電子チケット販売「teket(テケト)」の累計利用者が100万人突破、前日&当日で2割を販売していることが明らかに #IVSPRWeek #IVS2023

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#IVSPRWeek はスタートアップカンファレンス「#IVS2023」とプレスリリース配信サービスのPR TIMESが企画する「Startup!PR Week」参加企業による新製品情報をお伝えします。同社のプレスリリースはこちらから

ニュースリリース:ホンは30日、電子チケット販売サービス「teket(テケト)」の計利用者数が100万人を突破したと発表した。teket は、イベントの主催者(運営団体)が自らチケットを管理・販売できるサービスだ。2019年10月にサービスをスタートした。従来、アマチュアアーティストは、自らのイベントのチケットを手売りや手書きで販売・管理していたが、こうした一連の作業を完全にデジタル化できる。チケットをイベント開催当日のギリギリまで売れるため、販売するリーチを広げることも可能になる。

ホーンでは100万人の突破を記念して、teket内で開催された15,537件のイベント(3,734団体)を対象に、電子チケットの購入タイミングに関する調査を実施した。チケット販売数の半数はイベント開催の12日前から当日までで、特に開催当日と前日の販売数は全体の20%を占めていることがわかったという。ライブ配信チケットの場合は、前日までの販売が約50%、当日に約70%に増加し、配信開始から1週間(アーカイブ配信)で約90%まで伸びることがわかったという。

teket は、イベントページや主催者ページの流入を分析できる機能を備えており、無料で販促やプロモーションの効果を測定することができる。例えば、訪問数が多い時間帯や参照元を確認し、SNS での告知や効果の高い広告を検討することができる。今回の調査結果からは、SNS を活用した継続的なイベント告知や、イベント当日の話題性の最大化が重要であることが示唆された。teket では、販促や売上につながる機能を提供しており、今後も機能改善を進めていくとしている。

teket は、NTT ドコモとパートナー企業がプロジェクト体制を組み、ビジネスを育成するプログラム「docomo STARTUP」から生まれた。このプログラムでは、ドコモとパートナー企業が一体となって「企画から開発、運用、保守まで」を一貫して実施する(BizDevOps)。その後、高速 PDCA による改善を繰り返し、マーケットに問いながら事業を生み出す。teket は、NTT ドコモからの技術提供を受け、ホンが提供している。

話題のポイント:アマチュアのミュージシャンなどアーティストが、自身のライブイベントの紙のチケットを手売りする行為をデジタルで代替することを意図して開発されたサービスでしたが、現在では、クラシック、音楽ライブ、舞台・演劇、スポーツ、自治体・行政イベントなどあらゆるシーンで利用されています。即日無料で利用できること、簡単な管理画面で複雑な座席指定チケットを設定できること、QR コードの電子チケットを提供していること、カスタマーサポートの満足度95%達成などの特徴が挙げられます。

イベントに興味はあるものの、直前まで行けるかどうかわからない、ということはよくあるものです。直前までチケットが購入できることで、イベントに興味がある潜在的な参加者の裾野を広げることができます。今回の調査はそうした定説を裏付ける形となり、当日と前日だけで全売上の20%に相当する金額のチケットが売れていることが判明しました。

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