※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

台湾発のスタートアップで、駐車場シェアリングプラットフォームを運営する USPACE（悠勢科技）と、日本のスペースシェアリングの軒先は17日、都内で共同記者会見を開き、USPACE が軒先を完全買収することで合意したことを明らかにした。買収額は明らかにされていない。買収後も軒先ブランドは維持される見込み。

USPACE は2022年10月、モバイル大手 Taiwan Mobile（台湾大哥大）がリードしたシリーズ A ラウンドで2億6,000万ニュー台湾ドル（約12億円）を調達し、日本市場進出を目指すとしていた。今回の軒先買収により、日本でのスペースシェアリング事業の足がかりを得ることになる。USPACE は今後も韓国をはじめ、積極的な海外展開を進めていく方針だ。

軒先は2008年4月の創業。2009年4月からスペースシェアリング事業を展開しており、個人や企業の遊休スペースを活用したビジネス支援に注力している。登録駐車場は自動車33,000台分、会員数は69万人。これまでに、ティーケーピー（東証：4379）、APAMAN（東証：8889）、ガイアックス、日本駐車場開発（東証：2353）、三井住友海上キャピタルなどから出資を受けている。累積調達額は不明。

これは単なる2社の提携ではなく、台湾と日本の重要な技術・文化交流の貢献になります。日本市場については、軒先とともに日本最大のスマートパーキングサービスプラットフォームを構築していきます。（中略）

結婚と同じように、両社はこれからは多くの課題に直面し、意見の相違もあるかもしれません。しかし、同じ目標に向かって進めば、必ず日本で最強の企業になれると信じています。（Song 氏）

Song 氏は、USPACE は「完全かつ国境を越えた移動プラットフォームを構築していく」と述べた。これには、空港送迎サービス、洗車サービスなど、移動などに付随する多岐にわたるサービスが含まれるという。なお、買収後も西浦氏は軒先の代表取締役を継続する。

USPACE は駐車場シェアリングプラットフォームのほか、Hongtai World Building（宏泰世界大樓）、Exchange Square Xinyi（信義区交易広場）、Illume Taipei（茹曦飯店、元 Sunworld Dynasty Hotel=王朝大酒店）など有名商業ビルやホテルと提携し、駐車場のシェアリングを行っており、テスラ車のレンタルサービス「UDRIVE」も展開している。

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