アマゾンへの売却経験を持つ起業家が2億2000万ドルを調達、会費モデルのECサイトを開発中

Yukari Mitsuhashi by Yukari Mitsuhashi on 2015.2.15

image via. Flickr

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<Pick Up> A founder who raised $220 million before his startup launched explains why he needed all that money

既に2億2,000万ドルを調達している、まだローンチしていないEコマースのスタートアップがあるそう。その評価額は、6億ドルを超えてる。「Jet.com」は、元アマゾンの従業員Marc Lore氏が立ち上げたスタートアップ。元従業員というのは、彼が1つ前に立ち上げたQuidsi(おむつを販売するECサイト「Diapers.com」の親会社)がアマゾンに5億4500万ドルで買収されたから。

今年の春にリリースを予定するJet.comは、独自に価格エンジンを開発中。ユーザーがカートに入れた商品の合計金額に応じて、個々の商品価格がリアルタイムに変動する仕組み。Jet.comで買い物をすることがお得であることに納得したユーザーは、きっと年間会員費を払うはず。まさにコストコモデル。

過去10年をEコマース事業に捧げてきた実績を持つ起業家としてのLore氏への投資家からの信頼は絶大。また、大きく調達することのマイナスは、株式が希薄化してしまうこと以外には特にないというのがLore氏の持論。ローンチ前から預金講座にキャッシュがあることで、リリース後はお金の心配をせずにサービス作りに注力できる。予想以上に早くスケールしそうな場合も問題ない。自信もたっぷり。

過去10年で培ったEコマース業界での経験がある。Eコマースを成功させるために必要なものについても理解している。「価格」周辺にイノベーションの機会があると思っている。

Jet.comの調達について知る、とあるVCはこう話す。スタートアップを大きく2つに分けるなら、消費者向けプロダクトと業界を変革するプロダクトに分けられる。消費者プロダクトはローンチ時には大きな資金を必要とせず、MVPにたどり着いてスケールして初めてマネタイズを模索する必要が出て来る。

Jet.comのように価格や人の買い物の仕方そのものを変革するためには、最初から沢山の資金が必要になる。リリース前の大きな調達は理にかなっている、と。

via. Business Insider

 

“summercamp"/

Yukari Mitsuhashi

Yukari Mitsuhashi

三橋ゆか里。東京在住のTechライター。フリーランスになる前は、日本のスタートアップ数社にて勤務。彼女のブログ「Techdoll.jp」は、海外のスタートアップを日本市場に紹介している。映画「ソーシャル・ネットワーク」の日本語字幕と吹替を監修。Twitter アカウント @yukari77

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