Alibaba(阿里巴巴)のIPOを控え、欧米小売業者が中国eコマースに殺到【Alibaba・IPO特集】

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編集部注:本記事は既に株式公開を果たした Alibaba(阿里巴巴)公開前後、パートナーメディアの翻訳記事です。今後の参考のためIPOに関する記事はこちらにまとめました。

Tech in Asia編集部注:この記事を寄稿したJulia Q. Zhu氏は中国に特化したeコマースコンサルティングおよび調査会社のObserver Solutionsの創業者で、China Ecommerce Pulse Newsletterを運営している。彼女は以前Alibaba Groupで管理職に就いていた。彼女のTwitterアカウントは@juliaqzhuである。

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アメリカにおけるAlibabaのIPOで世界中が見守る中、欧米の小売業者が中国のeコマースエコシステムで地位を固めようと急いでいる。本日アメリカのファッションブランドのCalvin KleinがAlibabaのブランド志向マーケットプレイスTmall(写真上)にフラッグシップオンラインストアをローンチする。

わずか1週間前、H&Mは中国向けに独自のオンラインショッピングストアをローンチし、少し異なったアプローチで中国へと拡大した。

これらの動きは、中国において急速に発展するオンラインショッピング市場の力強い吸引力をまたもや強調することになる。中国の消費者は今年、AlibabaのTmallやTmallの競合であるJDのようなB2Cサイトで2750億米ドルを使うと予想されている。しかもそれは、2016年には4400億米ドルにまで達するとされている。

2012年以来、Apple、Microsoft、Bose、Nike、Gap、Levi’s、Disney、New Balance、そしてNational Football Leagueを含む数々のメジャーなアメリカ発ブランドがTmallに店をローンチした。今年初めには、高級ブランドのBurberryとASOSなどのヨーロッパブランドも同様にTmallに加わった。

企業は中国のオンラインショッピングを行う買い物客の財布をつかむべく、様々なアプローチを取っている。例えば、イギリスのファッション小売であるTopshopは先月新たな動きに出ており、LanvinやLa Perla、Diane von Furstenbergのようなブランドなどマルチブランドコンテンポラリーファッションを販売する中国のeストアであるShangpinと提携を結んだ。

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ヨーロッパの小売企業は、彼ら自身の独立したオンラインストアを中国で開くか、またはTmallやJDといった既存のマーケットプレイスに加わるか、という判断を迷っている。しかし、Tmallが中国のB2Cオンライン売り上げの約50%を占めることを考えると、中国eコマース市場に参入する外国の企業にとっては望ましい出発点であると言えるだろう。

Alibabaは今日、金曜日にニューヨーク証券取引所に上場し、アメリカでの取引を開始する。同社の資金調達額は今日にも250億米ドルに上る見込みだ。AlibabaのTmallや他のプラットフォームが今後短期間で、今後数年でどの程度影響力を増していくのかこれから注目されていくだろう。また大手ブランド各社はその販売戦略を拡大していくためにも、こうしたオンラインショップが代理店に相応しいかを見極めようとしている。

【原文】

【via Tech in Asia】 @TechinAsia