シンガポールの妊活スタートアップHannah Life Technologies、プレシリーズAで515万米ドルを調達

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Image credit: Hannah Life Technologies

<ピックアップ> Y Combinator-backed SG fertility startup bags $5.1m funding (Updated)

重要なポイント:妊娠を希望するカップルのためのスタートアップ Hannah Life Technologies は10日、プレシリーズ A ラウンドで515万米ドルを資金調達したと発表した。

  • このラウンドは Monk’s Hill Ventures がリードし、Golden Gate Ventures、Anthro Ventures、医療技術起業家の Jack Wang 博士が参加した。

詳細:Hannah Life Technologies は、2019年にシンガポールを拠点として設立。「twoplus」のブランド名で、精子を子宮頸管口付近に沈着させて受精の可能性を高めるアプリケーターや、自宅でのホルモン検査キットなどの家庭用の不妊治療補完デバイス健康ソリューションを提供している。同社は2020年12月、Y Combinator からシード資金を調達した。

  • 同社の共同設立者の Benjamin Tee 氏は、2022年5月の資金調達に際し  TechCrunch の取材に次のようにコメントしている。

自分と妻は原因不明の不妊を経験しましたが、肉体的にも精神的にもストレスの多い時期でした。私たちは最終的に体外受精によって妊娠しましたが、私は子どもを望むカップルが早期に妊娠するのを手助けけできる、家庭ベースでも試せる技術が存在するのではと信じていました。

  • 同社は今回の資金調達により、従業員を増員し、アメリカとヨーロッパでの営業・マーケティング活動を強化する予定だという。

背景:同社によると、2021年8月の発売以来、シンガポールとイギリスで1,000世帯以上に製品を提供し、収益は前四半期比300%以上の伸びを記録しているという。

執筆:平理沙子(Risako Taira)/編集:池田 将

via Tech in Asia

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