AI ガールフレンドは AI ボーイフレンドよりも7倍人気があるーー。

こんな調査結果がアプリ成長ソリューションを専門とする企業である SplitMetrics による App Radar の分析で明らかになった。AI コンパニオンの人気は急上昇しており、SplitMetrics によると、AI コンパニオンアプリの Google Play ストアでの累計ダウンロード数は2億2,500万に達している。

調査により、AI Girlfriend（50万6,000DL）は AI Boyfriend（7万4,000DL）の約7倍ダウンロードされていることが判明し、男性のAIコンパニオンよりも女性のAIコンパニオンを求めるユーザーが多いことが指摘されている。この調査では、Google Play ストアで利用可能な AI チャットによる仮想の交流やデートの機能を提供する38の AI チャットアプリを調査した。

OpenAI による ChatGPT の発売以来、仮想交流・デートセクターのダウンロード数は49％増加し、7,400万人の新規ユーザーを獲得している。

このセクターを圧倒的にリードしているのは韓国のアプリ SimSimi であり、このセクターの全ダウンロード数の半分以上を占めている。Google Play ストアでのトップ5の AI コンパニオンシップ機能を持つアプリは、SimSimi（1億3300万DL）、AI Chatbot – Nova（2,000万DL）、Replika: My AI Friend（1,500万DL）、AI Chat RPG Game Use ChatGPT（1,000万DL）、AI Chat Ask Assistant – NowAI（580万DL）、Chai: Chat AI Platform（550万DL）となっている。

大陸別に見ると、開発されたアプリ数ではヨーロッパが最も多く（16のアプリで推定3,500万のライフタイムダウンロード数）、次いでアメリカ（9のアプリで推定3,300万ダウンロード）、アジア（6のアプリで推定1億4,600万ダウンロード）となっている。開発国不明のアプリが7つあり、推定1,000万ダウンロードとなっている。

分析対象となった15のヨーロッパのアプリのうち、イギリスが5つのアプリ開発者を抱えて最多となり、次いでスペインが3つ、ポーランドとトルコが国ごとに2つのアプリを開発している。

ChatGPT の発売以降の Android アプリのダウンロード数では、ヨーロッパの開発者が43％で最大のシェアを持ち、アメリカの開発者が22％でそれに続いている。一方、累計ダウンロード数で見ると、アジアが64％でトップ、ヨーロッパが15％、アメリカが14％となっている。SplitMetrics Agency のゼネラルマネージャーである Thomas Kriebernegg 氏は発表の中で次のように述べている。

「ジェネレーティブ AI はあらゆる種類の新しいアプリカテゴリーを生み出したが、その最大の影響の1つは AI デートとコンパニオンシップに新たな命を吹き込んだことだ。このセクターの成長がこのペースで続くかどうかは不明だが、約2億5,000万人のユーザーは非常に重要な節目であり、それが単なる新奇さや周辺的な活動以上のものであることを示している。私は、より多くのアプリ開発者がこのトレンドに注目し、このカテゴリーをさらに革新し、収益化する方法を模索すると予想する」。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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