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アプリテストマーケツールのDeployGate、米国法人を設立しグローバル展開に向けた一歩を踏み出す

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スマホアプリのテストマーケツール「DeployGate」を開発するデプロイゲート社が、米国法人設立と発表した。 デプロイゲート社はミクシィ社からスピンアウトしたスタートアップで、開発途中のテスト版アプリを配布しアプリローンチに向けたユーザフィードバックなどのマーケティングを行う開発ツールを提供している。スピンアウトしたのは2015年2月末で創業から1年を迎えたばかりだが、サービス自体はすでに3年以…

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スマホアプリのテストマーケツール「DeployGate」を開発するデプロイゲート社が、米国法人設立と発表した。

デプロイゲート社はミクシィ社からスピンアウトしたスタートアップで、開発途中のテスト版アプリを配布しアプリローンチに向けたユーザフィードバックなどのマーケティングを行う開発ツールを提供している。スピンアウトしたのは2015年2月末で創業から1年を迎えたばかりだが、サービス自体はすでに3年以上を経過しており、現在では個人開発向けやスタートアップなどのスモール企業向けのプランから、大企業向けに複数アプリの管理や人事管理をしやすくするエンタープライズプランなどを提供している。ミクシィ、リクルート、クックパッド、最近では大手ゲーム制作会社への導入が進んでいるという。

ABC社が運営するAndroidゲーム総合メディア「ゲームギフト」と連携してスマホゲーム向けのテストマーケサービス「サキプレ」も展開。それまでのコンソールゲームは、完成してリリースしてからユーザの反応やフィードバックがあることから、徹底して作りこむために制作期間が長期化することは多々あった。しかし、ゲーム業界も次第にスマホシフトが起きつつあるなか、ベータテストを容易にすることで開発者とユーザが一体となってゲームを作りこみ、またサービスやアプリのファンづくりを事前に行うというこれまでにないゲームのリリース方法の道を築き上げてきた。

「最近では、ゲーム業界の方々から口々にDeployGate使ってます、と言っていただくようになった。ゲーム業界のスマホシフトと連動する形で、新しいゲーム開発の環境を提供するツールへとなっていったのは大きい。すでにサキプレからのアプリの配布端末数も4万台を越え、クライアントからも、リリース前に売れるか売れないかが分かる、サキプレのアンケートで3.5点以上を獲得するとGooglePlayストアの平均スコアも3.9を見込めたり、サキプレ参加者のアンケート回答率も30%を越えてて、リリース直前の改善点が抽出できる、などの声をいただいています」(CEO藤崎氏)

2015年7月には、Slack、HipChat、ChatWorkなどの連携機能も提供し、開発ツールと社内のコラボレーションツールとのやりとりが容易となり、開発のフィードバックもスムーズだという。8月には、開発技術のアワードCEDEC AWARDS2015にて優秀賞を受賞、WWDCやGoogle I/Oなどの米国のカンファレンスに定期的に参加し、現地の開発者向けサービスでクラッシュログ解析サービスの「Crittercism」と共同でイベントを開催するなど、着実にグローバルの開発者コミュニティにもサービスを浸透させてきた。以前のインタビューでも話しているように、CrittercismやGitHubなどの開発者と密にコミュニケーションをしており、当初からグローバル視点で徹底して開発者に目を向けたサービスづくりに力をいれている。

すでに100カ国近くにサービスが使われ、開発者も日本は半数、次に欧米各国や北欧系など、サービスリリース時からグローバルでの利用が浸透していた。また、Android版を早々にリリースしたことから、ブラジルなどのAndroidシェアの高い地域などでも開発者に重宝されているという。

「チームが無駄なく機能できるようなルールや組織作りをはじめ、お客様からのお問い合わせやご要望に迅速に対応できる体制を整えました。結果的に数々のお客様にご利用いただくことができ、第1期を無事に黒字で終えることができました」(COO安田氏)

こうした状況を踏まえながらも、エンタープライズ向けのサービスにおいてカスタマーサポートや現地開発者たちの意見を参考にツールのブラッシュアップをするためにも現地拠点の必要性を実感。今後のグローバル展開の足がかりとして、米国法人の設立を行うと発表した。現地法人に伴い、DeployGateの完全子会社として米国法人を設立。COOである安田氏が米国法人の代表を兼務するという。

開発者向けサービス事業者との提携も視野にいれながら、ツールとしての拡充も図っている。最近では、開発ソースから自動ビルドするdg commandの実装など、「アプリを作る人達の開発環境をどれだけ簡単にするか」をテーマにサービス強化を図っている。このあたりは、DeployGateブログに日々更新内容をアップデートしている。

着実に売上の目処が立っていることや組織づくりや検証ニーズの堀りおこし、プロダクトのブラッシュアップ、サポート体制を丁寧につくっていく考えから、現在のところは資金調達はせずに資本金と売上で事業を回す予定だという。開発者たちの声を聞きながら製品をつくり上げるために、春からは自社でオフィスを開設し、開発者同士がコミュニケーションできる場も定期的に開催していく。メンバーも創業の3人に加えて、リモートで開発やデザインやサポートを行うメンバーなど、チームビルディングもできつつある。

「開発者の人たちに着実に必要とされるツールとして育ってきた。特に、IT業界だけでなくゲーム業界などのニーズは高く、多くの企業や開発者たちがアプリローンチ前のテストマーケの重要性を理解しはじめている。良い形で開発者とユーザがコミュニケーションできる場を用意していきながら、期待を裏切らないアプリを作り続けるために『みんなで作る』を当たり前にするツールとなれるようにしていきたい」(藤崎氏)

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左から二番目が安田氏、三番目が藤崎氏
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ミクシィから独立したデプロイゲート、スマホゲーム向けテストマーケサービス「サキプレ」やエンタープライズプランなどを展開する

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以前、THE BRIDGEでも報じた、ミクシィ社の新規事業として生まれた、プライベートテスト配信プラットフォーム「DeployGate」が、正式に2015年2月28日(土)にデプロイゲート社に事業譲渡が完了した。ここに、新しいスタートアップが誕生したといえる。 「サービス開発者とユーザーの距離を縮め、新機能のフィードバックのコストをできるだけなくす」をミッションに掲げた同社の今後について、共同創業…

DeployGate

以前、THE BRIDGEでも報じた、ミクシィ社の新規事業として生まれた、プライベートテスト配信プラットフォーム「DeployGate」が、正式に2015年2月28日(土)にデプロイゲート社に事業譲渡が完了した。ここに、新しいスタートアップが誕生したといえる。

「サービス開発者とユーザーの距離を縮め、新機能のフィードバックのコストをできるだけなくす」をミッションに掲げた同社の今後について、共同創業者でCEOの藤崎友樹氏と共同創業者でCOOの安田一斗氏に話を伺った。

「ミクシイで得たノウハウがいまに活きている」

従来、スマホアプリは、ウェブサービスと比べてリリースしてからのフィードバックに改善の時間がかかるなど、開発者とユーザ双方にとってのコミュニケーションのハードルが高かった。ぶっつけ本番でのリリースでは、せっかくのアプリが正当な評価をされないこともしばしある。

そこで、アプリ開発者がチームメンバーやテスト担当者、テストユーザなどに対してテスト版アプリをワイヤレスで配布できるサービスが「DeployGate」だ。通常、テスト版アプリを配布するにはUSBケーブルでつなぐ手間が必要だったが、DeployGateではメールから簡単にテスト版アプリをダウンロードすることができる。

「DeployGateのもとになったのは、ミクシィでのAndroid開発の経験から生まれた、mixiのテスト現場を支えるための社内ツールでした。それを、DeployGateという新規事業として2012年9月にAndroidアプリ開発者向けの独立したサービスを立ち上げて2年半、今度は一企業として独立することとなりました」

CEO藤崎氏は、DeployGateのこれまでについて語る。共同代表の安田氏は、ミクシィ社内でアライアンス部門を担当後、新規事業の開発部署を担当。その一号案件がDeployGate(他にノハナなども担当)で、藤崎氏とともに営業などを行っていたという。2014年8月からDeployGate一本とし、事業を成長させてきた。今回の独立にあわせ、藤崎氏とともに起業したという。

すでにリクルートやクックパッドなど10社以上の大手スマホ開発に使われており、さまざまなフィードバックをもとにブラッシュアップし、有料プランとして企業が満足して使えるだけのものになってきたという。とある総合系企業では、全社的にサービスを導入したい、という申し入れもあったとか。

「リリースして2年がたつタイミングで、今後の事業展開をどうするかについて、社内で議論してきました。モンスト(注:モンスターストライク)の盛り上がりがあったなかで、ミクシィとしての事業速度とDeployGateとしての事業速度の違いから、ミクシィ内でやるよりも外に出たほうがやりやすいと社内で結論になり、互いに理解した上で今回の独立を選択させていただきました。実際、現在でもモンストの開発でDeployGateが使われていますし、独立した自社にとってはミクシイも大手クライアントの一つです。また、ミクシィのモンストという大きなゲーム開発を通じたノウハウが、今のDeployGateでもかなり活きています」(安田氏)

そうしたなか、今回の独立を契機に、さまざまなサービスの展開や事業連携を見せ始めている。まずは、3月中にエンタープライズプランを用意している。現在、すでに、個人開発向けやスタートアップなどのスモール企業向けのプランが用意されているが、大手企業は人材の出入りの激しさや複数アプリの管理、情報管理など細かなサービスが求められる。そこで、エンタープライズプランでは、アプリ数や開発者、配布可能なテスターの上限を無制限にし、退職者アカウントの削除や権限付与の細かな設定などを行うことができる。他にも、グループ間で共通利用可能な共有チームの作成や管理、DeployGate開発チーム直通による1営業日サポートなどがある。

開発者とユーザをつなぎながら、一緒にサービスを作る環境を

また、4月中旬からはABC社が運営するAndroidゲーム総合メディア「ゲームギフト」と連携し、スマートフォンゲーム向けのテストマーケティングサービス「サキプレ」を4月中旬に開始することを発表した。ゲームギフト内で先行プレイテスト、いわゆるクローズドβテストを募り、プレイデータやユーザからの評価、フィードバックをもとに本リリースに向けた開発調整を行うことができる。ベータテストを容易にすることで、リリース後の市場ニーズとの齟齬をなくし、開発者とユーザとが一緒になってより良いアプリやゲームを作る環境を目指していくという。

「リリース前に、しっかりとサービスやアプリのファンを作り、ファンと一緒になって改善点を洗い出すことで、その後のサービスの開発の進み方も変わるし、ユーザ目線からサービスの改善点を見出すことで、一般公開したあとのクオリティの高さも担保することができます」

DeployGateは、すでに93ヵ国で使われており、日本は約半数、次に欧米各国、北欧系の国々などが並ぶ。「意外とアジア圏やブラジルなどの南米も多い。ブラジルはAndroidの浸透率が高く、Androidの開発ツールとして浸透している」と藤崎氏。DeployGateはAndroidとiOSをサポートしている。

「今後、エンタープライズプランを進めていきながら、さまざま機能を追加していく予定です。フリーミアムモデルで確実に有料プランを使っていただく割合を増やしていき、アプリ開発のデファクトを目指していきたいと考えています」(藤崎氏)

大きな機能追加や人員確保などのフェーズに踏まえて、調達も視野にいれて事業を進めていきたいと語る。

「以前、CrittercismやGithubの方々と意見交換をする機会があったが、彼らのようにさまざまなサービスと連携したり、開発者によって居心地の良いサービスとなるようなものを目指したい。そのためにも、日本国内だけでなく、早々に世界に向けてアプリのテストマーケティングサービスといえばDeployGateと呼んでもらえるようにしたいと考えています」(藤崎氏)

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左から、CEOの藤崎友樹氏、COOの安田一斗氏

 

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アプリのプライベートテスト配信プラットフォーム「DeployGate」、デプロイゲート社を創業しミクシィ社から独立

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2012年9月13日にリリースした、iOS/Androidアプリのプライベートテスト配信プラットフォーム「DeployGate」。これまで、ミクシィ社内の新規事業として立ち上がった同サービスとして、順調に成長を行っていた。 今回、ミクシィ社が想定する事業規模を目指すのは難しいという判断のなかで、同サービスの事業責任者である藤﨑友樹氏が「同サービスの新しい可能性を追求したい」という考えのもとに、株式…

左から:イマイ・ケンタ氏、藤﨑友樹氏、井上恭輔氏
左から:イマイ・ケンタ氏、藤﨑友樹氏、井上恭輔氏

2012年9月13日にリリースした、iOS/Androidアプリのプライベートテスト配信プラットフォーム「DeployGate」。これまで、ミクシィ社内の新規事業として立ち上がった同サービスとして、順調に成長を行っていた。

今回、ミクシィ社が想定する事業規模を目指すのは難しいという判断のなかで、同サービスの事業責任者である藤﨑友樹氏が「同サービスの新しい可能性を追求したい」という考えのもとに、株式会社デプロイゲートを創業し、ミクシィ社からデプロイゲートに事業譲渡する形となったと発表を行った。つまり、ミクシィ社からの独立といえる。

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ミクシィ社は、2014年12月19日にスマホゲームの「モンスターストライク」が世界累計利用者数2000万人を突破したというリリースを出しており、モンスターストライクを含むコンテンツ事業の売上高が200億に迫るなど、大きな成長を見せている。

モンスターストライクの好調をもとに、11月にはモンスターストライク関連の新プロジェクトを設立するとも発表しているなど、ゲーム事業に対して大きくシフトしている様子が伺える。

今回の事業譲渡を踏まえた、DeployGateの今後について改めて藤﨑氏にインタビューを行えればと考えている。

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スマホのユーザビリティテストを簡単・早く実施できるUI Scope、mixiのDeploy Gateと業務提携

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ユーザビリティ、ユーザエクスペリエンスといった言葉は以前より頻繁に耳にするようになったが、実際にユーザテストなどを行えている企業はまだまだ少ない、と話すのはUI Scopeを運営する代表の平石大祐氏だ。UI Scopeはスマホに特化した「早く」「安く」「簡単に」を掲げるユーザビリティテストの検証代行サービス。 同社は本日、mixiが運営するAndroidアプリ提供者向けテスト版アプリ配信サービスの…

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ユーザビリティ、ユーザエクスペリエンスといった言葉は以前より頻繁に耳にするようになったが、実際にユーザテストなどを行えている企業はまだまだ少ない、と話すのはUI Scopeを運営する代表の平石大祐氏だ。UI Scopeはスマホに特化した「早く」「安く」「簡単に」を掲げるユーザビリティテストの検証代行サービス。

同社は本日、mixiが運営するAndroidアプリ提供者向けテスト版アプリ配信サービスのDeployGateとの業務提携を発表した。DeployGateは開始7 ヶ月で世界93カ国4,000を超えるAndroidアプリの開発に利用されている。「DeployGate Scope」により、公開済みのアプリだけでなく、開発中のベータ版アプリなどに対しても、安全で効率的なユーザビリティー検証をリーズナブルな価格で行うことが可能になる。

昨年10月にサービスを公開したUI Scopeは、3名のフルタイムメンバーと、外部のフリーランスデザイナー、および大学院生のエンジニアから成るスタートアップだ。サービス開始にあたって、平石氏がご近所掲示板サービスのWishScopeを使って創業メンバーを募集したことで結成した。取締役で技術責任者である有山貴清氏が加わり、またデザイナーもWishScope経由で採用している。もともと別のデザイン系のアプリサービスを提供していたが、そこでユーザテストの難しさを実感。サービス提供者なら誰もが頭を悩ます課題であることから、UI Scopeを立ち上げることを決意した。

既存の類似サービスは粒度の高いものばかりで、そのため長い期間を要し、コストも高い。またスマホに特化したものもなかった。UI Scopeのクライアントの半数はリクルートやBiglobeなどの大手企業だが、最近ではスタートアップも増えているという。登録サービスの総数は200、クライアント数は40社に及ぶ。その利用目的は主にリリース前のテスト、またリニューアルする際のテストで、7:3でリニューアル時の活用が多い。

モニターは、年齢や性別のみならず、特定のサービスを使ったことがある人、最近旅行に行った人などと具体的にターゲティングすることが可能だ。UI Scopeを用いた平均的なユーザテストの期間は1週間で10人ほどをテストする。ジェイコブ・ニールセン氏によると、10人5人[1]への被験者にテストすることで80%の問題点を特定することができるという。

では、ユーザテストに参加するモニター(被験者)の流れはどうなのか。モニターには無料でスタンド式のウェブカメラが提供される。自宅という普段の環境にいながらにして、与えられたタスクを声を出しながら実践する。思ったこと、感じたこと、またなぜボタンを押したのか、離脱したのかといったことが、まるで隣に座っているかのように手に取るようにわかる。この動画のローデータがクライアントに提供される。基本価格は、モニター一人につき3,000円。多くの企業が5人ほどの被験者で始めるため、平均単価は15,000円ほどだという。オプションサービスに、追加の分析レポートの作成がある。

現在UI Scopeには日本中から4,000人以上のモニターが集まっている。より広く一般のユーザを集めるよう工夫をしており、モニターは厳選されている。週に2,3回のペースで全員参加できるダミーのテストを実施し、その内容を目視してリテラシーのレベルなどを把握した上で審査する。モニターには一回参加すると500円が支払われ、2000円貯まると口座に振り込みがある。紹介キャンペーンなどで集まった主婦も多く、また提携企業から中学生や高校生といった学生モニターも参加する。全国に40店舗ほどの高齢者向けパソコン教室「パソカレッジ」を運営するマミオンからは、高齢者も集まる。幅広い層のモニターを集めることで、様々な企業のユーザテストに対応できるのだ。

UI Scopeを活用したユーザテストの事例として、平石氏はリクルートのSNSに散在した写真を集約するiPhoneアプリ「Ambrotype」を例に挙げた。その特徴的な機能のひとつは、思い出を振り返る感覚で過去の写真をプッシュ通知して知らせてくれること。実際にユーザが使っている様子を見てみると、ログイン後のポップアップの確認でプッシュ通知を「受け取らない」と設定していることが判明。思い出を振り返ることもできるというアプリのコンセプト自体が伝わっていないことが発覚し、アプリへの登録時にチュートリアルを設けることで改善した。

今後の課題に関して、平石氏はこう話す。

ユーザビリティテストに関するそもそもの啓蒙活動が必要。スマホデザイン会議など、イベントやワークショップを定期的に行っている。またクライアントに提供するサービス改善もある。例えば、ユーザテストは1本10-15分、10人いれば閲覧するだけで100分かかる。今後はタスクを細分化して見られるような工夫をしていきたい。またモニターの更に細かいターゲティングも実現したい。

また、自宅での利用シーンだけでなく、移動中や店舗で使うといったケースにも対応したり、SNS要素のあるアプリなどでリアルタイムなコミュニケーションのテストにも対応することを検討しているという。UI Scopeでは4月いっぱい、モニターあたりの基本料金を半額の1,500円で行うキャンペーンを実施している。サービスの流れは以下の動画で確認できる。


  1. @david_z が間違いを指摘してくれたことに謝意を表する。 ↩
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DeployGateは、Androidアプリ開発のスタンダード・ツールになれるか

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 【原文】 日本のソーシャル・ネットワーク Mixi(東証:2121)は国外にはあまり進出しておらず、グローバル・ユーザを追いかけようと努力するイノベーション・チームが生み出した、比較的最近のプロジェクトのプレビューを見て、大変興味がそそられた。DeployGate は初版が昨年ローンチされ、SDK を使わず、開発段階で Android アプリのテスト版を容易に配信できるしくみだ。同サービスは今日…

 【原文】

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左から:イマイ・ケンタ氏、藤﨑友樹氏、井上恭輔氏

日本のソーシャル・ネットワーク Mixi(東証:2121)は国外にはあまり進出しておらず、グローバル・ユーザを追いかけようと努力するイノベーション・チームが生み出した、比較的最近のプロジェクトのプレビューを見て、大変興味がそそられた。DeployGate は初版が昨年ローンチされ、SDK を使わず、開発段階で Android アプリのテスト版を容易に配信できるしくみだ。同サービスは今日、これまでの開発者にのみフォーカスされたものから、よりユーザに重点を置いたものにアップデートされた。依然、開発段階のニーズに特化しているが、今回の方針転換を受けて、DeployGate は TestFlight の領域に入って行くことを意味する。

DeployGate は、Mixi 社内の開発者が自分たちの不便を解消する術として開発された。Mixi は Android クライアントの開発にあたり、しばしば問題に遭遇することが多くなり、テストユーザにアプリを容易に導入できる方法が必要があると考えた。その解決策として生まれたのが DeployGate であり、Mixi の開発チームからスピンオフしたイノベーション・チームが一つのプロダクトとしてリリースすることになった。

01_distribution_page_en-268x300開発者にとって、使い方は極めてシンプルだ。アプリをアップロードし、個別の導入ページ(または配信パネル)を作成し、電子メール等で対象者に対して配信を繰り返すことができる。必要であれば、パスワード保護も可能だ。配信可能な人数は料金プランによって異なる。ネット経由で導入がなされた後、開発者はウェブ・ダッシュボード(下図参照)から、エラーやクラッシュレポートをモニター、アプリの更新、遠隔デバッグ、利用権限の停止が可能だ。

異なるグループに対して、異なるバージョンのアプリを配信できるようになり、新しい DeployGate は以前よりも少しABテストをやりやすくなった。

新しい DeployGate は多くの新機能が備わっており、特筆すべきは新しい料金プランにより、より多くの人に配信できるようになったことだろう。料金プランは以下の通りで、新版はフリーミアム版の次に用意されている。有料プランもさほど高くない。

Free Lite Pro Biz
アプリの数 4 10 50 100
開発者、コラボレータの人数 2 5 25 100
バージョン履歴 5 15 100 1000
配信対象デバイス数 20 100 3,000 30,000
月額(円)[1] 0 525 3,650 9,975

今回の新版では、開発者やマーケッターに無料プランを使ってもらい、より多くのことがやりたくなったら、有料プランへ移行してもらう、というのが狙いだ。現在のところ、Mixi のイノベーション・チームはマーケティングに Google Adwords を使っており、より多くの人々に使ってもらえるよう強力に宣伝を展開している。しかし、個人開発者にとって、DeployGate のメリットは明らかだろう。

チームは DeployGate に高い希望を持っており、Android アプリ開発のデファクト・ソリューションになりたいと考えている。道のりは長いだろうが、既に有名なクライアントを抱えているようだ。今のところ、DeployGate を使っている著名な企業は、Baidu Japan(百度)、カヤック、Zaim [2]Tokyo Otaku Mode だ。既に、現在のしくみを維持できる十分な有料ユーザが居るとのことで、これは確かに有望だ。

現在、DeployGate は90カ国にユーザが居て、3,400件の Android アプリを配信している。驚くべきことに、DeployGate の顧客は Mixi 関連のいかなるサービスよりもグローバルになっており、英語での利用が76%、日本語での利用が24%だ。

イノベーション・チームがもたらしたこのサービスが、Mixi をここ数年の停滞から抜け出させる起爆剤になるだろうか。DeployGate に加え、最近ローンチした「ノハナ」というカメラアプリも興味深い。

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  1. ドル建てでは、8ドル、45ドル、120ドルとなる。 ↩
  2. Zaim は日本製の個人向け会計アプリ。個人的に大変好きだ。近いうちに詳細をお伝えしたい。↩
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mixi開発チームが生み出したアンドロイド版TestFlight「DeployGate」は開発者をUSBから解放する

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mixiは9月10日、アンドロイドアプリのプライベートテスト配信プラットフォーム「DeployGate」を公開した。開発中のアンドロイドアプリをワイヤレスで開発チームに配信、ログやバグレポートなどの情報を管理、収集することが出来る。無料で利用できるゲストアカウントをはじめ、配信できるアプリの数や登録できる開発者アカウントの数によっていくつかの料金体系を用意している。 「USBをなくしてワイヤレスで…

mixiは9月10日、アンドロイドアプリのプライベートテスト配信プラットフォーム「DeployGate」を公開した。開発中のアンドロイドアプリをワイヤレスで開発チームに配信、ログやバグレポートなどの情報を管理、収集することが出来る。無料で利用できるゲストアカウントをはじめ、配信できるアプリの数や登録できる開発者アカウントの数によっていくつかの料金体系を用意している。

「USBをなくしてワイヤレスで一瞬の内に共有したい」ーー今回開発にあたった井上恭輔氏と藤﨑友樹氏は共に2008年のmixi新卒入社組。mixiでバックエンドやアンドロイド開発を担当する二人の経験からDeployGateは産まれたのだが、これを推し進めたのがmixiの新規事業創出プロジェクト「イノベーションセンター」。DeployGateはこの社内公募事業の一号案件になる。

さて、アプリ開発におけるテスト配信プラットフォームですぐに思いつくのはやはりTestFlightだろう。私もこのサービスを見た瞬間、アンドロイド版TestFlightというタイトルが浮かんだし、開発チームも比較表を作るなど、同サービスを強く意識はしているようだ。

サービスの利用は大変シンプルだった。アカウントを作成してログインするとダッシュボードなどの画面からアプリをアップロードすることができる。テスト用アプリはQRコードなどから端末にインストールが可能になり、後はアプリを各テスターに利用してもらって発生したバグなどをオンラインでチェック。新バージョンがリリースされたらそこからまた新たなアプリをテスターに配信することができる。

これらの情報は全てリアルタイムにタイムライン上に表示され、開発者に共有される仕組みだ。テスト用サンプルアプリのQRコードが表示されるので、実際にどのような動きになるか試してみて欲しい。

TestFlightと大きく違うポイントはアンドロイド向けであるということだが、根本的な違いは開発に対するフォーカスだろう。「開発者同士のコラボレーションとリアルタイム性にはこだわった。iOS、アンドロイドをはじめ、モバイルアプリは山のように作られている。開発者の環境も大きく変わり、オフィスを持たない人達がオンラインで繋がって開発を進めるスタイルがどんどん広がっている。DeployGateは開発を強く意識しているので、バグなどの情報を把握しやすいはずだ」(井上氏)。

私も実際にデモで使ってみたが非常に軽快で、特別なSDKを入れなくても利用ができるが、用意されているSDKを使えばログの収集、デバイスの情報取得など以外にもさらに多くの情報を取得できるようになっている。また英語版も準備されていて、マーケットは最初から国内外問わず視野に入れているそうだ。

対象となるユーザーはいわゆるソースコードを書く「開発者」に留まらない。開発チームに所属するプロデューサー、ディレクター、テスターなど、一緒にQA(Quality Assurance)に参加するであろう層がターゲットになるという。

また、テスト中にあったフィードバックで最も多かったのはiOSへの対応なのだそうだ。さらにテストマーケティング的な使い方についてもアイデアはあるが「まずは開発者へのフォーカスから。その後で色々なチャレンジを考えたい」(藤崎氏)とした。

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