日本在住のエストニア人起業家、外国人就労者向けモバイルネオバンク「GIG-A(ギガー)」をβローンチ

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Image credit: GIG-A

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

エストニア人起業家 Raul Allikivi 氏が率いる、エストニアの G-Bank Technologies OÜ と東京の GIG-A は1日、多言語モバイル金融サービス「GIG-A(ギガー)」をローンチした。東京きらぼしフィナンシャルグループ(東証:7173)傘下の UI 銀行との API 連携により、モバイルアプリから銀行口座の開設・支出入金管理や国内送金などができる。当面は招待制で、Android でのみ利用が可能だ。ベトナム語、英語、日本語に対応し、代理人選任により、UI 銀行の口座開設・解約、入出金、国内送金に対応する。

欧米では、移民向けの金融サービスを扱うネオバンクの勢いを増している。有名どころでは、Y Combinator が支援するスイスの Moneco(ヨーロッパで働くアフリカ出身労働者が対象)、HSBC などが支援するイギリスの Monese、BNP Paribas らが支援するイスラエルの Rewire、アメリカの Majority(アメリカで働く中南米出身労働者対象)、ベルギーの Moneytrans などだ。こうした動向を背景に、GIG-A は日本で増えつつある外国人就労者にとって最適な銀行サービスとして設計されている。

GIG-A は2021年、Allikivi 氏らにより創業。彼は2005年に早稲田大学大学院修士課程を修了し、エストニア経済通信省に入省。2007年から2012年までエストニア経済通信省局次長を務め、2010年から2012年までエストニア航空の政府公認監査役として同社の再建を支援した。現在は日本に住み、これまでにエストニアの行政システムをアジアに紹介するコンサルティング会社 ESTASIA、日本のクラフトビールをヨーロッパに輸入する BIIRU を創業、IoT スタートアップ Planetway を共同操業している。

via PR TIMES

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