<ピックアップ>Why Amazon has a big opportunity in product crowdfunding
モノのインターネット文脈が出る前から、ネット接続型のちょっと変わったアイデアのガジェットを生み出す集金プラットフォームとして注目を集めていたのがクラウドファンディングです。kickstarter、Indigogoをはじめとして、国内ではMakuakeやkibidango、Campfireなどを眺めるとその手のガジェットが幾つか出品されているのがよく分かるとおもいます。
単に資金集めをするだけでなく、その次の大きなステップに繋がる話題性を提供してくれることから、初期プロダクトのマーケティングプラットフォームとしても有効で、結果的に昨年facebookが20億ドルという巨額を使って買収したのも記憶に新しいです。ここ最近でもAndroid向けのゲームコンソール機「Ouya」が中国ネット巨人Alibabaから1000万ドルを調達しておりました。こちらもkickstarter出身です。
このようにクラウドファンディングは集金と少量販売、マーケティングが揃ったプラットフォームですが、まだスタートアップであることも否めず、集金や開発、店舗などの複合的な要素で介入できる事業者がいれば面白いのに、という考察がこちらの記事になります。書いてる方はその事業者にはAmazonが相応しいと考えているようです。理由はこんな感じ。
- – Amazonには自社ブランドのグッズを作ることもできるし、Kindleのような自社開発もできる
- – ファンディングが終わったデバイスメーカーが求める販売先を持っている
- – ユーザーの声を拾う仕組みを経験している
- – ユーザー評価の仕組みを持っている
- – アフィリエイトの仕組みを持っている
クラウドファンディングの機能は作りたい人が集金と販売を同時に実施し、その評判からメディア露出や事業提携先とのコネクションを期待できるというものです。もしAmazonがクラウドファンディングに積極的に介入していけば、少なくともそこに販売の流れが加わるので面白いかもしれません。Amazonもどうもそういう方向性を模索して人員も探しているという話もあるようです。
Indigogoは既にStoreを持つ方向に舵を切ってますし、国内ではkibidangoも同じくファンディング終了したプロダクトの販売を開始しています。アイデアから集金、少量販売にマーケティング、そして大量の生産と販売が一気通貫するプラットフォームというのもなかなか壮大で興味深いです。
via Gigaom
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