ookami はシードラウンドに先立ち、2014年6月と2015年3月にエンジェルラウンドで、アスリートの為末大氏やユーザベース、ユーザベース代表の梅田優祐氏、海老根智仁氏(オプト創業者)、小松利彰氏(フォトクリエイト共同創業者)らから総額3,000万円を調達しているが、関係者への取材によると、今回のシリーズ A ラウンドを含め ookami の創業当初からの調達総額は数億円程度に上ると見られる。
ookami は2014年4月の設立。2015年4月にモバイルアプリ「Player!」を iOS 向けにリリースし、スポーツニュースの配信プラットフォームから、スポーツゲームをライブで伝え、ゲームの途中経過や結果とともに、同じゲームを実況観戦する他ユーザと思いをリアルタイム共有できるスポーツSNSへとピボットした。2015年12月には、App Store Best of 2015 を受賞、2016年にはグッドデザイン賞を受賞している。
今回の資金調達を機に、ookami は Player! のニュース配信に関わる機能向上に注力することを明らかにしている。ニュース機能を刷新し、スポーツ・スコアの情報配信大手データスタジアムと提携し、J リーグや B リーグ全試合のリアルタイム速報を配信。加えて、年間約180のスポーツ催事に携わる朝日新聞社を株主に迎えたことで、さらなる情報の充実が図れるという。
H-Campus はこの種の施設としては最新で最大規模のプロジェクトと言えるだろう。パリでは、世界最大級のスタートアップキャンパスと自認する Station F がわずか数週間以内にオープンする予定だ。ヘルシンキ市は、古い病院の複合施設を Maria 0-1というスタートアップキャンパスに変える計画に着手したばかりである。