
(前回からのつづき)パンデミック以前は、ゲーム中毒や暴力的なゲームに関するミーム(皮肉交じりのジョークで、SNSなどで拡散されてバズっているコンテンツ)がたくさん存在した。パンデミックはゲームによって社会的および精神的な安らぎをもたらしてくれることを教えてくれたきっかけとなった。Play Apart Togetherなどのキャンペーンは、ゲームの良さに対する意識を高めるのに役立ったと言えるだろう。
Entertainment Software Associationの年次調査によると、多くの人がゲームがメンタルヘルスに良い影響を与えていると考えているそうだ。約89%の人はビデオ ゲームがストレス解消になると発言している。
そして93%はビデオゲームは遊びを通じて喜びをもたらすと感じている。別の88%は、認知スキルを構築できると信じており、約57%はリラックスするためにプレイし、46%は現実逃避するためにプレイし、44%は頭脳を使うためにプレイしているそうだ。
Trippなどのゲームのスタートアップは、瞑想に焦点を当てたゲームに専念している。Deepwell DTxは治療効果のあるゲームを開発し、Take Thisのような非営利団体は、ゲーム開発者のメンタルヘルスに専念し、ストレスや燃え尽き症候群に対処できるような支援をしている。ストリーマーが支援できる組織のための資金を調達する際にこの問題を提起したことがきっかけだった。また、TIGSやGames for Changeなどのイベントは、メンタルヘルスの課題について公の場で議論するのに貢献した。
これはゲーム業界で長い間議論されてきた話題であり、ゲームが役立つ方法はたくさんあるのだ。
2023年のゲーミング予想(7)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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