非SLAM屋内型ドローン自律飛行システム開発のSpiral、3億円をプレシリーズA調達——欧州展開加速へ

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Spiral の皆さん
Image credit: Spiral

屋内ドローン自律飛行システムを開発する Spiral は27日、プレシリーズ A ラウンドで3億円を調達したと発表した。このラウンドには、NIPPON EXPRESS ホールディングス(東証:9147)、三菱 UFJ キャピタル、JMTC キャピタル、SOLIZE(東証:5871)、名前非開示の個人投資家が参加した。

これは Spiral にとって、2018年7月に実施した 01Booster からの調達、2020年4月に明らかにしたシードラウンドに続くものだ。今回の調達を受けて、同社は累積調達額が5.3億円に達したことも明らかにした。

Spiral は、GPSが届かない屋内環境でもドローンの自律飛行を可能にする「MarkFlex Air(MFA)」システムを開発している。独自の国際特許技術によるマーカーを使用することで、トンネルなどの閉鎖空間でも効果的な運用が可能だ。Spiral の技術は、特に山岳トンネル現場をはじめとする建設業界から高い関心を集めている。

同社では調達した資金を使って、MFA コントローラの量産開発、ヨーロッパ展開の加速、グローバル人材の採用と組織拡大を行う。今後の展開として、土木領域における非 GPS 環境でのドローン自律飛行技術の開発を加速し、日本やヨーロッパで同時にサービスをリリースする計画だ。

また、既存の点検・監視サービスに加え、自律飛行ドローンを用いた全自動測量技術の開発も進める。さらに、システムインテグレータやリース会社などのソリューションパートナーとの提携も積極的に推進していく方針だ。

via PR TIMES      Summarized by ChatGPT

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