AIインカムアプリ開発のボイット、デット含め1億円をシード調達——MUCAP、陣屋コネクトらから

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Image credit: VOYT

AI インカムアプリ「RECAIUS フィールドボイスインカム」を開発・提供するボイットは15日、シードラウンドで1億円を調達したと発表した。このラウンドには三菱 UFJ キャピタル、陣屋コネクト、名前非開示の個人投資家複数名が参加した。また、金額には商工組合中央金庫と日本政策金融公庫からのデットが含まれる。

ボイットは2023年8月創業。2023年10月1日付で東芝デジタルソリューションズからフィールドボイスインカム事業を譲受した。

RECAIUS フィールドボイスインカムは、スマートフォンをトランシーバーやインカムのように使用できる AI 音声コミュニケーションアプリ。このアプリをスマートフォンにインストールすることで、多人数の同時通話を可能にし、クリアな音声での迅速なコミュニケーションを実現する。特に、スマートフォンの画面操作が制限される現場業務において、チーム間の効率的なコミュニケーションを支援するツールとして機能する。

特徴的な機能として、AIによる自動文字起こし機能がある。AI が発話内容を文字起こしし、テキスト化された内容をすぐに振り返ることができる。音声以外にテキスト入力にも対応しており、テキスト入力された内容を合成音声で相手に伝えることもできる。

また、外部システムやセンサーとの API 連携も可能なため、外部から受けた情報を合成音声でインカムに通知することもできる。このアプリは、医療・福祉、宿泊、小売などの幅広い業界で使用されており、特に医療現場では従来の PHS に代わり、聞き逃しのないスムーズな連絡手段として利用されているという。

ボイットでは、今回調達した資金をサービスの新機能開発や他社システムとの連携強化に充て、慢性的な人手不足に悩まされる現場の課題を解決することを目指すとしている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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