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沖縄発ソーシャルコマース「pippin(ピッピン)」運営、CoralとGxPartnersから6,500万円を調達

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沖縄を拠点にソーシャルコマースプラットフォーム「pippin(ピッピン)」を開発・提供する EC-GAIN は18日、Coral Capital と GxPartners から6,500万円を調達したと発表した。ポストシードないしプレシリーズ A 相当のラウンドと見られる。同社にとっては、2019年12月に実施したラウンド(シードのエクステンションかブリッジと推定)に続く調達だ(発表は2020年1…

EC-GAIN のメンバー。中央が創業者で代表取締役の村田薫氏。
Image credit: EC-GAIN

沖縄を拠点にソーシャルコマースプラットフォーム「pippin(ピッピン)」を開発・提供する EC-GAIN は18日、Coral Capital と GxPartners から6,500万円を調達したと発表した。ポストシードないしプレシリーズ A 相当のラウンドと見られる。同社にとっては、2019年12月に実施したラウンド(シードのエクステンションかブリッジと推定)に続く調達だ(発表は2020年1月)。GxPartners はこの際に続く今回のフォローオン参加となる。

EC-GAIN は、かつて楽天で EC コンサルタントとして在籍し、EC 店舗支援の成果から3度にわたり社長賞の表彰を受けたことのある村田薫氏により創業。E ストアやスタートトゥデイなど、E コマースプラットフォーマーで勤務経験のある人々などでチームは構成されている。2017年から2018年にかけて実施された「Okinawa Startup Program」に採択され、2018年8月にインフルエンサーコマースプラットフォーム「temite」をプレオープン、2021年1月頃には日本から台湾への越境 EC 参入も発表していた

pippin も temite 同様のソーシャルコマース、インフルエンサーコマースのプラットフォームだが、対象オーディエンスが異なっていて少し事業がピボットしている。インフルエンサーコマースは、商品に対して知識が豊富な人(インフルエンサー)が、その人の知識を頼りに慕う人(フォロワー)に情報を共有する、すなわち、情報の非対称性があってこそ成立する。temite では台湾進出に象徴されるように、当初、日本の商品に明るいインフルエンサーが海外のフォロワーに商品を紹介するようなスキームを取った。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大などが影響し、海外でのサービス展開は伸び悩み、2020年2月には不確実性の高いモデルをあきらめて、国内向けソーシャルコマースにピボット。こうして生まれたのが pippin だ。カギとなる情報の非対称性については、カテゴリインフルエンサー(サービス上では「プロ」と呼んでいる)と呼ばれる、特定分野に抜群の商品知識を持つ人が、それを求めるフォロワーに対して販売する形を取る。スポーツギア、アウトドアギア、コスメ、ファッション、知育玩具などがホットだ。

「pippin(ピッピン)」
Image credit: EC-GAIN

EC サービスが増える中で、ユーザにはペインは広がっている。サイトによっては、サクラが書いたレビューに溢れていたり、国外からの販売だったり、返品を受け付けてくれなかったり、など、不安要素は多い。プロが商品を紹介することでユーザに安心を与えられる。

一人のプロが紹介している商品の数は数十種程度が多いが、中には、500種もの商品を紹介している人もいる。昨年3月にローンチから半年後の9月くらいから数字を立ち上がってきて、現在はプロが2,500人以上、累計流通総額は1.3億円を突破した。(村田氏)

pippin には、商品とプロを集める上でチャネルは大きく2つある。まず、プロが自分で商品を持ってきて紹介するケース。モデルはアフィリエイトに近い。もう一つは、pippin が独自にメーカー、ブランド、EC サイトなどと提携し、その商品データベース(現時点で4万 SKU 程度)からプロが商品を選んで紹介・販売するケースだ。ブランドによっては、pippin のプロ向けにホワイトラベルや別注品で卸してくれるケースもあるという。

EC-GAIN は今後、このメーカー、ブランド、EC サイトとの連携でインフルエンサーコマースのエコシステムを作りたいと考えている。pippin にしかない商品が供給されるようになれば、フォロワーはこれまでに増して pippin のプロから商品を購入するようになり、商品がよく売れれば、メーカーはよりユニークな商品を供給してくれるようになる。そんな上向きのスパイラルが醸成されていくことが理想の形だと村田氏は語ってくれた。

EC-GAIN は今回調達した資金で人材採用の拡大を狙う。システム開発は主に沖縄で行っているが、今後、メーカー、ブランド、EC サイトとの協業のために事業開発や営業人材を増やす計画で、この人たちは EC-GAIN が開設準備中の東京オフィスを拠点に活動することが多くなるだろう、とのことだった。EC-GAIN として、プロに対しては販売方法や使うツールなどの縛りは設けていないが、ニーズが高まれば、プロの収益化を後押しするためにライブコマースの機能などを追加する可能性もあり得るとしている。

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ソーシャルECの「temite」が資金調達、台湾での越境事業も開始

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ソーシャルECプラットフォーム「temite」を運営するEC-GAINは12月18日、 台湾でのサービス提供を開始し、あわせて沖縄振興開発金融公庫、GxPartnersを引受先とした第三者割当増資の実施を発表した。調達額に関しては公表されていない。 ソーシャルECサービス「temite」は、販売する商品がなくても無料で自分だけのオンラインセレクトショップが作れるサービス。いわゆるアフィリエイトで、…

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ソーシャルECプラットフォーム「temite」を運営するEC-GAINは12月18日、 台湾でのサービス提供を開始し、あわせて沖縄振興開発金融公庫、GxPartnersを引受先とした第三者割当増資の実施を発表した。調達額に関しては公表されていない。

ソーシャルECサービス「temite」は、販売する商品がなくても無料で自分だけのオンラインセレクトショップが作れるサービス。いわゆるアフィリエイトで、作ったセレクトショップはすぐにSNSでシェアでき、セレクトショップから商品が購入されると、販売価格のおおよそ10%〜20%が成果報酬として貰える。

商品はtemiteに登録している商品提供企業から購入者に直接発送される仕組み。サプライヤーはtemiteを通じて代理販売者を作ることで、難しかったソーシャルメディアでのマーケティングを図ることができる。台湾事業を開始したことから、台湾のインフルエンサーやブロガーといった個人にSNS上で展開してもらえるため、EC事業者の東アジアへのEC展開をサポートできるという。

via PR TIMES

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沖縄発ソーシャルECプラットフォーム「temite(テミテ)」運営のEC-GAIN、「BORベンチャーファンド」などから約3,000万円をシード調達

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ファンとのつながりで売上を伸ばすことを目指すソーシャル EC プラットフォーム「temite(テミテ)」を運営する EC-GAIN は、琉球銀行子会社のりゅうぎん総合研究所が運営する「BOR ベンチャーファンド」からの資金調達と、琉球銀行からの借入により約3,000万円を調達したと発表した。BOR ベンチャーファンドは2億円規模で今年2月に組成され、4月には HR テック企業のサイダスに出資したこ…

temite
Image credit: EC-GAIN

ファンとのつながりで売上を伸ばすことを目指すソーシャル EC プラットフォーム「temite(テミテ)」を運営する EC-GAIN は、琉球銀行子会社のりゅうぎん総合研究所が運営する「BOR ベンチャーファンド」からの資金調達と、琉球銀行からの借入により約3,000万円を調達したと発表した。BOR ベンチャーファンドは2億円規模で今年2月に組成され、4月には HR テック企業のサイダスに出資したことを明らかにしている。

EC-GAIN は、かつて楽天で EC コンサルタントとして在籍し、EC 店舗支援の成果から3度にわたり社長賞の表彰を受けたことのある村田薫氏により創業。E ストアやスタートトゥデイなど、E コマースプラットフォーマーで勤務経験のある人々を含め、7名でチームを構成する創業2年目のスタートアップだ。同社は2017年から2018年にかけて実施された「Okinawa Startup Program」に採択され、これが今回の資金調達にきっかけとなった。

Okinawa Startup Program のデモデイでピッチする村田薫氏(2018年3月)
Image credit: Masaru Ikeda

temite は、SNS や個人メディアを利用して成果報酬型の紹介サービスを誰でも利用できるように設計した EC プラットフォーム。サプライヤーが応援者であるアンバサダーを募り、商品を広めてもらう上でのアプローチと報酬を設定。
アンバサダーの提案に応じてユーザーが商品やサービスを購入するとサプライヤーからアンバサダーに報酬が支払われる。誰かのおすすめによって購入を決める消費ニーズを活かして事業者が簡単に販路拡大でき、紹介者が成果報酬で稼ぐことが可能になるサービスだ。

EC-GAIN では temite のプレオープンを8月に予定しており、それに向けて13日からは、temite サプライヤーの事前申込の受付を開始している。先着100名のサプライヤーには、プレオープン期間中の利用料金が無料、またカード決済手数料も無料になる特典が付与される。

temite のビジネスモデル
Image credit: EC-GAIN

ソーシャルコマースソーシャル EC といったコンセプトは、THE BRIDGE 上でもかなり多くの記事が見つかることからもわかるように、特段目新しいものではない。ただ、プラットフォーマー側がキープレーヤーになりがちなソーシャル EC の業界において、サプライヤーがイニシアティブを取りやすいようにしている点について、temite は少しこれまでのプラットフォームとは異なるかもしれない。スマートフォンだけで運用できる点については、サプライヤーの参入ハードルを引き下げることに貢献するだろう。

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