改善提案クラウド「Cayzen」

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本稿はベンチャーキャピタル、サイバーエージェント・キャピタルが運営するサイトに掲載された記事からの転載

サービス概要:愛知県豊田市発のスタートアップであるエイトス。代表の嶋田さんらが製造物流の経験を経て、開発したのが改善提案クラウド「Cayzen」です。

Cayzenでは、業務改善のアイディアを現場から吸い上げ、工場内・間でシェアできるようにします。現場主導で、業務改善、コスト削減、経費削減などを進めるための改善提案制度を支援するためのクラウドサービス。それがCayzenです。

Monthly Pitch編集部はココに注目:日本が昔から得意とする経営手法「カイゼン」。しかし今まで実行されてきたカイゼン活動は紙で蓄積されてきたこともあって、過去の取組みが検索できなかったり、共有が難しいという課題がありました。

そこで登場するのが改善提案クラウド「Cayzen」です。現場の方がアイディアを投稿し他社員も含めて意見を投稿。提案された内容はCayzenが管理・分析して、提案実行の支援もしてくれる、という仕組みです。Cayzenを利用した企業では、制度運用作業時間の削減、改善の実行完了率が高まり、改善アイデアの提案数が増加しているそう。

Cayzenを開発するエイトス社は、SAPのアクセラレーションプログラムにも採択されました。今後CO2削減を実行するための活動を、SAP社と共同して取り組んでいくそうです。

詳細:デスクレスワーカー、または、ノンデスクワーカーと呼ばれる人たちがいる。デスクに向かって主にパソコンに向き合って仕事する業種とは対照的に、製造業や接客業など、恒常的にデスクでパソコン操作する機会が少ない業種に対する呼称だ。日本では、就業人口6,700万人の6割に相当する3,900万人がデスクレスワーカー(いずれも概数)。これまで開発されてきたSaaSはデスクでパソコン作業するオフィスワークを前提としたものが多く、デスクレスワーカー向けのSaaSの必要性は見過ごされてきた。

デスクレスワーカー向けのSaaSの特徴は、タブレットやスマートフォン操作で、必要な作業のほとんどに対応できる点だろう。そのためには、入力項目を最小限にしたり、画面を見やすくしたりするなど、インターフェイスの最適化にも注力する必要がある。Cayzenでは、ユーザが利用することで業務改善できた点の数やコスト削減に効果が確認されることはもとより、従業員同士のエンゲージメントやモチベーション向上、製造ラインを超えたコミュニケーションの向上にも寄与しているとのことだった。

Cayzenはこれまでに、小規模事業者から上場企業まで数十社に導入されている。デスクレスワーカー向けSaaS分野は競合も増えつつあるが、Cayzenでは今後、キーワードで他部署と情報マッチングする機能の追加などで優位性を維持したい考えだ。この分野では、デスクレスワーカーのコミュニケーションを円滑化するConnecteamが今年3月、1.2億米ドルを調達しユニコーン間近だ。スケジュールや業務プロセス管理のSkeduloは昨年のシリーズCラウンドで、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2から7,500万米ドルを調達した。

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