Lora DiCarlo のマーケティングディレクター Sarah Brown 氏はこう付け加えた。
CES とテクノロジーには性差別的な問題があります。女性や男性以外の CES 参加者に対する敵意です。これは長い間ずっと続いている議論です。
今週(1月第2週)ラスベガスに18万人を集めると思われる CES のこの問題を、同社は提起したいと考えている。
広報の Sarah Brown 氏(当然 Lora DiCarlo の Sarah Brown 氏とは別人である)はこう述べた。
Vela は既存の製品カテゴリーのいずれにも当てはまらず、イノベーションアワードプログラムに受け入れられるべきではありませんでした。CTA はこの立場を Lora DiCarlo にお伝えし、この間違いに関して同社には陳謝しました。
行きつ戻りつ
最初、10月の書状では、賞を受けても「アダルト」企業は展示を行うことができないという方針のため Lora DiCarlo はショーフロアで展示できないと CTA は伝えていた。(かつて Consumer Electronics Show と呼ばれていた CES が Adult Entertainment Expo でポルノ業者と分離したのは2001年頃に遡る)。
弊社は何をしているかを隠しませんし、快楽とテックといういまだに男性の CEO や経営者がほぼ支配している分野で女性、ノンバイナリー、ジェンダーノンコンフォーミング、LGBTQI の人たちは声を上げて主張するべきだと固く信じています。また弊社はセックスやセクシャリティにまつわるタブーを社会が捨て去る必要があると考えています。これは人生や健康の一部であり、絶対にメインストリームの中の対話に含まれるべきものです。恥じることも罪悪感をもつこともなく、自分自身が心地よく自由に、自分自身の肉体を楽しめばよいのです。
それこそが同社が初めての製品である Osé を CES イノベーションアワードに提出した理由であると彼女は述べた。このハンズフリーのデバイスはセックストイ以外の何物でもないが、「ブレンドオーガズムという至高のオーガズム」を届けるという目標のための技術で作られている。マイクロロボティクス技術を使い、「まるで本物のパートナーのような感覚を体験」するために人間の口、舌、そして指のすべての感覚を模している。
Lora DiCarlo の法務チームは書状で CES が「男性向けポルノを何の問題もなく明確に許容している」と述べ、さらに追及した。2018年、CES はポルノ企業である Naughty America が展示フロアで「アダルトエンターテインメントの未来はここに」と宣言する看板を掲げることを許可していた。Naughty America は2017年にも、CES 2017でラスベガスコンベンションセンターのサウスホール後方のミーティングルームに参加していた。
Naughty America の CEO である Andreas Hronopoulos 氏は VentureBeat の取材に答え、CES 2019ではストリッパーをキャプチャーして自宅で拡張現実技術を使い密かにそれを見ることができるというテクノロジーを、ミーティングルームでのみ披露していると述べた。同社は VR ポルノの展示ブースを持っていない。
Lora DiCarlo はさらに主張する。
2016年にはフランスの企業 B.sensory が電子書籍ドリブンなバイブレーター型セックストイで CES イノベーションアワードを受賞しました。2016年は OhMiBod が同社のエクササイズ機器兼バイブレーター製品 Lovelife Krush Kegel で、国際 CES 2016「CES 最優秀賞」の「デジタルヘルスとフィットネス製品」カテゴリーで受賞者に名を挙げられています。OhMiBod は CES で何年も展示を行っています。
CES アワードに関して知らせを受けた後で Uccellini は多くの潜在的投資家と話をし、この賞によってデバイスを支えるエンジニアリングやテクノロジーにおける同社の信念が確認されたことを伝えたと、Haddock 氏は述べた。投資家からの反応は極めて良好で、これは初製品を市場に出そうとしている若きスタートアップの将来の展望にとって非常に重要な点であった。