レイ・フロンティア、位置情報と生成AIを活用したペルソナ分析ツール「ユーザープロ」をローンチ

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生成 AI が作成したペルソナ
Image credit: Rei Frontier

移動データの収集・推定プラットフォーム「SilentLog Analytics」を運営するレイ・フロンティアは16日、位置情報データを基に無意識行動を分析する「ペルソナ行動研究所」を新たに立ち上げたと発表した。また、この研究所から新たに、生成 AI を活用し消費者の行動を深く探る「ユーザープロ」の提供を開始したことを合わせて発表した。

同社によると、現在、企業が消費者のライフスタイルや行動パターンを深く理解し、適切な商品開発やマーケティング戦略を立てることは競争力を高めるために重要な要素だ。しかし、従来の調査では、記憶ベースでのヒアリングおよび潜在意識の読み取りが困難であるという課題があったという。

レイ・フロンティアは、これまでに累計118万人のデータ(804億点)を収集し、「好んで訪れる場所」「旅行」「睡眠時間」「乗り物判定」といった項目を2016年から継続して分析・推定してきた。ユーザープロでは、これらの経験を活かし、生成 AI を用いることで、より深いペルソナ像を理解できるようになるとしている。

ユーザープロは、スマートフォンのセンサー情報を利用し、非言語データや無意識データを統計処理し、機械学習によって言語化可能なデータを生成する。このシステムにより、性別、年齢、職業、家族構成、趣味などの詳細な消費者分析が可能となる。

また、定期的・累計的な記録に基づくヒアリングが可能となり、本人が気づいていない無意識を把握することもできるという。これにより、企業のマーケティング担当者だけでなく、都市開発や不動産、モビリティなど、さまざまな業界でのデータ分析に活用できるとしている。

さらに、「ユーザープロ」を用いることで、仮想の消費者に対して何度でも、いつでも質問を行うことが可能となり、消費者の潜在的な欲求を深掘りすることができるという。これにより、時間や場所の制約を超えた調査を実現するとしている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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