奨学金プラットフォーム運営のガクシー、デット含め2.7億円をシリーズA調達

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ガクシーの皆さん
Image credit: Gaxi

ガクシーは4日、シリーズ A ラウンドで2.7億円の調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、ジェネシア・ベンチャーズ、三菱 UFJ キャピタル、丸井グループ、KIBOW 社会投資ファンド、みずほキャピタル、個人投資家の関美和氏。金額には金融機関からのデットも含まれる。今回調達した資金は、チーム拡大と採用活動の強化に用いられる。

これは2019年11月に実施したシードラウンド(NOW が参加。調達額は非開示)、2021年2月に実施した調達(ラウンド、調達額共に不明)、2022年7月に実施した1億円の調達(みずほキャピタル、旺文社ベンチャーズ、KIBOW 社会投資ファンド、NOWが参加。ラウンドは不明。)に続くものだ。KIBOW 社会投資ファンドは前回ラウンドに続くフォローオンでの参加。

ガクシーは2019年3月、連続起業家の松原良輔氏により創業(当初の社名は SCHOL)。同社は社会的な課題に取り組みながら、同時に利益を上げることを目指すインパクトスタートアップで、若者の奨学金にまつわるプラットフォームを運営している。この分野はアナログな情報管理により、多くの給付型奨学金が十分に活用されていないなど、多くの課題を抱えている。

奨学金情報サイト「ガクシー」は、国内ほぼ全てに相当する約16,000件の奨学金情報を網羅している。ランキングや検索機能により、利用者に最適な奨学金を検索できる。サイトの月間 PV 数は120万を超え、サイト経由の奨学金申込件数は前年比約3倍の17,000件に達したという。

また、クラウド型奨学金運営管理システムの「ガクシー Agent」を使えば、奨学金を運営する大学、専門学校、地方自治体、財団法人が、募集、選考、給付、返還管理を一元化でき、業務負担を削減する。学生は、web から奨学金申請、通知・連絡が可能となる。2023年度は前年比約5倍と導入が進んだとしている。

via PR TIMES

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