（前回からのつづき）メタバースの開発には長い時間が必要だ。SFの本や映画に近いもの（スタートレックのホロデッキに似たもの）を提供するという想像力を満足させるには時間がかかる。2023年には、10Gケーブルネットワークとリアルタイムインタラクションの開始により、メタバースの基盤の構築を開始することになるだろう。しかし、大衆に参加を促すようなクリエイティブな体験やゲームを提供するには何年もかかるはずだ。

Web3ゲームや暗号資産に対する反発があるように、メタバースに対する反発もあるだろう。Noah Falstein氏はこれを「メタ嫌悪」反応と呼んでいた。しばらくの間、誰もメタバースを提供していないため、これを予測するのは簡単だ。

しかし、すべての業界が3Dインターネットに収束すると私は信じている。多くの世界で資産の相互運用性と再利用性を最大化するためのツール開発と標準化が進めば、最終的に大衆を引き付けるものを手に入れることができるだろう。

そして。ハリウッドがクールなメタバースのビジョンでインスピレーションをかき立て続けることを期待している。

擬似的なメタバースの出現

本当にあるべきメタバースの代わりに得られるのは、実際の「モノ」ではなく、規模が小さくデファクトスタンダードに準拠したメタバース体験になるだろう。これは「誰かの」メタバースになるだろうが、開かれたメタバースにはならないはずだ。

2022年3月、Game Developers Conferenceはゲーム開発者の17%がメタバースプロジェクトに取り組んでおり、83%はそうではないという調査結果を発表した。その調査が今日再び行われた場合、開発中になっているより多くのプロジェクトに向けた動きが見られると思う。これらのプロジェクトには、Roblox、Minecraft、Dreams、Fortniteなどのゲームギャラクシー（実際のオープンメタバースではない）に関するものが含まれる。しかし、メタバース向けのプラットフォームがさらに登場する可能性が高く、ゲーム開発者がこれらのプラットフォームでコンテンツを作成する機会を掴むことは間違いない。

これは、メタバースを具体化するより多くの事象がやってきつつあることを示している。運が良ければAppleがモバイル デバイス用のMixed Realityヘッドセットを発売することで、メタバースでどのようなことが巻き起こるのかがわかるだろう。MetaのMark Zuckerberg氏は、Meta Quest3VR ヘッドセットが2023年に登場することを約束しており、ソニーはPSVR 2でコアとなるゲームオーディエンスにうまく対応できる可能性がある。

最初はひとつの企業内で相互運用可能なメタバースアプリケーションが登場し、その後いくつかの提携が実現されることだろう。こういった標準化が完成したら、本当のオープンメタバースのようなものが出現することを期待したい。

2023年のゲーミング予想（３）：継続する多くの外的要因：DeanBeat 2023年ゲーミング予想

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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