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セルクラウドは1日、1回5分の採血だけで血液がんを除く全身のがんリスクを発見できる「マイクロ CTC 検査」サービスの先行販売をクラウドファンディングサイト「Makuake」で始めたが、3日までに当初目標額の300万円の10倍を超える3,000万円以上の資金を集めたことがわかった。このキャンペーンは5月上旬まで継続される予定だ。
マイクロ CTC 検査は、血中に漏れ出したがん細胞そのものを捕捉することで、悪性度の高いがんを細胞レベルで特定することができる検査手法だ。がんは日本人の2人に1人以上が罹るにも関わらず、身体的・時間的な負担が大きいことから検診率は50%にも満たない。さらにコロナ禍で受診を控えるが進んでいる。
セルクラウドはがん検査における時間的・身体的な負担をなくすべく、CTC(Circulating Tumor Cells =血中循環がん細胞)の検査手法について研究を行ってきた。CTC とは血管内に漏れ出し血中を循環するがん細胞のことで、CTC 検査はこの血液中のがん細胞を検出することで、がんを発見することができるリキッドバイオプシーの最先端のがん検査だ。欧米では既に29,000もの関連論文が発表されており、アメリカ FDA からも承認を受けている。
マイクロ CTC 検査は、欧米で主流の CTC 検査の品質・検査精度を更に進化させたものだ。がん細胞は悪性度の低い「上皮性のがん細胞」から上皮間葉転換を経て「浸潤・転移の高い能力」を持つ、悪性度の高い「間葉系のがん細胞」に進行することが知られている。
マイクロ CTC 検査は、この悪性度の高い「間葉系のがん細胞」のみを特定し、特異度94.45%の精度で検出することを可能にした。検査に必要なのは1回、5分の採血のみで、がん細胞そのものを捕捉するため、従来の検査手法に比べて安全で手軽かつ明確に全身のがんリスクを判定できる。
via PR TIMES
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