トラブル続きのUber、ジョーンズ社長が就任半年で辞任

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via Flickr by “5chw4r7z“. Licensed under CC BY-SA 2.0.

<ピックアップ>Uber president Jeff Jones is quitting, citing differences over ‘beliefs and approach to leadership’

社内のセクハラ問題や規制の回避ツールの利用などで、批判を受けているライドシェアリングサービスのUber。同社のジェフ・ジョーンズ社長が就任1年足らずで辞任するというニュースが報じられて、またしても注目を集めてる。

ジョーンズ社長は辞任について、Recodeの取材に対して「私がこれまでのキャリアで信じてきたリーダーシップに対する信念と取り組み方が、Uuberで目にしたことと経験したことと相反することが明らかになった今、これ以上このライドシェアリングビジネスの社長として継続することはできない」と述べている。

Recodeの報道によると、Uberのトラビス・カラニックCEOがトラブルの渦中にある同社を立て直すために新しくCOOを探していることを発表した直後にジョーンズ社長は辞任を決定したと関係筋が明かしているとのこと。

大手小売業者のTargetのCMOであったジョーンズ氏を採用するという大胆な人事を決行したのは、つい昨年の秋のことだ。ジョーンズ氏は着任当初、Uberの多くのドライバーと会い、彼らの要望を理解しようと努めていた。だが、先月2月にFacebook上で公にドライバーとの会話を試みたときには、投稿がドライバーからの怒りのコメントや不満で埋め尽くされ、対応しきれる状態ではなかった。「対立を好まない」ジョーンズ氏にとって、こうしたUberの状況が辞任につながっても不思議ではないとTarget時代の彼を知る人のコメントもある。

その後、Uberは元社員にセクハラを行っていたエンジニアリングヘッドを解雇したり、セクハラの疑いがもたれているプロダクト・グロース担当VPが辞任するなど、同社の体質やカルチャーが疑われるニュースが続いていた。

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via. Recode

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