独身の日、Alibaba(阿里巴巴)のセール売上は3.4兆円相当を突破——ライフスタイルの向上を求める、1990年代生まれの中産階級が消費を牽引

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Image credit: Alibaba(阿里巴巴)

Alibaba(阿里巴巴)の光棍節(独身の日)は、また新たな記録を作り出した。GMV(総取扱高)は今年、2,135億人民元(約3兆4,910億円)に達した。

昨年の GMV に相当する1,682億人民元(約2兆7,500億円)は今年、セールが始まって16時間未満で突破。

500億人民元(約8,175億円)を26分2秒で突破し、これは2017年に比べ、約15分間早かった。

Alibaba の副会長である Joseph Tsai(蔡崇信)氏は、人民元の下落が物価を事実上少し高いものにしたものの、劇的な影響をもたらすほどのものではなかった、と述べた。

人民元下落の影響は実際のところ、ライフスタイル向上の新しい方法を模索している、中国の中産階級消費者の循環的な成長で相殺されています。これは、多くの短期的循環効果を相殺するでしょう。

消費者の年代別分布を見てみると、1990年代に生まれた人が最も活発で、80年代、90年代と続いた。

Alibaba のディレクターで CEO の Daniel Zhang(張勇)氏は、次のように述べた。

1990年代以降に生まれた人々が、主要な消費の力となっている。彼らはインターネットで生まれた世代とは異なるライフスタイルを持っていて、現在ではモバイルインターネットの上にいます

製品を選ぶ方法、ブランドの認知方法が、年上の層とは全く異なっています。

Alibaba が生成したデータは Taobao(淘宝)、Tmall(天猫)、オンライン旅行プラットフォームの Fliggy(飛猪)、Koubei(口碑)や Ele.me(餓了麼)などの O2O サービス、Taobao の農村部向けサービスなど幅広い分野を網羅しており、中国人の消費パターンに広範なインサイトを提供してくれる。

省や市別での消費を見てみると、広東省がトップを走り、北京市・江蘇省・山東省・四川省・河南省・湖北省・福建省の順に続いた。

これらの地域では、ビタミンからサプリメントまで健康食品が、輸入製品の最も人気のあるカテゴリを占めた。個人の健康の重要性に対する認識が高まっていることの表れだろう。輸入製品のトップ売上には、粉ミルク、化粧品、オムツなどもランクインした。

中国で提供されるオフラインサービスでは、エンターテイメント、カラオケ、ファミリーアクティビティ、マニキュアサービスなどが消費者に最も人気が高かった。

【原文】

【via Technode】

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