ハードウェアは簡単…だ?

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credit: MadLabUK via FindCC
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<ピックアップ>Advice for Early-Stage Hardware Startups

先日、ある携帯ショップの入り口に「IOTあります!今なら無料で!(※英字は全て大文字)」という宣伝コピーが書かれていてひっくり返りそうになりました。

いいですね、バズワード。春を感じます。

ところでInternet of Thingsによるネット接続機会およびデバイス類の爆発的増加はもうあまり疑う余地がないのですが、その需要に応えるために必要なのが製造する側のスタートアップになります。ノートブックひとつでアプリをちょいと作ってストアにリリース、なんだか知らないけど当たっちゃった!という世界観はハードウェアにはありません。

どうやったらこのビッグウェーブに乗れるのか、大変興味深いアドバイスがY Combinatorのブログに掲載されておりました。「Advice for Early-Stage Hardware Startups」というタイトルを紐解くと、最初に目に飛び込んでくるのが「Hardware Is Easy」という刺激的な見出しです。Cerevo代表取締役の岩佐琢磨氏に見せたら小一時間ぐらい説教が始まることは間違いありません。

一方、内容はイージーと書いてながらものすごい長いです。さらに中段には「Hardware is Easy … Except For the Hard Stuff(ハードもの以外は)」という落とし穴的な見出しが追加され、なぜここで私は釣られなければならないのだという激しい怒りがこみ上げてきます。具体的な内容はご興味ある方はぜひご一読頂くとして、ハード製造を少し考えている人であれば、人件費の高騰やスクラッチから作るな、などまあ、よくある内容が書いてあります。

で、これはこれとしてもう一つハード製造に関する考察がTCにも掲載されていました。こっちはなかなか分かりやすい内容です。IoTの敵はプロダクトオーナー、その資質にあるというものですね。

参考記事:IoT’s Mortal Enemy Is The Product Owner via TechCrunch

ハードウェアというよりネット接続型のデバイスを製造し、販売するというのは単純にものを作って売るという行為ではなく、その会計定期な構造(粗利だったり製造コストのバランス)、販売時の外的アライアンス、複雑なプラットフォーム構造(特にクラウドとの組み合わせ)を十分に理解する必要があります。

私もこうやって日々、やってくるIoT関連の記事を書いてますが、明らかに業界構造も複雑で、仕入れなければならない知識量が半端ではなく、そろそろ半田ごてを用意しなければならない時期が近づいてきました。いや、本気でですよ。

「社長!時代はアイオーテーですよ!アイオーテー!我が社もタケコプター事業に打って出ましょう!」という昭和な会社があるのかどうかはわかりませんが、彼らがやってきた結果、莫大な情報量の前に撤退、儲かったのはコンサルだけという風景はもしかしたら近い将来あるあるネタになるかもしれません。

via Y Combinator Posthaven

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