Oculus役員:多人数同時参加型が、バーチャルリアリティの次のトレンドになるのは「疑いの余地なし」

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Image Credit: Flickr/Sergey Galyonkin
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テキサス州オースティン発 — 多人数同時参加型のバーチャル世界がOculusで実現するようだ。

Oculusのような資金豊富なVRシステムが多人数同時参加プレイゲーム、ソーシャルバーチャル世界のプラットフォームになることは当初から当然の成り行きとみられていたようだ。

それはFacebookが昨年、Oculus VRを20億米ドルで買収したことでさらに現実味を帯びた。この買収を主導したのは当時Facebookでエンジニアリング部門のバイスプレジデントを務めていたCory Ondrejka氏(元Linden Labの共同設立者でCTO、バーチャルワールドSecond Lifeのデベロッパー)であった。Ondrejka氏は12月にFacebookを去った。

ここSouth By Southwest(SXSW)にて昨日、Oculus世界スタジオヘッドを務めているJason Rubin氏がVentureBeatに語った(編集部注:原文掲載3月15日)。「疑いようもなく大規模マルチプレーヤーの経験ができる日が近づいています」。

Above: Oculus head of worldwide studios Jason Rubin. Image Credit: Daniel Terdiman/VentureBeat
上: Oculus世界スタジオヘッドを務めるJason Rubin氏
Image Credit: Daniel Terdiman/VentureBeat

Oculusその他競合する複数のVRプラットフォームが消費者向けローンチに向けて鎬を削っているため、オープンエンド、ソーシャル、3Dバーチャルの世界の進化をもたらす次のステップはテクノロジーであるという考え方は、以前にも増してもっともなことだと言える。こうした世界は、視覚的にも経験的にも豊かな環境でユーザーが数え切れないほどの人と出会えるシステムとなるだろう。

まだFacebook自身が大規模マルチユーザオンライン(MMO)システムを開発するのかは定かではない。昨年OculusのCEO、Brendan Iribe氏はFacebookに買収されたことについて、Oculusは「バーチャルリアリティに10億もの人が身を置くようなMMOになるだろう」と語った

昨日行った会話の中では、Rubin氏は具体的な話をせず、OculusやFacebookの計画については一言も告げなかった。だが、彼は「たくさんの人々」が永続的なバーチャル世界の構築作業を行っていると伝えた。このようなバーチャル世界では、大勢のユーザが同時にログインでき、意図的にもしくはランダムにお互いと出会えるようだ。

ニール・スティーヴンスン氏は、著作『スノウ・クラッシュ』において、ユーザが完全にその世界に入りこめるような広大で豊かなソーシャルなデジタル世界を思い描いた。この本はSecond Lifeその他多くのバーチャル世界を生み出すきっかけになった。

永続的なオンラインの世界の中には、現実世界と同様に、ある種の乗り物に乗って歩いたり移動したりすることでユーザーが動き回れることがある。また別の世界では、ある場所から別の場所へ瞬時に移動することができる。しかし、同じ体験を分断された形でユーザがログインする「分断化された」世界とは異なり、持続する世界では一つの「瞬間」しかない。これは、全てのユーザが共存できる世界だと言われているものだ。

Rubin氏によると、彼が好きなのは宇宙での「ワープ」であるという。 彼は続けて次のように述べている。

SFの世界にあるメタバースが実現できるかどうかは定かではありません。なぜなら、あなたが私に(SXSWで)、次のセッション会場へ歩きたいかと問えば、私はできるならワープしたいと言うでしょう。私が想像するに、人がこのようなことを言う時、その意図は時速1万マイルのスピードでバイクを飛ばすとか、『スノウ・クラッシュ』の最後でしているようなことを言っているとか、宇宙船で宇宙を飛ぶとかではではないと思うのです。けれども、メタバースの目的がElite: Dangerousのゲームのように宇宙での移動であれば、それは意味のあることなのです。

正確にどのような内容のものになるのか、永続的なVR世界がどのように実現されるのか、またどの会社が最初(または2番目、3番目に)リリースするのかはまだ分からないが、Rubin氏にとっては大まかな未来図は明らかなようだ。

「それは『人々が考えていなかったようなこと』と『まさに人々が考えていたこと』が奇妙に混ざったようなもの」だという。「疑いようもなく、多くの人がメタバースと永続的なVR世界の開発に取り組んでいます」。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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