組織活性化と多様性推進を実現、カードとモバイルの組み合わせで使う福利厚生「miive」/Monthly Pitch! スタートアップの扉

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栗田廉さん

本稿はベンチャーキャピタル、サイバーエージェント・キャピタルが運営するサイトに掲載された記事からの転載。毎月第2水曜日に開催される Monthly Pitch へのピッチ登壇をご希望の起業家の方、オーディエンス参加をご希望の起業家の方の応募はこちらから

サービス概要:Visaプリペイドカードとスマートフォンアプリを使った福利厚生プラットフォーム「miive」を提供するのはmiive。

miiveの設定は、用途を定めたポイントを会社が従業員に付与するだけで完了。従業員はスマホアプリからどのくらいのポイントがあって、どんな使い方ができるのかといったルールを確認し、あとは対象の店舗で決済をするだけで会社の福利厚生が利用できるという仕組みになっています。雇用形態や役職に応じて付与ポイントの調整もでき、人数も自動で判定され、申請や承認の手間も不要。決済した瞬間に会社は利用先や上限のチェックができます。

福利厚生の内容はテンプレートから選ぶだけ。カスタマイズも当然可能です。クライアントの商品だけに限定して顧客理解を深める制度にしたり、オフィス近くの飲食店だけに限定して出社促進を狙ったりすこともできるのだとか。利用状況はリアルタイムで確認することができるので、利用データを見ながら福利厚生のPDCAを回すことも可能です。

Monthly Pitch編集部はココに注目:従業員への投資の方法は大きく3つあります。即ち、給与、ストック・オプション(株式)、福利厚生です。しかし前2つは税務コストが高く、後から調整することも簡単ではありません。また一定の水準を超えたらリテンション効果はあまり期待できないでしょう。そこでmiiveが着目したのは福利厚生。ここから最適な従業員投資を実現し、組織活性化やダイバーシティ推進を目指します。

miiveの収益は、従業員1人当たりの固定料金と、決済金額の一定率から発生。競合サービスと比較した際の強みは利用率で、miiveを導入している会社の9割以上の従業員がmiiveを利用しています。miive が狙うのは2兆円のポテンシャルを持つ福利厚生マーケット。「30年間変化がなかった福利厚生をアップデートする」と、miive代表の栗田さんは意気込みます。

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