バイデン大統領、一般教書演説でAIによる声マネ禁止を議会に要請

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Image credit White House via YouTube

バイデン大統領(President Joe Biden)は、議会での年次一般教書演説で、人工知能(AI)について短いながらも重要な言及をした。

CBS News が掲載した演説全文によると、大統領は議員たちに次のように呼びかけた。
日経が掲載した演説全文の日本語訳

超党派のプライバシー保護法案を可決し、オンラインで子供たちを守ろう。AI の可能性を利用し、その危険から私たちを守りましょう。AI の声マネなどを禁止せよ!

「AI の声マネを禁止せよ」という呼びかけは、現在生成 AI が使用されている特定の方法のひとつである声マネに焦点を当てた興味深いもので、ElevenLabs による独自ソリューションmyShell によるオープンソースのものがすでに市場に出回っている。

2024年1月23日の予備選挙を前に、ニューハンプシャー州で投票しないよう呼びかけるロボコールの一環として、大統領の声がなりすまされたのだ。ニューハンプシャー州の司法長官は Industry Traceback Group を雇い、テキサス州に本社を置く Life Corporation とそのオーナー Walter Monk、さらに別の会社 Lingo Telecom に電話を追跡させた。2月上旬、国内の電気通信を監督する機関である米連邦通信委員会(FCC)は、Lingo Telecom に営業停止命令を出した

ElevenLabs、myShell、そして同様のソリューションを提供する他の企業はどうなるのだろうか?そして、議会はこの技術を禁止する法案を可決するために動くのだろうか?

2024年一般教書演説は以下から(日テレ NEWS24 による報道、日本語同時通訳あり)。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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