeat/Toyota Research Institute

TRIのVP、Max Bajracharya氏はこの取り組みをこう語る。

「ご覧のように私たちは本当に大きな技術的課題に取り組んでいます。しかしこれらの課題は現実世界のニーズに向き合ったものであり、トヨタが社会にポジティブな影響を与えることができると考えています」。

私はTRIが示した天井のコンセプトが好きだ。

特に日本のような狭い家では床にロボットを「住まわせる」スペースがない。確かに現状のガントリーロボットはコンセプトそのままだろう。それ以上でもそれ以下でもない。でも、それでいいのだ。家庭内の物にぶつからずにそれ以上のことができるロボットには、このような革新的な研究が必要なのだ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

トヨタが披露した「ガントリーロボ」は“天井から”お掃除してくれる優れもの(1/2)

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日常生活で見られるようになった典型的な家庭用ロボット、と言えばやはり血の通っていないあの円盤掃除機だろう。残念だがイノベーションのピークとは到底思えない代物だ。多くのロボット研究者は自動車や軍事用途に焦点を当ててきたが、トヨタ・リサーチ・インスティチュート(TRI)は今週、家庭向けの最新の取り組みを披露した。 確かにVRコントローラを使って人間がロボットに教えるフリートラーニングのような方法は新し…

Image Credit:VentureBeat/Toyota Research Institute

日常生活で見られるようになった典型的な家庭用ロボット、と言えばやはり血の通っていないあの円盤掃除機だろう。残念だがイノベーションのピークとは到底思えない代物だ。多くのロボット研究者は自動車軍事用途に焦点を当ててきたが、トヨタ・リサーチ・インスティチュート(TRI)は今週、家庭向けの最新の取り組みを披露した。

確かにVRコントローラを使って人間がロボットに教えるフリートラーニングのような方法は新しいものではない。TRIや他の企業がそういったことをするのは以前にも見たことがある。

ただ、今回の逆さロボットは全くもって初めての経験だった。

TRIの「ガントリーロボット」は天井から降りてきて、食洗機に食器を片付けたり、拭き掃除をしたり、ゴミの片付けなどの作業をやってくれる。TRIの最も革新的なコンセプトだろう。頭上の骨組みに取り付けられているので、ロボットは家具や、形の揃わないモノ、ペット、そしてお家の主人にぶつかるのを避けることができる。

作業が終わると、ロボットは自分自身を畳んで邪魔にならないようにしてくれる。

先月、私はBoston DynamicsのCEO、Robert Playter氏と議論した時にも伝えたが、ロボットはまずキラーアプリ(利便性)の前にモビリティ(移動性)を解決する必要がある。そしてそう、このTRIのデモを見ていたとき私はこのことを考えていた。

ガントリーロボットは確かに真のモビリティは獲得できていない。あらゆる方向に移動することはできる。しかし天井に設置されている部屋に限定されてしまうのだ。この方法だと確かにこれまで無理だった課題を解決してくれたのだが、新しい課題を生み出してしまう。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

トヨタら自動運転など促進、約880億円ファンド「ウーブン・キャピタル」設立

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トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(TRI-AD)は9月10日、運用総額8億米ドル(約879億円)のグローバル投資ファンド「Woven Capital, L.P.(ウーブン・キャピタル)」 の設立を発表した。運用期間は10年で、ウーブン・プラネット・ホールディングス株式会社の100%子会社であるWoven Capital Management Company, L…

「ウーブン・キャピタル」関連組織図・画像:トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント

トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(TRI-AD)は9月10日、運用総額8億米ドル(約879億円)のグローバル投資ファンド「Woven Capital, L.P.(ウーブン・キャピタル)」 の設立を発表した。運用期間は10年で、ウーブン・プラネット・ホールディングス株式会社の100%子会社であるWoven Capital Management Company, L.L.C.が運用を手掛ける。

TRI-ADは2018年3月にトヨタ、デンソー、アイシンの共同出資で設立された自動運転および高度安全支援の技術開発を目的とした研究開発組織。ウーブン・プラネット・ホールディングスはその組織体を持株会社を中心に変更したもので、2021年1月に設立予定。

事業会社としてのウーブン・コアとウーブン・アルファに対し、ウーブン・キャピタルは投資領域を手掛ける。革新的なテクノロジーやビジネスモデルを開発している成長段階の企業に投資するファンドとして、自動運転モビリティ、自動化、人工知能、機械学習、データアナリティクス、コネクティビティ、スマートシティへの投資を実行する。

また、アーリーステージの企業を投資対象とするToyota AI Venturesの投資先会社のグロース投資も役割として担い、グローバルな投資を迅速に実施するため、他のVCファンドにもLP投資するとしている。

via PR TIMES