「贈る」ことで最強のサンプリングを実現し、企業の販促を支援するソーシャルギフトサービス「Gratz!」

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Gratz!
ソーシャルギフトサービス「Gratz!(グラッツ)」

「大切なのは気持ち」だとは言うけれど、ギフトを贈るなら下手なものは贈れない。そんな思いもあって、私たちにとってギフトを贈るという行為のハードルは決して低くありませんでした。ところが、3月に取材した「grappy」など、ここ数年間で国内外でソーシャルギフトサービスが台頭し、ギフトを贈る行為がより身近なものになりつつあります。

従来の「タダだからもらう」サンプリング

4月27日にサービスを開始したのが、「いいもの、おすそわけ」がコンセプトの「Gratz!(グラッツ)」です。サイト上の抽選に参加することで、ユーザーはメーカー協賛型のギフトを友達に贈ることができます。そのサービス内容からも察しがつくように、グラッツは、運営会社のイーライフの主事業であるマーケティングコンサルティングの延長線上で始まりました。

昨今、商品認知や体験を促進するためにサンプリング施策をとることが一般的になって来ています。ところが企業は、サンプリングで試した後の継続購入、また配送や配布などのコスト負荷といった課題を抱えています。また、従来のサンプリングでは、「タダだからもらう」というモチベーションでユーザーが集まるため、ブランド向上や実購買喚起には繫がりにくい現状があります。

ギフトとして受け取ることによる価値向上

こうした企業側の課題への解決策として誕生したのが、グラッツです。配送料がかからない電子クーポンを採用することでコストを押さえ、友人から友人へと広がるソーシャルギフト体験によって商品をより広くプロモーションできます。また、直接抽選に参加したユーザーに商品が当たるのではなく、それをギフトとして友人に贈れる仕組みがブランド向上に一役買います。

「キャンペーン参加者は「贈り手」となり、友人にプレゼントする権利を獲得する仕組みです。ギフトの受け手にとって、その商品は友人からのプレゼントであるため、とっても良い心的状態で商品を体験することになります。ギフトとしてもらうことで、商品やブランドの向上に大きく寄与すると考えています」(イーライフの三好雅士氏)

贈り手は、LINE、Facebook、Twitterといった主要SNSを通じて、友人・知人にメッセージカードと共にクーポンを贈ることができます。友人から受け取った電子クーポンは、それを国内4万を超える各コンビニエンスストアに設置されたキオスク端末、並びにお国内5,000を超える大手スーパー、ドラッグストアなどに設置された発券機で引き換えることが可能。この際、ギフトの受け手は商品の売り場を認識することになるため、実購買にも繫がることが期待されます。

第一弾は「カルビーライト!」

Gratz!-Calbee-campaignグラッツを使ったキャンペーンの第一弾は、カルビーが販売する「カルビーライト!」の新商品販売記念です。開催期間は、4月27日から5月25日までの約1ヶ月間。既に複数メーカーによるキャンペーンを準備中で、今後、飲食品、日用品など様々な商品のブランディングや利用体験の創出に取り組んでいく予定です。

たまたま通りかかったら無料で配っていたから受け取ったというランダムな体験では、ブランディングやその後の購買に繫がりにくいことは想像するに難くありません。でも、「これはヤツなら喜びそう」とユーザーが友人を思い描いてフィルタリングすることで、どんなデータよりも効果的なターゲティングが実現するかもしれません。

今後、グラッツが仕組みとしてどう成長し、企業の販促やブランディングをどう後押ししていくのか。また取材して追いかけたいと思います。