現実拡張型のメガネが登場したことにより、映画「アイアンマン」や攻殻機動隊のように、眼前の風景に情報を表示する窓やインタフェースを投影して、見たり操作したりする…という未来が実現されつつある。
そんな状況の中、Kicksterterで成功を収めた現実拡張の3Dホログラムメガネ「SpaceGlasses META 1」が、デザインと機能をパワーアップし「META Pro」として帰ってきた。
META Pro最大の特徴は、広い視野角だろう。Google GlassがFOV(視野角)14°だったのに対し、本機はなんと40°という広いFOVを誇る。これはGoogle Glassに比べて15倍の情報量となるそうだ。
ほか、9軸のモーションセンサーや、3Dサラウンドのサウンド、埋め込み型のHDカメラ、そしてZEISS製のレンズを採用するなど、拡張現実のためのメガネとして現時点では最強と言えそうなスペックを備えている。
当然ながらメガネはインタフェースにすぎないため、ケーブルにて本体となるウェアラブルコンピュータと繋ぐ必要がある。こちらにはIntel i5 CPUのほか、4GBのRAM、128GBのSSDが備えられているそうで、まさにパソコンと変わらない作業ができそう。
現状で500以上のアプリにも対応するとのことで、いまディスプレイを用いて行っている作業がそのままメガネ越しの没入空間で行えるなど、かなり実用的なデバイスになりそうな雰囲気だ。
こちら日本円にして37万円弱と、ある意味「おもちゃ」ではない価格となっている。2015年1月から発送スタートとのことだが、注文がかなりあるようで、今からのオーダーでは夏頃の到着となるようだ。
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