スマホで駐車場の空き状況確認や予約・決済までできる駐車場IoTソリューション「eCoPA(エコパ)」

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eCoPA

米国都心部では、常時、5台に1台の車が駐車スペースを探して彷徨っていると言われているのだとか。この課題い大して、海外では「JustPark」や「Park Circa」、国内では「あきっぱ」など、駐車場スペースのシェアリングサービスが台頭しています。

先週新たにリリースされたのが、センサーカメラを活用した駐車場IoTソリューション「eCoPA(エコパ)」です。ユーザーは、出かける前に駐車場の空き状況をチェックし、予約機能を備えた駐車場の場合ではスペースの事前予約ができます。駐車してからの経過時間や利用料金の確認、決済はすべてスマホアプリで実施。また、フラップ板が不要な仕組みのため、車体の損傷やうまく乗り上げられないといった手間もなくなります。

車番認識カメラやセンサーを内臓したポールを駐車場に設置し、スマホを通じて駐車場の状況をリアルタイムに確認できる仕組み。特許取得済みのナンバープレート認識技術で、eCOPAは無断駐車を抑止する防犯システムとも活動できます。従来のフラップ版を用いた駐車場の設置に比べて、例えば車室数7台の駐車場の場合、初期導入コストを約4割抑えられるとのこと。

11月中に2社ほど導入が決まっており、年間で100箇所の駐車場への導入を目標にするeCoPA。導入駐車場への十分なトラフィックを確保するため、今後はカーナビアプリやスマホ地図アプリへの情報配信を予定しています。開発・運営会社であるhttp://tech.s-cubism.jp“>エスキュービズム・テクノロジー 代表取締役の武下真典さんはこう話します。

「現在、地図上に駐車場の空き状態が表示されるのは、タイムズや三井のリパークくらいしかありません。初期導入コストを抑えたeCoPA導入により、IT投資を積極的に行えなかった中小パーキング業者も空き情報をネット上に公開できるようにし、それをユーザーに見つけてもらえる環境を作っていきます」

武下さんご自身が、家族で公園に出かけたり、スーパーなどに買い物に行く際に、どこの駐車場も満車で苦労をしたことをきっかけに開発したというeCoPA。IoTが加速する時代の流れによって、カメラやセンサーの価格が下がってきたことを受けて、今回eCoPAのリリースに至りました。

フラップ版や精算機の設置など、従来型の駐車場の初期投資は数百万単位。よりコストを抑えて設置できるeCoPAなら、ポールの設置費用が1台12万、スマホアプリとクラウドシステムに20万〜導入することができるなど、ちょっとした空きスペースの有効活用を可能にしてくれます。

サービス利用のイメージは、以下の動画をご覧ください。

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