本稿はベンチャーキャピタル、サイバーエージェント・キャピタルが運営するサイトに掲載された記事からの転載。毎月第2水曜日に開催される Monthly Pitch へのピッチ登壇をご希望の起業家の方、オーディエンス参加をご希望の起業家の方の応募はこちらから

サービス概要：PLAINERが提供するプロダクトデモプラットフォーム「PLAINER」が解決するのは、企業がプロダクトの価値を顧客に伝えきれないという課題です。見込み顧客がサービスを試す際、例えば人事系SaaSだったら、従業員情報などの基本情報が入力されていないと、本丸の機能をすぐに試せません。つまり、何のデータも入っていないサービスを提供しても、見込み客の理解醸成には役立たないのです。

PLAINERを使えば、必要な情報の入力をしておくなど、見込み客がいきなりサービスの主要な機能を体験できるようになります。つまりPLAINERは、ノーコードでソフトウェアを複製・カスタマイズしたデモコンテンツを制作し、顧客への提供とアクセス解析を可能にするのです。これによって企業は、顧客接点やシーンに合わせたデモ体験を見込み顧客に提供できるようになります。一方で見込み客はデモコンテンツを体験した上で企業に問い合わせをするため、結果的に企業の受注率が高くなるというわけです。

Monthly Pitch編集部はココに注目：PLAINER代表の小林さんは前職のフリーで、見込み顧客がサービスの主要機能を契約前に体験すると、契約率が高くなることに気付きます。そこでチュートリアルなどの機能を開発した結果、課金率の改善に成功しました。この成果を携えて立ち上げたのがPLAINERです。

PLAINERを使ってウェブサイト上にデモコンテンツを埋め込むことで、無料トライアルの問い合わせが上昇。また企業が提供するSaaSの数が多くなると、「プロダクトAは知っているけどBは知らない」といった顧客も増えてきます。そういった顧客にデモンストレーションを提供することで、クロスセルやアップセルを狙えるようになるのも、PLAINERの特徴です。

PLAINERは既に上場企業やスタートアップに導入を進めています。まずは各カテゴリーのトップ企業や複数プロダクトを提供している企業などをターゲットとしており、将来的には他のレイヤーへもサービスの拡販を狙います。