
Image credit: MVL Foundation
MVL Foundation から生まれた配車アプリ「TADA」が、カンボジアの首都プノンペンに進出したと発表した。
同社によると、TADA はブロックチェーン技術を活用した世界で初めてのコンシューマー向けアプリの1つであり、ドライバーから手数料を徴収しない「ゼロコミッション」を保証している。同アプリは昨年7月にシンガポールでローンチされた。
MVL の設立者で CEO の Kay Woo 氏は以下のように語っている。
「ドライバーのQOL(生活の質)を向上させる」「乗客により良いサービスをクリエイトする」「すべてのユーザのために、イノベーションを通じ信頼度の高い配車アプリをお届けする」——この3つを弊社はいつも目標としています。
また、デジタル決済を円滑に進めるため、Pi Pay や Alipay(支付宝)と業務提携を組んだ。
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Pi Pay の CEOである Tomas Pokorny 氏によると、この業務提携はデジタル時代にキャッシュレス決済を導入するよう、多くのカンボジア人に働きかけるさらなる一歩になると話した。
カンボジア商工会議所(CCC)および TADA のドライバーパートナーの代表者らも、MVL と Pi Pay による覚書の署名を見守るために出席した。
現在、TADA はシンガポール、ベトナム、カンボジアの3カ国で運営され、合計3万人以上のドライバーと23万人以上のユーザを抱えている。
カンボジア進出と業務提携を記念し、同社は「Free Rides Day」を発表した。5月10日6時~23時59分の間にプロモーションコード「TADANOW」を入力すれば、無料で乗車することができる。ただし、上限は3米ドルで先着利用2,000回に限られる。さらにベータテスト段階の間、ドライバーにもインセンティブを付与する予定である。
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