スマートロックは次の「スマート家電の勝者」となるのか

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Lockitron

<ピックアップ>Smart locks: the next smart-home winner?

そもそもスマート家電に勝者という概念があったのか、という指摘は置いておいて、スマートロックが盛り上がっているようです。世界的にはこのピックアップ記事に出ているGojiやYC出身のLockitron、August,、Kevo、Danalockなどなどなど、Make関連のカテゴリを眺めたら結構な数出てくるのかもしれません。(機会あれば詳しく調べてみるとしましょう)

国内でもつい先日、国内大企業との連携を目指すファンド「WiL」がソニーと合弁でスマートロック「Qrio」を設立してクラウドファンディングを開始、目標金額150万円に対して約700人から1000万円を集める(12月29日時点)など、話題性だけでなく実用性にも注目が集まっています。

ちなみにスマートロックは単にスマートフォン連動で「なんかハイテクっぽい鍵」が評価されているのではなく、場所の概念、特にシェアリングビジネスに与えた影響が大きいと言われています。

例えばAirBnBのように場所を貸す場合、スマートロックがあれば「ある一定期間に特定の人だけが使える鍵」をデジタル的に発行できますから、従来のような物理的なキーを貸し借りする必要がありません。

Gigaomでもそのあたりに触れられておりまして、スマートロックはスケール可能なオンライン・シェアリングビジネスをさらに効率的に展開できる、まさしく「キー」になることが期待されているわけです。

IoTだなんだとキーワードが出てくるので「お、なんかハード作れば儲かるんけ?」という起業家もどきの方がこれから数年、沢山量産されることと思います。しかし実際はこのように成熟したオンラインビジネスの限界を物理的な解決方法で突破できる人のみ、生き残ることになるでしょう。

なぜそのハードが必要なのか。その素晴らしい解を持った方に出会えることを期待したいです。

via Gigaom

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