amidusが住宅のプロとユーザの良質なマッチングにこだわったプラットフォーム「HowScope」を発表

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メーカー、ユーザ、クリエイターと様々なプレイヤーと共にニーズを探り、新たなビジネスの共創をテーマとするビジネスコンテンツショーケース「amidus」。

amidusは、日本のデザイン家電ブランド「amadana」の事業部としてスタートしたが、2015年5月に事業部が独立。その後、amidusとしてサービスを展開してきた。

課題へのアイデアを生活者から募集、スマートプロダクツ共創エンジン「amidus」の新たな取り組み

これまで様々なプロジェクトを「amidus」上で実施してきたことで、同社は人口動態の変化、価値観、ライフスタイルの多様化に伴う、住宅マーケットの大きな変化を実感したという。変化に対応していくために、amidusは新たな事業部を創設したことを明らかにした。

同社は新規事業として、住宅、リフォーム、リノベーション、インテリア領域などにおけるオンラインプラットフォーム 「HowScope( ハウスコープ )」 を2016年10月にリリースする。

「HowScope」は、サービスの発表に合わせ、7月15日よりパートナーとなるプロフェッショナルの事前登録の受付を開始している。同サービスは「Houzz」等のサービスのように、プロフェッショナルとユーザをマッチングさせるプラットフォームだ。

プロとユーザのマッチングを行うサービスはいくつか登場しているが、「HowScope」が重視しているのはマッチングする前の段階。まず、ユーザには多様なライフスタイルが存在することに触れてもらう。その上で発注する際に必要になる知識等を学んでもらう。

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自分の価値観を知り、発注に必要なリテラシーを身につけた上で、プロに最適なオーダーをできるようになってもらおうと考えている。このやり方ではある程度規模は絞られてくるが、このやり方はプロが既存サービスで抱えている課題を解決する狙いもある。

プランニングフェーズの効率向上、コストギャップによる途中失注の減少といったメリットを提供できると「HowScope」は考えているという。ユーザ側のみならず、プロ側の負担を下げていくことで、良質でハイセンスなマッチングにこだわっていく。

amidusは、大和ハウス子会社であるデザインアークからの出資を受けており、業者とのネットワークもある。「HowScope」は、サービス上でのマッチングの他、空間プロデュースに関するコンサルティング等のビジネスにもつなげていく考えだ。

日本の住宅は無個性であることが多く、住人のオリジナリティを反映させることで資産価値が下がってしまうことがほとんどだ。その上で日々新築物件が立ち続けている。「HowScope」は、個性を持った住宅が増え、その個性にマッチする人がその物件に暮らすような未来を作っていきたいと長期的には考えているという。

「HowScope」は、10月のサービスリリースに向けて、工務店、施工会社、 建築家、デザイナー、インテリアコーディネーターなどプロフェッショナルの事前登録を受け付けている。

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