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NY発の自動車連携デバイス開発スタートアップDash Labsが、Innovation Weekend Grand Finale 2016で優勝

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Innovation Weekend は、東京を拠点とするスタートアップ・インキュベータ、サンブリッジ グローバルベンチャーズが開催するショーケース・イベントだ。今年もニューヨーク、サンフランシスコ、ベルリン、大阪で予選イベントを開催し、各予選の優勝者や次点のスタートアップらが選ばれ、2日に東京で開催されたイベント「Innovation Weekend Grand Finale 2016」のピッチ…

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Innovation Weekend は、東京を拠点とするスタートアップ・インキュベータ、サンブリッジ グローバルベンチャーズが開催するショーケース・イベントだ。今年もニューヨーク、サンフランシスコ、ベルリン、大阪で予選イベントを開催し、各予選の優勝者や次点のスタートアップらが選ばれ、2日に東京で開催されたイベント「Innovation Weekend Grand Finale 2016」のピッチセッションに参加した。

ピッチセッションに参加したファイナリストたちのプロダクト、マーケット・ポテンシャルなどについて、簡単にまとめておきたい。

なお、入賞者の選定は審査員によるものではなく、本イベント一般参加者の投票によるものである。

【優勝】Dash by Dash Labs(Innovation Weekend 2016 NY 予選優勝)

副賞:NY⇄東京の往復航空券、Amazon Fire TV Stick

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Dash は、スマートフォンと自動車を Bluetooth で接続できる、低価格の車載計測機器を設置することで動作する。運転スコア、エンジンに関する警告、メンテナンスに関するフィードバック、友人と運転技術を比べられるソーシャル・ゲーミフィケーションの機能等が提供される。保険会社が安全ドライバーに割安の保険料を適用したり、運転状況に応じた広告を提供したりするサービスを提供している。

Dash Labs は2013年に TechStars ニューヨークから輩出。2014年3月には、サイバーエージェントが Dash Labs に出資していたことを明らかにしている。

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【準優勝】Conichi by Hotel Beacons(Innovation Weekend 2016 ベルリン予選準優勝)

副賞:Amazon Fire TV Stick

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Conichi は、ホテルで宿泊客のチェックイン・チェックアウトを高速化し、キーレスで入室できるソリューション。宿泊客とモバイルアプリとホテル側に設置したビーコンの連携により、宿泊客はホテルのフロントに近づくだけで、自動的に誰であるかを認識してもらえるほか、アプリから予想到着時刻なども簡単にホテルに伝えることができる。

宿泊客はモバイルアプリを使って事前決済ができるほか、ホテルにとっては CRM のしくみとしても機能する。これまでに、大手ホテルグループの HRS から790万ドルをシードラウンドで資金調達している。

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【準優勝】Ellipse by Velo Labs(Innovation Weekend 2016 SF 予選準優勝)

副賞:Amazon Fire TV Stick

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Ellipse(以前の名前は SkyLock)は、自転車用のスマートロック。スマートフォンと連動し、キーレスでロック・アンロックができるほか、盗まれそうになっているとき、鍵を壊されそうになっているときには警報を伝えることもできる。アンロックに使うコードをオンラインで渡すこともできるので、自転車シェアリングのしくみとしても使える。スマートロックには太陽電池が備わっており、屋外に駐車している際に自動的に充電される。

これまでに3回のラウンドで約100万ドルを調達している。

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【Microsoft 賞】Review by Review(Innovation Weekend 2016 大阪予選準優勝)

副賞:Microsoft BizSpark Plus – Azure 12万ドル分

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Review は、企業や地方自治体が求める視認情報を、調査スタッフがアプリを使って集めてくれる情報管理プラットフォーム。どこに空き地があるか、どこで工事が実施されているかなど、地図や航空写真ではわからない最新の土地情報を提供する。

【EY Japan 賞】enTouch(主催者特別推薦枠)

副賞:eラーニング・研修サービスの提供

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enTouch は、製薬会社と医師をオンラインで接続するプラットフォーム。従来の製薬会社の社員 MR が医師を訪問する方法に代えて、enTouch の社員となった MR が複数の製薬会社の営業活動を代行、インターネットを駆使して、テレビ電話などによりテレマーケティングする。診療時間終了後にアポを取る必要がある場合にも、フレキシブルに対応できるようになる。

【freee 賞】Review(Innovation Weekend 2016 大阪予選準優勝)/enTouch(主催者特別推薦枠)/MARUI-PlugIn(Innovation Weekend 2016 大阪優勝)

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enTouch、Review については前述済であるため、MARUI-PlugIn についてのみ紹介。

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MARUI-PlugIn は、CG やアニメの既存の制作ソフトウェアを、HTC Vive や Oculus Lift といった HMD に接続し、バーチャルリアリティ空間で、直感的に操作・コンテンツ制作できる環境を提供するプラグイン。SaaS モデルで月間2,000円で提供されている。


以下は、入賞には至らなかったものの、ファイナリストとして登壇したスタートアップのチーム。

Butterfly by Anonymessenger(Innovation Weekend 2016 SF 予選準優勝)

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Butterfly は組織内のチーム改善 PDCA サイクルを自動化するプラットフォーム。マネージャーが部下やチームの問題点や不満を把握し、改善するのを支援する。Butterfly のモバイルアプリは週に一度、チームメンバーに対し自動的にアンケートを実施。その結果がマネージャーにフィードバックされ、結果に応じた改善策がアプリからアドバイスされる。

Journy by Reksee(Innovation Weekend 2016 NY準優勝)

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Journy は、トップランクのシェフ、ソムリエ、地元のエキスパートの推薦をもとにテイラーメイドの旅行プランを作ってくれるサービス。ユーザの旅行に対する好みを理解し、どのようなアトラクションをどこで体験するとよいかを教えてくれる。必要に応じて、予約も代行してくれる。

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ベルリン発の室内菜園スタートアップ「InFarm」が、Innovation Weekend Grand Finale 2015で優勝

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Innovation Weekend は、東京を拠点とするスタートアップ・インキュベータ、サンブリッジ グローバルベンチャーズが開催するショーケース・イベントだ。今年はニューヨーク、サンフランシスコ、ベルリン、大阪で予選イベントを開催し、各予選の優 勝者や次点のスタートアップらが選ばれ、11日に東京で開催されたイベント「Innovation Weekend Grand Finale 2015」のピ…

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Innovation Weekend は、東京を拠点とするスタートアップ・インキュベータ、サンブリッジ グローバルベンチャーズが開催するショーケース・イベントだ。今年はニューヨーク、サンフランシスコ、ベルリン、大阪で予選イベントを開催し、各予選の優 勝者や次点のスタートアップらが選ばれ、11日に東京で開催されたイベント「Innovation Weekend Grand Finale 2015」のピッチセッションに参加した。

ピッチセッションに参加したスタートアップのうち、華々しく入賞したチームのプロダクト、マーケット・ポテンシャルなどについて、まとめておきたい。

優勝:InFarm(ベルリン)

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InFarm は、都心生活における食物の自給自足を念頭に、ベルリン市内の倉庫を改造し、室内菜園で野菜が栽培できるしくみを開発したスタートアップ。有機栽培により、通常の市販の野菜に比べ、必要栄養素を約40倍以上も含んだ作物が収穫できる。

昨年には、世界中の人々に野菜を自ら有機栽培する重要性を訴えるため、ポリプロピレンにできた小型の菜園キット「Microgarden」をリリース。昨年 Indiegogo でクラウドファンディングを実施したところ、予定額を上回る2.7万ユーロを集めてディールは成立した。「Microgarden」には野菜の種も同梱されており、ユーザはこれを購入して部屋の窓際などに置くだけで、簡単に野菜が栽培できる。栽培が終わった後のポリプロピレンシートはリサイクルが可能。

準優勝:Agolo(ニューヨーク)

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Agolo(以前の社名は Ninoh)は、独自の自然言語およびビッグデータの解析エンジンにより、レポート、記事、SNS投稿、ニュース、画像データなどを含む膨大な非構造化データを瞬時に分類・整理した上で再編集し、人々が知りたい「要約コンテンツ」を自動生成するプラットフォーム「Agolo」を開発している。Agolo を使うことで、メディアサイトのオーナーは新しい形のメディア・コンテンツの生成、コンテンツマーケティングのリアルタイム自動化、コンテンツ連動広告の実現が可能になる。

同社は今年8月、電通(東証:4324)が運用するコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)である電通ベンチャーズからシードラウンドで資金調達したことを明らかにしている(出資金額非開示)。

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準優勝:Nomiku(サンフランシスコ)

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Nomiku は、家庭用の真空調理に使う浸水型温熱サーキュレータを開発。真空パックした肉をスロークッキングすることのより、これまでの焼く、煮る、炒める、ゆでる、蒸すなどとは違った料理方法を家庭で可能にする。Wi-Fi 接続できるバージョンのサーキュレータでは、シェフの料理法に基づくレシピを元に、温度調整をプログラミングできるほか、インターネットを通じたリモート制御も可能。長時間にわたる料理で外出しても安全だ。

2012年に中国・深圳のハードウェア専門アクセラレータ「HAX(当時は HAXLR8R)」のバッチから輩出されたスタートアップだ。

<参考文献>

マイクロソフト賞:Liquid(東京)

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Liquid は指紋認証による決済サービスを開発。これまでの指紋認証システムは、事前に登録されている指紋をすべて検索するため時間がかかり、1対1 のマッチングしかできなかったが、Liquid システムでは、深層学習を採用し、1対N での指紋マッチングが数秒未満で可能になった。これにより、事前に登録した指紋で、現金もカードも使わない決済が可能。2本の指を使うことで、他人を誤認する可能性は1億人分に1人の確率まで減少させている。

現在はハウステンボスに導入し、来場客は手ぶらで買い物、レストランや土産物屋の決済が完了する。スリランカのホテルでは、チェックインした後の部屋の鍵や提携先のキャッシュレス決済などに導入されている。ドコモベンチャーズのインキュベーション・バッチ第3期から輩出。

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JAL賞:Quatre(大阪)

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Quatre は、海外から日本へのインバウンド需要に対応できる、リアルプロモーションと越境ECサイト「pukka(普美精品)」を運営している。創業者の横町享之氏は元美容師であり、化粧品コスメサイト「@cosme」での勤務経験を経て、pukka では特に美容や化粧品に特化して日本製品を中国に販売している。

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pukka(普美精品)
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3DCGスタートアップのSCIEMENT(サイアメント)が、Innovation Weekend Grand Finale 2014で優勝

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 Innovation Weekend は、東京を拠点とするスタートアップ・インキュベータ、サンブリッジ グローバルベンチャーズが開催する月例ショーケース・ミートアップ・イベントである。毎年12月に大きなイベントを開催し、ピッチセッションでは、毎月のベストスタートアップの中からさらなるベストを聴衆の投票で選ぶ。 今年は…

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SCIEMENT(サイアメント)代表で医学博士の瀬尾拡史(せお・ひろふみ)氏。

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

Innovation Weekend は、東京を拠点とするスタートアップ・インキュベータ、サンブリッジ グローバルベンチャーズが開催する月例ショーケース・ミートアップ・イベントである。毎年12月に大きなイベントを開催し、ピッチセッションでは、毎月のベストスタートアップの中からさらなるベストを聴衆の投票で選ぶ。

今年は、東京以外にシンガポール、ボストン、ロンドンでも予選が開催され、日本のみならずアジア・アメリカ・ヨーロッパからもスタートアップが東京に集結。投票の結果、科学に特化した 3DCG のソリューションを提供するスタートアップ SCIEMENT(サイアメント)が優勝した。

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代表で医学博士の瀬尾拡史氏の説明によれば、先天性心疾患(congenital cardiac disorder)を持つ人は100〜200人に1人の割合で含まれ、世界的に見てもその人口は少なくないのだ、という。すべての心疾患が即ち命の危険に結びつくわけではないが、この症状を持つ患者たちは、少なくとも自分の心臓の状態を詳しく知りたい。3Dスキャンした心臓の状態を、取得したデータをもとに忠実に3Dアニメ化することで、彼らはこの状態を手に取るように把握できるのだという。

このような技術の応用範囲は計り知れないだろう。臓器の3Dプリンティングとあわせ、医療そのものの進化に大きく寄与できる可能性がある。以下は、SCIEMENT が理化学研究所や東京大学と共同で制作した、心臓の動きをシミュレートした3DCGアニメだ。これを見て協業できるアイデアが思いついた人は、ぜひ SCIEMENT と連絡を取ってみてほしい。

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世界を巡るInnovation Weekend、決勝進出を勝ち取った東京予選入賞3チームの顔ぶれ

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世界ツアーを始めているピッチコンテストの Innovation Weekend は、その第2回目の予選を今夜(原文掲載日:6月20日)東京で開催した。日本を拠点とする StudyPact は先月シンガポールで開催された初回予選で優勝し、12月の決勝戦へとコマを進めた。 東京予選には7チームが参加したが、そのうち聴衆に衝撃を与えた3チームを以下に紹介しよう。 1. SCIEMENT SCIEMENT…

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世界ツアーを始めているピッチコンテストの Innovation Weekend は、その第2回目の予選を今夜(原文掲載日:6月20日)東京で開催した。日本を拠点とする StudyPact は先月シンガポールで開催された初回予選で優勝し、12月の決勝戦へとコマを進めた。

東京予選には7チームが参加したが、そのうち聴衆に衝撃を与えた3チームを以下に紹介しよう。

1. SCIEMENT

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SCIEMENT(サイアメント)は、医学博士の瀬尾拡史氏が設立したスタートアップで、専門家でない人が科学を学べるリソースを提供する。彼は自身の学習経験から、医療が一般人にとって、あまりに単純過ぎるか、または複雑過ぎるかに偏向しているように感じた。彼の3Dアニメを使えば、絶妙なバランスで人々に身体のことを学んでもらうことができる。

瀬尾氏は適当なビジネスモデルが無いことを認めつつも、何にも代えがたい価値があるとして聴衆を魅了し、SCIEMENT が優勝を果たした。

(編集追記:以下は同社と神風動画が制作した、TBSドラマ「彼岸島」のオープニング動画)

2. AgIC

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清水信哉氏は起業家を志して、居心地がよい McKinsey & Company を辞めた人物だ。Innovation Weekend で2位の座を射止めた AgIC は、電子回路制作用の家庭用プリンターを開発する。Kickstarter で成功を収めた後、アメリカの Maker ムーブメントの後押しや NASA の注目を集め、順調にビジネスは立ち上がった。

同社は既にシリコンバレーにオフィスを開設しており、清水氏は日本市場と並行してアメリカ市場でも成長したいと考えているようだ。

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3. Startbahn

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泰平氏は東京大学の大学院生だが、それによって、彼は自分の夢を追求するのをやめなかった。Startbahn は、アートコレクションをより誰もが手に届くようなものにするためのサービスだ。泰平氏によれば、ほんの一握りのアーティストだけが、ギャラリーオークションの狭き門に分け入ることができる。

彼のサービスでは取引フロアが現れ、そこで平均的なアーティストが資金の無い美術愛好家に作品を販売できる。Startbahn は上位2位には入賞しなかったが、佳作として表彰され12月の最終決勝に進むチャンスをを獲得した。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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Innovation Weekendが世界ツアーをスタート、アジア地域の予選をシンガポールで開催

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サンブリッジ グローバルベンチャーズが、定期的に開催してきたスタートアップのピッチイベント「Innovation Weekend」については THE BRIDGE でも取り上げて来た。同社は、東京のほか、拠点のある大阪やシリコンバレーを中心に活動してきたので、Innovation Weekend では、これらの地域のスタートアップが披露されることが多かった。 同社は今年から趣向を変え、国内に加え海…

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サンブリッジ グローバルベンチャーズが、定期的に開催してきたスタートアップのピッチイベント「Innovation Weekend」については THE BRIDGE でも取り上げて来た。同社は、東京のほか、拠点のある大阪やシリコンバレーを中心に活動してきたので、Innovation Weekend では、これらの地域のスタートアップが披露されることが多かった。

同社は今年から趣向を変え、国内に加え海外からのスタートアップ招聘にも注力するようで、東京に加え、シンガポール、ロンドン、ボストンで地域別予選を行い、年末に東京で行われる Innovation Weekend Grand Finale 2014(昨年の様子はこちら)には、各地域の優秀表彰スタートアップを招く計画だ。

9日、シンガポール中心部にある Microsoft Singapore オフィスの講堂を会場に、このワールドツアーの第一回目となるシンガポール予選が行われ、このイベントに集まった聴衆の投票結果により、東京のスタートアップ StudyPact が予選優勝者に選ばれた。StudyPact は Open Network Lab のインキュベーション・プログラム第8期を卒業したスタートアップで、ユーザが学習目標を設定し、その達成にお金を賭けることができるようなサービスだ。より効果的な学習プラットフォームとするため、Duolingo、Anki、Memrise、Coursera、Edx などの他の教育プラットフォームやサービスと提携している。

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このイベントは、Startup Asia Singapore 2014 の翌日に開催されたということもあり、そちらに参加していた起業家やスタートアップの顔ぶれも多く見られた。彼らの多くは日本市場への進出に興味があるものの、言葉や文化の違いのため、具体的にどうアプローチしてよいかわからない、という悩みを抱えているようだ。残念ながらこれらの問題を解決する特効薬は存在しないが、Innovation Weekend のようなイベントや THE BRIDGE の英語版などが、彼らが日本市場を理解する上で一助となることを願ってやまない。

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電子回路基板設計CADの「Quadcept」が、Innovation Weekend Grand Finale 2013で優勝

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 Innovation Weekend は、東京を拠点とするスタートアップ・インキュベータ、サンブリッジ グローバルベンチャーズが開催する月例ショーケース・ミートアップ・イベントである。毎年12月に大きなイベントを開催し、ピッチセッションでは、毎月のベストスタートアップの中からさらなるベストを聴衆の投票で選ぶ。今年は、…

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

Innovation Weekend は、東京を拠点とするスタートアップ・インキュベータ、サンブリッジ グローバルベンチャーズが開催する月例ショーケース・ミートアップ・イベントである。毎年12月に大きなイベントを開催し、ピッチセッションでは、毎月のベストスタートアップの中からさらなるベストを聴衆の投票で選ぶ。今年は、大阪を拠点とするスタートアップ Quadcept が電子回路基板設計ソリューションのアイデアで優勝を勝ち取った。

Quadcept(優勝)

電子デバイス製作業界の工場では、電子回路基板の設計ツールを購入する必要がある。概ねこれらのツールはパッケージ・ソフトウェアとして供給され、一ユーザライセンスにつき、初期料金8万ドル、毎月のメンテナンス料金1万ドルなど、多くの費用がかかる。しかし、工場の多くはすべての従業員にこのパッケージを配る予算を持っておらず、これがデバイス製作業界の生産性を落とす一要因となっている。

Quadcept は、このソリューションをクラウド化した。料金は何ライセンス使うかにより決まり、年または月単位で支払うことができ、初期料金が不要だ。Maker FaireGugen のようなイベントをスポンサーすることで、ガジェット制作コミュニティを積極的に支援している。来年には世界展開を開始する計画だ。

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Quadcept

この機会には、日本、台湾、タイから傑出したスタートアップが12社以上集まり、アプリやサービスを日本のスタートアップ・シーンの聴衆にピッチした。すべてを本稿でカバーすることはできないが、いくつかの新顔を紹介しておきたい。

VisasQ

VisasQ は、ソーシャルグラフを利用した、スポット・コンサルティング・プラットフォームで、ユーザは専門家からアドバイスを得ることができる。同社の創業者である端羽英子(はしば・えいこ)氏は、インベストメント・バンカーを務めるなど、輝かしい経歴を持っている。しかし、彼女が多くのクラウドソーシング・プラットフォームで仕事を探そうとしたとき、自分のできそうな仕事が見つからず失望した。そこで彼女は、人々がスキルよりも、経歴や専門性を共有できるプラットフォームを作った。

このコンセプトは、世界中に居る25万人の目的別専門家からコンサルテーションやアドバイスを提供するトップ企業 Gerson Lehrman Group(GLG)にインスパイアされた。端羽氏は、このようなスポット・コンサルティング・サービスを、従来のサービスの1%のコストで提供しようとしている。彼らのチームには、有名なグループウェア・ソリューション Rakumo で以前働いていたエンジニアがいる。

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VisasQ

Pathee

渋谷のカラオケバーで遊びに行きたいとき、Google 検索や Google マップを使い、「カラオケ」や「渋谷」などのキーワードを投入して最寄りの店を探そうとするだろう。しかし、その検索結果は、そのショップチェーンのリストだったり不適切な回答が返却され、最寄りの店の場所を探すのに、さらなる努力を求められる。

東京を拠点とするスタートアップ Tritrue は Pathee という空間検索エンジンを開発した。GPS 技術と流行しているテーマの情報関連性を活用し、今いる場所から5分以内の建物に結果を絞り込むことで、求めているものに対する適切な情報を提供してくれる。このようにして、あるイベントの会場近くの駅に着いたとき、アプリを使い、イベントの名前を入力するだけで、地図上に会場への行き方が表示される。もはやそのときにには覚えていないだろう、会場名や住所を入力する必要がない。同社はサムライインキュベートのスタートアップアイランドを拠点にしている。

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Pathee

ClickonCake

ClickonCake はウェブサイト上でのオーダーに基づいて、日本のどこにでもバースデーケーキを届けてくれる。同社の創業者である長沼真太郎氏によれば、彼の実家は北海道で菓子メーカーを営んでいる。このビジネスをより大きくするため、彼はバースデーケーキに特化したデリバリーサービスを開始し、現在は毎月800万円を売り上げている。

工場からユーザにケーキを届けるのには2日間かかるが、彼はこの時間を短くする必要があると考えている。ケーキを買う人の多くは、愛する人にケーキを買おうと気づくのは、その人の誕生日当日だからだ。そこで長沼氏のチームは、首都圏に複数の配送センターを開設し、これらのセンターで保存ができるよう冷凍タイプのバースデーケーキを開発した。こうして、ユニークなデザインのバースデーケーキを即日配達可能な選択肢をユーザに提供する。街のお菓子屋さんとも競争ができるようになる。

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ClickonCake

Waygoapp

Waygoapp は文字認識技術を使ったモバイル翻訳アプリだ。アジア地域に来る欧米人旅行者にとって、街での大きな障害の一つは漢字だ。多くの看板やメニューに、英語の字幕はついていないことが多い。よくわからない言葉でもアルファベットの言葉なら、Google 翻訳や他の機械翻訳サービスが使えるだろう。しかし、モバイルに漢字の入力方法がわからなければ、この方法はアジアでは通用しない。

よくわからないが意味を知りたい言葉を見つけたら、それにケータイのカメラをかざし分析させるだけだ。画像に重なる形で、英語の字幕が表示される。このアプリは、中国語から英語に翻訳できる iOS 版のみ提供されているが、Android 版や、日本語から英語へ翻訳版も近日リリースされる予定だ。

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Waygoapp

海外からのすばらしいゲスト

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シンガポールのスタートアップ・エコシステムに関するパネル。左から:堀口雄二氏(IMJ Fenox)、Kenny Lew(Entreport Asia)、Vinnie Lauria(Golden Gate Ventures)、平石郁生氏(サンブリッジ グローバルベンチャーズ)
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グローバル・スタートアップの立ち上げ方に関するパネル。左から:高橋雄介氏(AppSocially)、原田卓氏(Peatix)
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