Invoke、ゲーム開発者向けの 生成AI ツール「Workflows」を公開

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Image Credit: Invoke

Invoke は本日(訳註:原文掲載日は3月14日)、ゲーム開発者向けにカスタマイズ可能な AI をエンタープライズ向けツール「Invoke Workflows」の公開を発表した。Invoke によると、Workflows は、AI の使用に習熟していないチームメンバーでも AI 導入を円滑にし、少ないステップと複雑でないツールで同じ結果を達成できるソリューションなのだそうだ。Workflows は本日より提供開始だ。

Invoke Enterprise は、大規模なゲームスタジオ(およびエンターテインメント業界)向けに Workflows を開発した。というのもこれらのスタジオには、通常、技術に精通していないユーザーを含む大規模なチームがいるからだ。Workflows の特徴は、トレーニング資産やブランド固有のスタイルの制御、「非技術的な」チームメンバーにとっての導入のしやすさ、生成された画像のセキュリティなどがある。また、一般的なカジュアルユーザーではなく、ゲーム開発者を念頭に置いて構築されていると Invoke は述べている。

Invoke の Kent Keirsey CEOは、GamesBeat とのインタビューで、Workflows のツールはアーティストのスタイルに合わせて機能するように意図されていると語った。

「私たちは、ゲームスタジオに何が可能かを理解してもらうために多くのことを行ってきました。モデルのオープンエコシステムへの最大の影響は、私たちのアートスタイルでそれをトレーニングし、知的財産として所有できるということです」(Kent Keirsey CEO)。

すべてのユーザーにとって有用なAIツールの作成

Keirsey 氏によると、Workflows のユーザーインターフェースは、各チームメンバーにカスタマイズ可能で、それぞれに必要な複雑さや簡単さに設定できるという。デモンストレーション中、Keirsey 氏は Invoke 内のより複雑な AI 画像生成ツールと、シンプルな画像生成インターフェースを見せてくれた。開発者は、生成された画像を既存のクリエイティブパイプラインで使用することもできるそうだ。

Keirsey 氏は GamesBeat に対し、Invoke の特注ソリューションは、アーティストやクリエイターに彼らの才能に合わせたものを提供すると語った。

「クリエイターは、プロンプトと戦うことに慣れていません。それは彼らがすることではありません。彼らはクリエイトするのです。それこそが私たちがソリューションを提供しているものなのです。ユーザーが持つスケッチやレンダリングなどのあらゆるタイプの入力を受け取り、それらの入力で生成をコントロールできます。スタイルの調整から、スケッチやレンダリングなどによるコントロールまで、非常に大きな制御性を提供しています」(Kent Keirsey CEO)。

今回、同社と提携した Hi-Rez Studios のStew Chisam 代表は声明で次のように述べている。

「私たちはInvokeの取り組みに感謝しています。彼らはアーティスト中心のツールを構築し、これらのツールを私たちのチームの既存のプロセスに統合する「変化」をナビゲートするために私たちと提携しました。私たちの資産でモデルを安全にトレーニングし、アーティストに生成プロセスを直接コントロールする能力を与えることで、アーティストのプロセスと全体的なクリエイティブな方向性を保証できるのです」。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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