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TechCrunch Tokyo 2016「スタートアップバトル」優勝は、オンラインで小児科医に遠隔相談できる「小児科オンライン」が獲得

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本稿は TechCrunch 2016 Tokyo の取材の一部である。 17日〜18日の2日間、都内で開催された「TechCrunch Tokyo 2016」のピッチ・コンペティション「スタートアップバトル」で、オンラインで小児科医に気軽に遠隔相談できる「小児科オンライン」が優勝した。 今回スタートアップバトルには114社から応募があり、書類審査を通過した20社が17日にセミファイナルを実施。「…

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本稿は TechCrunch 2016 Tokyo の取材の一部である。

17日〜18日の2日間、都内で開催された「TechCrunch Tokyo 2016」のピッチ・コンペティション「スタートアップバトル」で、オンラインで小児科医に気軽に遠隔相談できる「小児科オンライン」が優勝した。

今回スタートアップバトルには114社から応募があり、書類審査を通過した20社が17日にセミファイナルを実施。「市場性」「独自性」「将来性」を3つの観点から審査が行われ、ファイナリスト6社にまで絞り込まれた。

審査員を務めたのは、次の方々だ。

  • 赤坂優氏(エウレカ 共同創業者)
  • 川田尚吾氏(DeNA 顧問、個人投資家)
  • 木村新司氏(AnyPay 代表取締役、個人投資家)
  • 国光宏尚氏(gumi 代表取締役)
  • 西村賢氏(TechCrunch Japan 編集長)
  • 松本大氏(マネックスグループ 代表執行役社長 CEO)
  • 宮田拓弥氏(Scrum Ventures ゼネラルパートナー)

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ファイナルにおける、一連のピッチのビデオはこちらから。

セミファイナルにおける、一連のピッチのビデオはこちらから。

【最優秀賞】小児科オンライン by Kids Public

副賞:賞金100万円

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小児科オンラインは、スマートフォンで家庭と小児科をつなぐプラットフォーム。LINE、電話、Skype、Facebook Messenger を使い、小児の症状について気軽に小児科医に相談することができる。小児科医でもある KidsPublic の橋本氏によれば、救急外来に来る小児の約8割の症状は軽症であることが多いとのことだ。保護者は、インターネットで調べてもよくわからず、自治体が提供する問い合わせ用のホットラインに聞いてもよくわからず、結局、救急外来にやってくるのだという。

小児科オンラインでは、小児科医監修による問診、症状をスマホ撮影による写真やりとり、電子カルテによる過去に診療内容の管理により、小児の症状について、病院で受診すべきかどうか小児科医が回答してくれる。現在23名の小児科医が相談員として採用しており、個人による利用のほか、企業の福利厚生・保育園との連携・自治体の社会サービスなどの需要を取り込みマネタイズを図る。症例データを蓄積・評価し、将来的には医師を介さなくても受診要否を判断できるシステムを構築することが目標。

Open Network Lab 第12期より輩出。

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【PwC Japan INFINITY AWARD】小児科オンライン by Kids Public

副賞:PwC Japan 顧客からのパートナー5社紹介、6ヶ月間の無料コンサルティング

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(前項で記述済のため、内容については省略)

【IBM BlueHub 賞】Refcome by Combinator

副賞:IBM 顧客企業とのマッチング、BlueHub サイトでのプロモーション、IBM Bluemix 年間2.4万ドル分使用権

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企業は、人材採用において、なかなかいい人に出会えない、採用単価が高い、入社後のミスマッチが減らない、という問題を抱えている。Refcome は、社員による紹介採用、リファラル採用において、面倒な紹介プロセス、応募者管理、社員への周知活動などを簡便化するプラットフォーム。ユーザである社員は、クリック2回で人材を人事部に紹介できるようにした。

Incubate Camp 9th から輩出。サービスローンチから4ヶ月で MRR (monthly recurring revenue) 130万円を達成 している。

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【Fujitsu MetaArc AWARD】Diggle by タシナレッジ

副賞:TechShop Tokyo 6ヶ月利用権

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Diggle は、中小企業の予算管理と資金シミュレーション業務を支援する。中小企業では、予算管理や資金シミュレーションを Excel に依存している企業が多く、手入力によるミスが生じたり、各部門から送られてくる Excel ファイルのバージョン管理や転記およびマージ作業が煩雑だったりする。

Diggle では、ウェブベースで、予算策定機能、予実対比機能、資金シミュレーション機能を提供し、複数人同時編集可能な予算管理の環境を提供する。組織を横断して、セグメント(会計項目別)抽出が可能。将来的には、売上管理システム・会計管理システム・給与管理システムとの連携も展望に入れている。

【特別賞】タウン WiFi by タウン WiFi(旧称:WiFiシェア)

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タウン WiFi は、ユーザがスマートフォンのデータ量制限を受けないようにするため、市中の無料 WiFi サービスに自動で接続できるようにするモバイルアプリ。200種類の WiFi サービスに対応しており、国内200万カ所20万カ所で自動接続が可能だ。月間4,000万接続(2016年7月現在)。

アプリによる WiFi サービスへの自動認証と自動接続により、通信制限無し・通信料無料の「新しいキャリアネットワーク」という位置づけでユーザを魅了する。WiFi 事業者に、利用頻度などのデータやユーザからのクレームなどの情報を提供することで、サービス改善を促すプラットフォームとしても機能する。海外展開も始めており、既に韓国の 公衆 WiFi サービスにも対応しているとのこと。Incubate Camp 9th から輩出。

【PR Times 賞】SCOUTER by SCOUTER(旧称:Reno)

副賞:PR Times 1年間無償利用権

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SCOUTER は、審査をクリアしたユーザーがヘッドハンターとして候補者を紹介する採用支援サービス。紹介した人には年収の5%の報酬が支払われる。

職業紹介事業の委託は違反だが、キャリアアドバイザーとなるユーザ(これまでに約1,000名が登録)が SOUTER と雇用契約を結ぶことでその問題をクリアしている。ユーザーは転職考えてる人と会い、スカウター上にある情報から求人情報を探し提案する。未公開の情報も掲載している企業の人事担当者から確認することができる。

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【AWS賞】Folio by Folio

副賞:Amazon Kindle Fire

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Folio は、リスク許容度に応じた分散投資を自動化する資産運用サービスを提供。これから流行りそうなテーマ、イベントにかける、***ショックにかける、***に応援したい、プロ投資家の投資方法をマネするなど、テーマに沿って、運用する個別株式銘柄を自動的に10銘柄提案してもらえ購入できるサービス。ポートフォリオ組成を支援する。

ポートフォリオのリバランス、売却シグナルなども提供。当初、国内証券からスタートするが、将来的には、海外証券、証券取引、クラウドファンディング、保険商品などにも取扱商品を拡大を目指す。年内にサービスを開始予定。


以下について、ファイナリスト以外からのスポンサー賞入賞。

【さくらインターネット賞】Newsdeck by Spectee

副賞:さくらインターネット専用サーバ「高火力」シリーズ/クラウド半年間無料提供、社員によるインフラ技術コンサルティング

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【ぐるなび賞】HACARUS

副賞:食事券 10万円分

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【Microsoft BizSpark Plus 賞】isaax by XSHELL

副賞:Microsoft Azure 2年間最大12万ドル分

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【Domo Award】Team Hub

副賞:ビジネスアカウントプラットフォーム「Domo」1年間10ユーザ分210万円相当

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個人間カーシェアリングの「シェアのり」が正式ローンチ、手軽で安いクルマの貸し借りでレンタカー業界のディスラプトを目指す

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本稿は TechCrunch 2016 Tokyo の取材の一部である。 東京に拠点を置くシェアのりは17日、個人間のカーシェアリングサービス「シェアのり」を正式ローンチしたと発表した。乗用車の貸し借りサービスを関東一都三都県で利用できる。 シェアのりは、自動車を所有するオーナーと、自動車は持っていないが移動の需要のあるドライバーをつなぐプラットフォームだ。自動車の共同使用契約(有償貸与契約ではな…

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TechCrunch Tokyo 2016 で、ピッチに登壇したシェアのり代表取締役の田平誠人氏

本稿は TechCrunch 2016 Tokyo の取材の一部である。

東京に拠点を置くシェアのりは17日、個人間のカーシェアリングサービス「シェアのり」を正式ローンチしたと発表した。乗用車の貸し借りサービスを関東一都三都県で利用できる。

シェアのりは、自動車を所有するオーナーと、自動車は持っていないが移動の需要のあるドライバーをつなぐプラットフォームだ。自動車の共同使用契約(有償貸与契約ではない)のスキームを採用しており、ビジネスモデルとしては、ドライバーからオーナーに支払われる料金の15%を手数料徴収する。今年のゴールデンウィークにβ版をリリースし、現在までに登録台数150台、登録者数600名を獲得、取引総数は250回に達している。

この領域で先行する DeNA の「Anyca(エニカ)」が高級車などを幅広く扱っているのと対照的に、シェアのりでは一般的な国産車など日常用途にフォーカスしている。現在のところ、オーナーの多くは山手線の外側の都内に住む人々、ドライバーの多くは運転免許は持っているが車は所有していない山手線の内側に住む人々で構成されている。

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シェアのりに登録されている登録車両の一部

「この車種に乗りたい」という人よりは、「とにかく、便利に安くクルマに乗りたい」というユーザの利便性を高めるため、ドライバーからは複数のオーナーに同時に、クルマを借りるリクエストを投げられるのが特徴。オーナーによっては、釣り道具やキャンプ用品などの備品が借りられるほか、オーナーが指定するサービスエリア内であれば、1,500円のオプション料金を支払うことで最寄駅やドライバーの自宅前まで配車してもらい、返却時には取りに来てもらうことも可能だ。

シェアのりの創業者である田平誠人氏は、フリークアウト、ソーシャルリクリーティングなどを経て、iPhone や iPad などの修理事業などを展開してきたシリアルアントレプレナー。数年前、田平氏の祖父が入院した際、実家にはクルマが無かったため、電車での長時間に及ぶ通院を余儀なくされる事態を経験。周辺の家には使われていないクルマが多くあるのに、それを近所に住む人同士で融通ができない不便を痛感し、シェアのりのサービス誕生に至った。

サービスの利用にあたっては、オーナーとドライバーの双方が、本人確認のための書類の提出を求められ、ドライバーは、あいおい損保の提供する1日自動車保険への加入が義務付けられる。日本で登録されている乗用車6,000万台のうち、これらが実際に運転されて稼働しているのは全体時間の3%程度とされる。シェアのりでは、使われていない乗用車の利用権利を流通させることで、レンタカー業界をディスラプトしようとしている。

シェアのりは2015年1月の設立。2015年4月には、シードラウンドでインキュベイトファンドの3号ファンドから1億円を資金調達している。

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AnyPay木村新司氏、個人間の支払をスマートにするモバイルアプリ「paymo」を発表——12月のローンチに向け、ティザーを公開

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本稿は TechCrunch 2016 Tokyo の取材の一部である。 <11月21日更新> 記事中「Paymo」の表記を「paymo」に修正。 投資家兼連続起業家で、8月に AnyPay をローンチした木村新司氏は17日、都内で開催された TechCrunch Tokyo 2016 に登壇し、新たに個人間の支払をスマートにするモバイルアプリ「paymo」をローンチすると発表した。12月に日本国…

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本稿は TechCrunch 2016 Tokyo の取材の一部である。

<11月21日更新> 記事中「Paymo」の表記を「paymo」に修正。

投資家兼連続起業家で、8月に AnyPay をローンチした木村新司氏は17日、都内で開催された TechCrunch Tokyo 2016 に登壇し、新たに個人間の支払をスマートにするモバイルアプリ「paymo」をローンチすると発表した。12月に日本国内でローンチされるが、将来的には木村氏は現在の居住地であるシンガポールでのローンチも検討したいとしている。

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木村新司氏

AnyPay はウェブベースであり、個人間の金銭授受に関わるコミュニケーションは別の手段(例えば、メッセンジャーやメールなど)でとってもらうことを前提としているが、paymo はユーザ間のコミュニケーション機能を有するモバイルアプリで、支払の対象とする領域を限定し、LINE Pay などとは差別化を図るとのこと。詳細については明らかになっていないが、しいて言えば、Wechat Payment(微信支付)や、PayPal 傘下の Venmo に似たユーザエクスペリエンスを標榜しているようだ。

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木村氏は、AnyPay や paymo を立ち上げる理由として、自身が在住するシンガポールで、日常のさまざまな支払を PayPal や Apple Pay で済ませられている体験から、この利便性を日本市場にももたらしたの思いが根底にあるとした。

今日から paymo のティザーサイトがローンチしており、自身の登録に加え、友人を招待することで(おそらく、将来的に現金に変換が可能と推測される)ペイモポイントが付与されるキャンペーンを実施している。

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paymo のティザーサイト
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