アフリカの中小企業向け経営管理アプリ「LINDA PESA」/Monthly Pitch! スタートアップの扉

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山口亜祐さん

本稿はベンチャーキャピタル、サイバーエージェント・キャピタルが運営するサイトに掲載された記事からの転載。毎月第2水曜日に開催される Monthly Pitch へのピッチ登壇をご希望の起業家の方、オーディエンス参加をご希望の起業家の方の応募はこちらから

サービス概要:LINDA PESAが運営するのは、アフリカにおけるスモールビジネスのDXを実現する経営管理アプリ「LINDA PESA」です。在庫、現金、経営管理などが単一のアプリからできるようになっています。

例えばスーパーマーケットでは、従業員がスマホにインストールされたLINDA PESAを使い、アプリのカメラからバーコードを読み込むことで売上が計上できる仕組みを構築。これにより在庫管理のミスを防げるようになりました。あるべき残高と実際の実残高が比較できるので、在庫の不正早期検知にも役立ちます。

デジタルな管理を実現したことで、オーナーは店にいなくてもダッシュボードから売上状況やアイテムの在庫数などを確認できるのも、LINDA PESAを使うメリットの一つです。

現在のマネタイズはアプリケーション利用によるサブスクフィーが中心ですが、将来的には信用情報の蓄積による収益化も計画しています。

Monthly Pitch編集部はココに注目:LINDA PESA代表の山口さんは、以前某スタートアップ企業の経理部長として5年前にタンザニアに訪問。しかし、倉庫に壁がないことによる在庫管理の難しさ、取引不正、手書きで不正確な台帳など、さまざまな経営管理上の課題に直面しました。この経験が経営管理アプリ「LINDA PESA」の開発に繋がります。

サブサハラアフリカの中小企業の数は、全企業の90%超にあたる4,400万社、また労働人口の80%以上は中小企業で働いていると言われています。しかしこの4400万社のうち、金融サービスにアクセス可能なのは2〜3割程度。正確なデータがないために信用情報が蓄積されず融資が受けられていないのです。この状況は、巨大なマーケットのチャンスを逃しているとも言え、金融機関としても好ましいものではありません。しかしLINDA PESAを使えば、中小企業の正確なデータが収集できるようになります。これによって信用情報を可視化できるので、低リスクでの貸付や取引を実現できるようになるでしょう。

現在LINDA PESAは小売りや貿易、金融エージェント向けにサービスを展開していますが、不動産オーナー向けアプリや、製造業向けの原価管理システムにも着手を開始。まずは面を広げ、情報自体を商品としてマイクロファイナンスやBNPLのプラットフォーム提供に展開していく考えです。

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