ゲノム解析で健康管理促進、「Zene360」運営がSpiral Capitalとパナソニックから資金調達——累積調達額は4億円に

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Image credit: Zene

ゲノム解析技術を活用したヘルスケアサービス「Zene360」を提供する Zene は8日、直近のラウンドで資金調達を実施したことを発表した。このラウンドには Spiral Capital、パナソニックくらしビジョナリーファンド(パナソニックの CVC)が参加した。

Zene は今回のラウンドや調達額を開示していないが、累積調達額がデット含め約4.01億円であることを明らかにしているため、今回調達規模は3億5,000万円程度と推定される。

これは同社にとって、2021年3月に実施したシードラウンドに続くものだ。Spiral Capital は以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。今回調達した資金は、経営体制の安定化、情報管理体制の強化、および営業体制の拡大に充てられるという。

Zene360は、ゲノム解析技術を活用したヘルスケアサービス。このサービスは、個人の遺伝子情報を基に健康リスクや疾患の傾向を予測し、利用者が自身の健康管理をより良く理解し、向上させるための具体的なアクションプランを提供する。

利用者は、提供されたキットで唾液を採取し、解析のために返送する。その後、体質リスクが特定された場合、Zene から個別の健康施策が提供される。Zene360は現在、200以上の健康保険組合を中心とする法人に有料導入されているという。

Zene は、今回の調達を機に各社とのパートナーシップの拡大を図る。また、特定保健指導と Zene360の連携やゲノム情報を活用した新規統合プラットフォームの開発に注力する方針だ。さらに、情報管理体制の最適化を通じて、顧客データの安全とプライバシー保護に対するコミットメントを一層強化するとしている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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