勤務シフト自動作成「Shiftmation」、デット含め9億円をシリーズA調達——DNX V、アーキタイプVから

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Image credit: Shiftmation

勤務シフト自動作成サービス「Shiftmation」の運営を行うシフトメーション(旧社名 アクシバース)は16日、シリーズAラウンドで9億円を調達したと発表した。このラウンドには DNX Ventures、Archetype Ventures が参加した。また、金額には日本政策金融公庫からのデットが含まれる。

これは同社にとって、2019年12月に実施したシードラウンドに続くものだ。Archetype Ventures、DNX Ventures は両社共に、今回フォローオンでの参加。今回のラウンドを受けて、シフトメーションの累積調達額は、明らかになっている範囲で9.8億円に達した。

Shiftmation は、医療介護領域を中心とした専門職の複雑なシフト作成を効率化するサービス。AI を活用することで、通常であれば管理者が数十時間をかけて行うシフト作成をわずか数秒で完了させることができる。これにより、医療や介護などの専門職の現場では、管理者が本来の業務に集中できるようになり、スタッフの業務効率も大幅に向上するという。

シフト作成後の補正やアラート機能も備えており、過不足を視覚的に確認しやすく、リアルタイムでの修正が可能となる。これにより、シフトの正確性と公平性が保証している。また、タスクや休憩の割り当ても自動で行うため、シフト運営がより効率的になるという。

Shiftmation は現在、東証プライム上場企業や国立大学法人を含む280社以上の日本を代表する法人に導入されており、シフトメーションでは今後、シフト作成だけでは解消できない法人全体の課題解決にも取り組む方針だ。

今回の資金調達により、同社は「Shiftmation」のさらなる拡大を目指し、組織拡大・強化を図るとともに、新規プロダクトである「Shiftmation」シリーズの開発体制を強化する。また、対象業界を拡大し、スキルや役割に応じた高度なシフト作成を軸に、売上目標・来客予測に応じたシフトの自動作成やエリア内のヘルプ提案機能の強化など、多拠点展開する事業への貢献も進める。

また、シフト作成に必要なデータを基に、人時生産性の可視化・最適化を図る「Shiftmation INSIGHT」や、必要なスキルを再現性高く取得できる評価育成支援プロダクト「Shiftmation PLAYBOOK」など、新規プロダクト群の開発も進める。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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