<Pick Up> Your drugs, on demand
「Zipdrug」は、処方箋薬の注文を自動化してくれるサービス。また、必要ならメッセンジャーが薬を直接家まで届けてくれる。薬を配達するのは、HIPPA(医療保険の相互運用と説明責任に関する法律)のトレーニングを受け、厳選されたメッセンジャーたち。
処方薬をもらうために、自分を含む人々がどれだけ薬局で並んでいることか。単純に忙しくて、または処方薬を取りに行くことを億劫に感じてか、処方箋の3分の1が受け取られずに終わるのだとか。この現状を変えたいと、その前はSolve Mediaという急成長企業を共同創業したStu Libby氏が立ち上げた。
初回の注文は無料で、2回目以降は10ドルと決して安くはない。同社による薬局で処方薬を受け取る時の待ち時間は、平均45分。Zipdrugなら、マンハッタン市内のデリバリーにかかる時間は平均16分。アプリはもちろんのこと、スマホを使いこなせない人のために電話で注文することもできるそう。
同社は、2015年11月にRed Sea VenturesやNotation Capitalなどからシード投資で260万ドルを調達。1月7日には、ニューヨークの立ち寄りクリニック「CityMD」」と連携。今年頭から、CityMDの52箇所の店舗で、Zipdrugのユーザー登録や情報などが提供されるとのこと。
ちょっとした、でも無視できない些細なペインポイントを取り除くサービスは、今後も加速的に増えていきそう。
via. Inc.
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