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AI先生「atama plus」51億円調達の衝撃、世界戦に向けグローバル機関投資家が出資

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ニュースサマリ:学習塾向けAI教材「atama+(アタマプラス)」を展開するatama plusは21日、シリーズBラウンドでの増資を公表する。調達した資金は約51億円で、出資したのは既存投資家のDCMベンチャーズ、ジャフコ グループ、新規投資家としてテマセク・ホール ディングス傘下のPavilion Capital、米資産運用のT. Rowe Priceなどが参加した。評価額などの詳細は非公開で…

atama plusチームは250名体制を目指す

ニュースサマリ:学習塾向けAI教材「atama+(アタマプラス)」を展開するatama plusは21日、シリーズBラウンドでの増資を公表する。調達した資金は約51億円で、出資したのは既存投資家のDCMベンチャーズ、ジャフコ グループ、新規投資家としてテマセク・ホール ディングス傘下のPavilion Capital、米資産運用のT. Rowe Priceなどが参加した。評価額などの詳細は非公開で、同社の増資額は2017年4月の創業から累計で82億円となる。

atama+はAIを活用した教材で、基礎学力の習得にかかる時間を大幅に短縮できる。学習時につまづきの元となる箇所を個別に発見してくれるティーチング部分をシステムに任せ、つまづくタイミングを先生に教えることで的確なコーチングも実現しているのが特徴。高い学習効果が見込めることから導入が相次ぎ、駿台グループやZ会グループなど2500以上の教室で利用されている。

また、昨年7月からはオンライン模試の提供や、12月には立命館と共同でatama+の学習データを入試に繋げる研究会も発足させるなど、応用の幅を広げている。調達した資金で現在、160名ほどの体制を250名規模にまで引き上げ、事業拡大を狙う。

話題のポイント:創業からたった4年でここまで大きく景色を変えてしまったスタートアップはどうでしょう、メルカリ以来じゃないでしょうか。ポイントは投資家の顔ぶれと、彼らがこれから戦うであろう、ものすごく強いプレーヤーのインパクトです。AI先生の凄さや彼らを最強のチームにしたカルチャー投資については過去記事をぜひご覧ください。

海外機関投資家が投資するワケ

さて、まず今回投資をした顔ぶれから。シンガポールの政府系ファンドのテマセクや米資産運用のT. Rowe Priceですが、まず、日本国内のプライベート企業(上場前)に出資するケースはレアで、これまでにあったのはスタディストやSUPERSTUDIO(共にPavilion Capital )、freeeやSansan(こちらはT. Rowe Price)など数件が記録されています。

2021年の海外(主に米国中心)投資はこちらの記事にある通り、上半期だけで2,880億ドル(約31.7兆円)が投資されており、前年同時期の1,100億ドルを大きく更新するモンスター市場です。テマセク(今回出資したPavilion Capitalはこのグループ)はこの中にあって2021年上半期だけで47社に投資しており(トップはTigar Global Managementの144社)、T. Rowe Priceの出資額は50億ドル(5,500億円)に上ります。

繰り返します、2021年上半期だけです。

では、彼らはなぜこれまで日本のスタートアップにあまり目を向けなかったのでしょうか。これは別件で別の国内投資家と意見交換した際の話ですが、やはりどうしても国内案件については市場規模に引っ張られる部分があるそうです。彼らの評価はシンプルに時価総額なので、アップサイドはApple(今日時点の時価総額が2.4兆ドル)になります。

一方、世界でユニコーンと呼ばれる10億ドル規模のプライベート・カンパニーは900社を超えており(半数は米国)、その予備軍が次のAppleを目指して投資家と二人三脚しているわけです。世界戦を戦えない限り彼らが出資することは考えにくく、逆に言えば稲田さんたちは「世界戦を戦い抜ける」と判断されたとも言えます。実際、稲田さんも今回の出資の顔ぶれに海外機関投資家を入れた理由として、海外におけるIPOを視野に入れたものとしていました。

世界トッププレーヤーとの戦い

インドBYJU’sの評価額は1.8兆円

ではこれから稲田さんたちはどのようにステップし、世界戦で誰と戦うことになるのでしょうか。

稲田さんによると世界の教育市場は420兆円の試算があり、国内は25兆円、そこから塾・予備校のところまで落とし込むと1兆円程度になるそうです。矢野経済研究所の調査結果(2019年予測)にも塾や予備校に加え、語学学習や社会人資格などを入れた市場で約2.8兆円という試算があり、売上規模で約4,500億円ほどのベネッセがこの業界トップで、その他はおおよそ数百億円規模の売上事業者が全国に散らばっている、という状況になっています。

一方の世界戦で教育市場のユニコーンはこちらのリストにある通り、アジア勢の躍進が目立っています。特にトップを走るインドBYJU’s(評価額165億ドル・1.8兆円)と、中国のYuanfudao(評価額155億ドル・1.7兆円)は明確にatama plusが世界戦で戦う相手になります(2017年創業でatama plusと同級生)。ちなみに国内最大手のベネッセの評価額は2700億円(記事執筆時点)ほどです。

稲田さんたちの考えるファーストステップはまず、国内の塾・予備校(約5万教室ほど)を中心に導入を進め、確実なトッププレーヤーの位置を取りつつ、並行して現在進めているオンライン模試や立命館との共同事業など、塾・予備校の教材以外にも事業を拡大していくというものです。元々、atama+にはオンボーディングに時間がかかるという課題がありましたが、現在はスリム化が進み、塾・予備校への導入は以前に比べてスムーズになっているという話でした。

稲田さんの分析では中国やインドの教育市場はまだ途上にあり、教材の質というよりは、そもそも教育自体を提供することに課題があるそうです。大きく膨れ上がっている評価額もマーケティング中心に成長を加速させるパワープレイが要因で、プロダクトの質という点では十分に勝てるとお話されていました。

青柳さん参加の意味

左=メルペイ代表取締役CEO 青柳直樹氏、右=atama plus代表取締役CEO 稲田大輔氏

今回の調達に先立って、atama plusではメルペイ代表取締役の青柳直樹氏がアドバイザーに就任しています。この意図について稲田さんは、世界規模でスタートアップする際の戦い方を教えてもらうため、としていました。ここ10年、日本からテック・スタートアップで世界に挑んだ起業家はそこまで多くありません。

年齢も近く、かつグリーや現在のメルペイなど、大きな組織に成長させる経験を持った青柳さんの知見は、確かに今の稲田さんたちにとって非常にプラスに働くと思います。同社は今回の調達で250名規模に組織を拡大させるそうですが、稲田さんも三井物産での教育事業経験があるとは言え、スタートアップは初めてです。そのあたりは素直にこれから起こるであろう成長痛を事前に知って対応したいとされていました。

atama plusが実施した海外機関投資家からの増資は金額もさることながら、日本からグローバルへという国内スタートアップの悲願に近いケーススタディになる可能性を秘めています。そういった視点からも彼らの展開には注目していきたいと思います。

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学習履歴で大学へ、一発試験と丸暗記がなくなる世界ーーatama plusが進める入試改革

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ニュースサマリ:AI先生「atama+」を展開するatama plusは2月5日、新教材となる小学生向け算数の提供を伝えている。同社はこれまでに塾・予備校向けにAIを活用した教材を提供しており、高校生向けの数学、英語、物理、化学と中学生向けの数学、英語、理科が公開されていた。同社が小学生向けの教材を提供するのは初めて。atama+を導入する教室の数は2100にのぼる。 話題のポイント:基礎学力の習…

AI先生「atama+」、小学生向け「算数」の提供を開始/プレスリリースより

ニュースサマリ:AI先生「atama+」を展開するatama plusは2月5日、新教材となる小学生向け算数の提供を伝えている。同社はこれまでに塾・予備校向けにAIを活用した教材を提供しており、高校生向けの数学、英語、物理、化学と中学生向けの数学、英語、理科が公開されていた。同社が小学生向けの教材を提供するのは初めて。atama+を導入する教室の数は2100にのぼる。

話題のポイント:基礎学力の習得時間を大幅に短縮する個人最適化学習のatama+が着実に成長しています。同社代表取締役の稲田大輔さんにお話伺いましたが、小学生向けの教材は圧倒的にニーズが高かった算数からの提供になったそうです。これまで中高と教材開発を進めていますが、この順番はプロダクト/コンテンツ両面で難しく、かつ、教室のニーズが高いものから取り組んでいるそうです。全ての教材でAIによる最適化アルゴリズムはひとつずつユニークに作る必要があり、ひとつ作ってあとは横展開とはいかないそうです。逆に言えば、これが大きな参入・競合障壁になっています。

atama+の特徴のひとつがティーチング(AI先生が担当する基礎学力の習得)とコーチング(人間の先生が担当する生徒のエンパワメント)を分けるアイデアです。興味深いのはこのコーチングの部分で、教室によって取り組みが異なるそうです。ある教室では緊張感溢れる指導があったり、別の教室では生徒に寄り添った取り組みをするなど、塾・予備校によってカラーが違ってきているというお話でした。教材としてのatama+が教育内容を均質化する部分はあくまで基礎学力の習得効率化であって、コーチングで差別化ができるというのは新しい発見でした。

創業から4年経過してそろそろ競合が出てくるかと思いきや、稲田さん曰く、それらしきものがあることは認識しているものの、そこまで意識していない様子でした。AI活用を謳う教材は多いものの、彼らの勢いを覆すまでには至っていないようです。一方、稲田さんたちが認識している教室数が全国5万なので、道のりとしてはまだまだ先があります。この先、大資本がどのように動いてくるのかも興味深いところです。

立命館とatama plusが共同研究会を設立/プレスリリースより

さて、彼らの現状報告はこのぐらいにしておいて、今回、もうひとつ注目していた取り組みが昨年12月に公表された立命館との共同研究です。立命館の附属校生の学内推薦合格後の基礎学力定着モデル構築やオンライン入試のプラットフォーム開発などが発表されているのですが、特に面白いのが「学習歴を踏まえた新たな入試企画の検討」です。つまり、中高で学習した履歴を元に入学の判断をしようという流れになります。

稲田さんも言及されていましたが、これまでの大学入試は筆記試験一本が主流で、人生にある程度影響があるにも関わらず、その機会に全てを集中させる必要がありました。結果、本来の学習とはやや異なる「受験勉強」という点数を取るための方法が常態化してしまい、丸暗記のような無駄が生じているのはご存知の通りです。atama plusと立命館はこういう「一発試験」ではなく、日々の学習が履歴として積み上がり、結果として入学につながる新しい方法を検討しはじめた、というわけです。

そしてこれは何も将来のことではなく、早ければ来年度には入試制度として活用される可能性があるというお話です。立命館では高校の学習にatama plusの教材が導入されており、既に学習履歴が積み上がっているからです。

この方法のもう一つのメリットは、より細かい知識の確認ができる点にあります。例えば文系の経済学部では微分・積分がよく使われる一方、文系ということで入試には英語と国語だけしか用意されていないケースがあります。履歴がしっかりと確認できれば、経済学部に必要な知識が得られているかどうかを確認することができますし、不足しているケースでは履修し直すこともできます。

atama plusは創業4年で現在の体制は110名ほどに拡大しているということでした。日本の教育を大きく変える可能性について、また話題が届いたらお伝えしたいと思います。

※本稿はClubhouseでの取材内容をご本人に同意いただいて記事化しています

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中高生の約半数が過去の単元履修に問題抱える【atama+学習調査結果】

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AI先生「atama+」を展開するatama plusは8月27日、中高生に関する学習状況に関する学習調査結果を公表している。調査によると、高校生の約46%が中学生範囲の単元に、中学生の約55%が小学生範囲の単元になんらかの課題を抱えていることが分かったという。2020年5月から7月の3カ月間にatama+を使って数学を学習した中高生6万人が対象で、学習データを元に分析した。 ニュースレターの購読…

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AI先生「atama+」を展開するatama plusは8月27日、中高生に関する学習状況に関する学習調査結果を公表している。調査によると、高校生の約46%が中学生範囲の単元に、中学生の約55%が小学生範囲の単元になんらかの課題を抱えていることが分かったという。2020年5月から7月の3カ月間にatama+を使って数学を学習した中高生6万人が対象で、学習データを元に分析した。

調査によると、高校生でつまずいていた小中学校時代の単元は平方根の計算(約29%)、図形の相似・面積比(約21%)、確率(約18%)となっている。同社はこの課題の原因として義務教育機関における履修主義が挙げられるとしている。履修主義は定められた期間・時間内に授業の履修を終える考え方で、履修時間にとらわれないで授業内容を習得する「習得主義」が重要になると指摘している。

atama+はAIによる個別指導を可能にした教材で、ティーチングとコーチングを分離した手法が特徴。ティーチングでは主にAI教材が学生のつまずいた箇所を過去に遡って指摘し、効率の良い学習方法を指導してくれる。8月時点での導入状況は全国の塾・予備校1900教室が採用している。

 

via PR TIMES

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スタートアップがカルチャーを体現するために費やした「600時間」のこと(2/2)

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本稿はPR TIMES STORYからの転載記事。一部、執筆者の許諾を得て要約・編集をしております 前回からの続き ニュースレターの購読 注目すべき記事、世界のスタートアップシーンの話題、BRIDGE 主催のイベントに関する情報をお届けします! Sign Up atama plusはMission実現に向けて大切にしたい価値観をValuesとして定めていますが、創業から2年と少し経過した頃、Val…

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半年を投資して作ったカルチャーコード

本稿はPR TIMES STORYからの転載記事。一部、執筆者の許諾を得て要約・編集をしております

前回からの続き

atama plusはMission実現に向けて大切にしたい価値観をValuesとして定めていますが、創業から2年と少し経過した頃、Valuesの短い言葉だけでは表しきれない、かつ皆が大事にしたい価値観があることに気づきました。

たとえば「Speak up. 話そう、とことん。」というValueについて、atama plusではチームの垣根を越えて議論しあうという文化があります。では、チーム外の人とどこまで“とことん”議論すべきなのでしょうか?

そもそも背景知識の異なるチームの人が検討主体のチームに対して意見すべきなのでしょうか?そして意見されたら検討主体のチームはどういったスタンスでその意見を聞くべきなのでしょうか?「他チームの業務に関心を持って意見すること」と「役割分担して任せること」のバランスってどう考えたらよいのでしょうか?

皆が同じMissionを目指しているのにもかかわらず、Valuesの認識のズレが生まれたらもったいない。この先、メンバーが増えていくにあたり、皆が大事にしている暗黙の価値観をきちんと言葉にしておきたい(逆に言えばそれ以外は多様性を大事にしたい)、そういった想いでカルチャーコード作成がはじまりました。

作成にあたっては職種横断のタスクフォースを組成し、全メンバーの意見を聴きながら、半年以上の時間をかけて侃侃諤諤の議論を行いながら作りました。正直、創業3年目(作成開始当時)のスタートアップにとってこんなにも作成に時間をかけるというのは非常に大きな投資です(スタートアップは時間がほぼ全ての資産です)。

しかしatama plusは、Missionを実現するために設立された会社ですから、皆がMission実現に向かって大事にする価値観の認識を合わせることは何よりも重要だと考えています。そうしてValuesを体現するために必要なことを定めたカルチャーコードが完成しました。

カルチャーコードは、いわば、何を「いい」と感じるか、何が「リスペクトに値するか」のモノサシです。atama plusという「場」を共にする一人ひとりにとって決定的に重要なもので、各々の働き方や日々の意思決定の基盤になります。

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atama plus社内でValuesを意識するための取り組み

私たちは、「全員がカルチャーコードを体現している状態」であり続けるために力を尽くしたいと考えています。なぜなら、その状態であれば細かい(そしてつまらない!)ルールも管理も不要になるからです。

全員がカルチャーコードを体現できていれば、必然的に個々の判断・行動はひとつの大きな方向を向いたものになります。その中での裁量の自由を最大化できます。一人ひとりがMission実現の当事者として、自律的に行動できるようになります。

Atama plus社内はMissionやValuesに関係したものであふれています。壁にはMissionが掲げられたポスターがあり、会議室や日常の業務で使用するものにValuesが記載されていたり、等身大の生徒(ペルソナ)のパネルがあったり、、、

ただし、これらはカルチャーへの投資のごく一部の結果にすぎません。「一人ひとりがMission実現の当事者」であるカルチャーであるために、何よりも大事なのはメンバー全員がatama plusで大切にするValuesを完全に理解し、体現していることだと考えています。

Culture gardening

カルチャーコードは作成しておしまいでは意味がありません。

全員でカルチャーコードに記載されている内容の認識をすりあわせるべく、カルチャーコードができあがった当日から3日間かけて「Culture gardening」というイベントを行いました。一般的にカルチャーを築くためのイベントのことを「Culture building」と呼ぶことが多いと思いますが、atama plusでは全員で「庭」のようにカルチャーを作っていくという目的から「Culture gardening」と呼んでいます。

新型コロナウイルス対応で多忙な時期ではありますが、全メンバーの通常業務をストップして全員でカルチャーコードに記載されている内容の認識をすりあわせるセッションを行いました(のべ600時間!)。コロナ禍で対面でのイベントができないため全てZoomでのセッションです。

各自の自宅に郵送で届いた「atama+ culture code」を読んだ上で、普段業務を一緒に行っているチームで「役割の異なる仲間からの意見を真摯に受け止めるSpeak upな姿勢とは、具体的にはどんなことですか?」「自ら仕事を楽しむLove funな状態と、単に楽をすることの違いって具体的にはなんですか?」といったValuesに関連する答えのないテーマについて議論を行いました(おおいに盛り上がりました!)。

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atama+ culture codeをもとに、ValuesについてZoomで議論する様子

これはCulture gardeningの第1弾。引き続き第2弾、第3弾も実施していく予定です。カルチャーはいきなり作れるものではありません。Atama plusはこれからもカルチャーに投資し続け、カルチャーをガーデニングしていきます。

Atama plusは「○○すべし」がほとんどない会社です。

What we doで縛るより、What we respectをシェアし、How we feelを誇れる集団。それは複雑化した社会において、変化に強い集団にもなります。細かいルールでガチガチに管理するよりも、一人ひとりが「atama+ culture code」を体現しながら自律的に行動するほうがMission実現への近道だと考えます。

だからルール作りよりもカルチャー作りに投資します。

これからもatama plusの現メンバーと未来のメンバーの一人ひとりが、Mission実現の当事者として、教育を通じて社会を新しくしてまいります。

本稿はAI先生「atama+」を開発・提供するatama plus代表取締役、稲田大輔氏によるもの。Facebookアカウントはdaisuke.inada.10。彼らの事業や採用に興味がある方、彼らとの取り組みを希望する企業はこちらからコンタクトされたい

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AI先生はオンラインで教育の何を変えているのか

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ニュースサマリ:AI先生「atama+」を展開するatama plusは7月9日、学習塾の業態変化に対応するソリューションを公表している。感染症拡大防止に学習塾が対応しているものを支援する形で、例えば同社のソリューションをすでに導入している能力開発センター(運営はティエラコム)では、従来の通塾コースに加えて自宅でも受講を完了できる「オンラインコース」を開始している。このコースではコーチングを必要と…

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atama plusが公開したカルチャーコード・ブック

ニュースサマリ:AI先生「atama+」を展開するatama plusは7月9日、学習塾の業態変化に対応するソリューションを公表している。感染症拡大防止に学習塾が対応しているものを支援する形で、例えば同社のソリューションをすでに導入している能力開発センター(運営はティエラコム)では、従来の通塾コースに加えて自宅でも受講を完了できる「オンラインコース」を開始している。このコースではコーチングを必要とする授業形式を生徒の希望に応じて通塾もしくはオンライン(自宅等)から選べるようになっている。

また、生徒は塾や自宅などの場所の制約なしに、いつでも必要なだけatama+を使った学習に取り組むことができるほか、先生の方もatama+ COACH上で、生徒の学習姿勢や進捗などの確認が可能となった。オンラインの場合のアドバイスは電話やオンライン面談などを通じて実施される。

この支援サービスによって、atama+を導入している能力開発センター以外にも、城南予備校DUO、Z会グループの大学受験ディアロなどがコースの拡張を実施している。現在、同社のサービスを導入している塾や予備校の数は1900教室におよぶ。

話題のポイント:感染症拡大の影響もあって、デジタルトランスフォーメーション(DX)というワードがここ数カ月で一気に爆発した感がありますが、教育におけるDXを牽引しているのは間違いなくatama plusでしょう。単なるデジタルツールを導入するのではなく、学習をティーチングとコーチングに分類するアイデアで学習様式そのものを変革し、人工知能によるオリジナルの教材開発で完全な差別化に成功しています。創業から3年で主要学習塾が多数導入しているという実績だけでなく、学習時間が大幅に短縮されているという事実も彼らの強みです。

また、学習塾にとって人の接触を減らす必要が出てきたことも、彼らにとって大きな挑戦の機会となったはずです。これまで実はatama plusにとってインターネットはエンドユーザー側の提供価値としてはあまり大きなものではありませんでした。あくまで学習塾という場所での提供が前提だったからです。

しかし今回の出来事で、いかにして自宅で学習塾と同等の効果を出せるのか、という大きな宿題を与えられたわけです。もちろんこれまでにもZ会のような通信教育は脈々と続いており、それらと何が違うのかを証明しなければなりません。

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6月にはオンラインでも質問しやすい機能を追加(同社リリースより

ポイントはやはりコーチングです。

atama plusのメリットは前述した通り、ティーチングとコーチングを分離したところで、生徒は基礎的な学習についてはAI先生の教材を使って効率的に学習をこなしていきます。しかし、どうしてもつまづく場所については人に聞く必要があります。

この生徒のつまづきを事前に予測して先生にアドバイスするタイミングを教えてくれるのがatama+ COACHのメリットです。遠く離れた場所であってもやり方は同じですから、先生はつまづく生徒のアラートを元に、電話をかけたりオンライン面談でアドバイスすればよいのです。これは通常の学習を単にオンライン化するだけでは実現できない体験です。

AI先生に教えてもらった生徒は、習得にかかった時間や目標までの予測学習時間がある程度わかるようになっているので、計画が立てやすいというのもリモート化に追い風だと思います。

こうやって見てみると、現在のワークスタイルをリモートにしている社会人と重なるところがあります。会社のオフィスに詰め込んで上司部下で顔色を伺わないとできない仕事のスタイルはそもそも何かが間違っているように思います。

学習も同じで、周りに人がいた方が集中できる、という場合は教室に行けばいいし、現在のように人が密集してはいけない場合は離れても同じ体験が提供される方が圧倒的に可能性は広がります。学習塾も場所の制約から開放されれば新たなビジネスチャンスを得ることになります。

こうやってみるとatama plusは教育だけでなく、この市場のビジネスモデルそのものを大きく変える存在になるのではと期待が膨らみます。

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カルチャーに半年もの時間を投資したスタートアップが得たもの(1/2)

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本稿はPR TIMES STORYからの転載記事。一部、執筆者の許諾を得て要約・編集をしております 今月、atama plusでは、自分たちが大切にしているカルチャーについてまとめた「atama+ culture code」を公開しました。 ニュースレターの購読 注目すべき記事、世界のスタートアップシーンの話題、BRIDGE 主催のイベントに関する情報をお届けします! Sign Up カルチャーコ…

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atama plusが発行したカルチャーコード・ブック

本稿はPR TIMES STORYからの転載記事。一部、執筆者の許諾を得て要約・編集をしております

今月、atama plusでは、自分たちが大切にしているカルチャーについてまとめた「atama+ culture code」を公開しました。

カルチャーコードとはValuesを体現するために必要なことを言語化したものです。作成にあたっては職種横断のカルチャーコード検討タスクフォースを作り、全メンバーを巻き込みながら実に半年以上の時間をかけ侃侃諤諤の議論を行いました。

創業3年目(作成開始当時)のリソースの限られたスタートアップがなぜこんなにもカルチャーに投資を行うのでしょうか?本稿では、カルチャーに投資する理由、そしてその結果得られたものの体験をみなさんに共有したいと思います。

「エライ」のはMission

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創業前のatama plus(写真:atama plus)

話は創業前にさかのぼります。これはatama plusを創業した2017年4月のさらに半年前の写真です。私の自宅に集まり、これから立ち上げる会社(まだ名前もない!)のMissionについて議論していた頃の様子です。

なぜ、私たちはそれなりに順風なキャリアを歩んできたにもかかわらず、わざわざリスクをとって新しい会社を立ち上げるのか?そんな議論を重ねた結果、「教育を通じて社会を新しくするために会社を創るんだ」ということを決めました。

そうです。創業より先に決めたのはMissionの方だったのです。ですから、atama plusはなぜ存在するのかというと、答えは明快です。「Missionを実現するため」。それ以外にありません。

atama plusは、社会のまんなかを新しくするために、限られた生徒ではなく、数億という規模の生徒に良い教育を届けていく。そのために、atama+というサービスを軸としたビジネスで、教育を進化させる持続可能な仕組みをつくる、そしてそれをなるべく早く実現することを目指すという会社です。

そのため、atama plusの意思決定の基準もシンプルです。あらゆる決定の基準は、究極的にはただひとつ「Missionの実現に向かって前進しているか?」。

それだけです。

判断に迷ったらここに立ち返っています。ちなみに、atama plusでは組織図の一番上にはMissionがあり、代表である私は一番下にいます。「エライ」人はいなく、「エライ」のはMissionです。誰かの顔色をうかがうよりもMissionの実現に向かって前進することを最優先にしています。

カルチャーは庭

企業のカルチャーとは何なんでしょうか?

カルチャーは変わり続けるものです。
仲間が一人増えれば変わる。
事業やプロダクトが変われば変わる。
組織が変われば変わる。毎日変わり続けます。

カルチャーは変化し続ける「状態」なので、どんなカルチャーを作りたいかを決めて、それに向かって努力し続けるのみです。カルチャーは「建築物」のように一度作ったら壊れないものではなく、作るのに時間はかかるし手入れし続けないとすぐに壊れる「庭」のようなものです。

種を植えたり雑草を抜いたりしながら、ずっと丁寧に磨き続けるものだと思います。毎日の地道な積み重ねの結果が企業のカルチャーとなります。atama plusは「一人ひとりがMission実現の当事者」であるカルチャーであり続けたいと思っています。それにはMissionに共感したメンバーが集まり(そういう人だけ採用し)、そして全員が継続してカルチャーを磨き続ける必要があります。

atama plusの強みは何ですか?

よく聞かれる質問ですが、教科書的な回答をしようと思えば「プロダクト」「ビジネスモデル」「データ」「顧客基盤」「ブランド」、、、などがあげられますが(私も社外にはそんな説明をすることが多いですが)、本当はそこじゃありません。

真の強みは「カルチャー」です。プロダクトもビジネスも真似できますが「カルチャー」は真似できるものではありません。「庭」はすぐには作れません。

ひとつ、例を挙げさせてください。

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atama plus4月のプレスリリースより

2020年2月27日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、全国の学校に臨時休校要請がなされました。私たちの顧客である塾も休校することとなります。

Atama plusのプロダクトは塾内のみで利用することを前提に作られており、塾が休校したら全く使えないものになります。さらにタイミングの悪いことに、臨時休校要請の翌日2月28日はオフィス移転の日で、引越し準備で仕事どころではないといった状況でした。それでも、急ピッチで開発した自宅でも利用できるプロダクトを塾に提供し、1カ月後にはユーザー数が10倍以上に伸びることとなりました。

すべてのチームが自律して動いた結果でした。各チームの一人ひとりがMission実現の当事者だったのです。(後編へ続く)

参考記事:なぜatama plusはここまでカルチャーに投資するのか?

本稿はAI先生「atama+」を開発・提供するatama plus代表取締役、稲田大輔氏によるもの。Facebookアカウントは 彼らの事業や採用に興味がある方、彼らとの取り組みを希望する企業はdaisuke.inada.10。 こちらからコンタクトされたい

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子どもたちの学びをAIで守るーー800教室が実現した新しいオンライン学習のかたち

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本稿はスタートアップ自身がストーリーを投稿する「POST」記事です 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、政府からの外出自粛、休校要請が相次ぐ中で、学校、塾に通えない子どもたちが増加。そんな子どもたちの学習環境について不安の声が各所であがっています。 ニュースレターの購読 注目すべき記事、世界のスタートアップシーンの話題、BRIDGE 主催のイベントに関する情報をお届けします! Sign Up …

本稿はスタートアップ自身がストーリーを投稿する「POST」記事です

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、政府からの外出自粛、休校要請が相次ぐ中で、学校、塾に通えない子どもたちが増加。そんな子どもたちの学習環境について不安の声が各所であがっています。

「学校が休みの中で、どうやって学習を継続すればよいのか」「休校の間の学習の遅れをどうカバーすればよいか」「塾にも通えなくなるので自宅で学習するしかないが、ちゃんと学べるか不安」

塾・予備校向けにAI先生「atama+」を提供するatama plusにも、2月下旬より塾・予備校、保護者の皆様から生徒の学習環境について不安の声をいただくようになりました。

なんとかして子どもたちが学びを継続できるようにしたい。

新型コロナウイルスの問題により、子どもたちの学びが止まりその子たちのその後の人生に大きな影響がでてしまうようなことは避けたい、今、自分たちにできることをやろう。そんな想いで、「いかにして塾における通常時の授業を自宅で行うオンライン学習で再現するか」という課題に対して塾の皆様とともに取り組んできました。

全国の塾・予備校で広がる、新しい授業スタイル

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これまでのAI先生による授業風景

塾・予備校での授業スタイルは、ここ数年で大きく変わってきています。

従来の授業の多くは、生徒全員が一斉に同じ講義を受け、その後演習問題を解き続けるというスタイルでした。すでにその単元は習得しているからもっと前に進みたいという生徒もいれば、逆に、理解できておらずつまずいている生徒もいます。つまずいても授業は次に進んでいってしまいます。

つまずいたまま次に進むと、習得していない状態で前に進んでいくことになるので、その単元の理解を前提とした授業・問題になった時に必ず行き詰まってしまいますが、「何がわかっていないのか」「次に何を学習するのがよいのか」を生徒が自分で見つけるのは困難です。

生徒一人ひとりあった学習を提供するためには、生徒それぞれの理解度・つまずきを正しく分析して、それにあわせて適切な単元の講義、演習問題などのカリキュラムを提案する、そんな「ティーチング」が重要です。

これはAIの得意な領域であることから、AI先生がティーチングを行い、一人ひとりに最適化した教材を作成する、そんな授業が広がっています。

しかし、AI先生によるティーチングだけでは学びは完結しません。

ほとんどの生徒にとって、学習を一人で続けることは大変なことであり、サポートしてくれる人の存在は不可欠です。生徒一人ひとりの目標に寄り添って伴走したり、モチベーションが上がるように褒めたり励ましたり、学習姿勢を見ながら勉強の仕方を助言したりする「コーチング」に、人間の講師の役割が大きく変化しています。

atama plusのAIがティーチングし、人がコーチングする。「AI x 人」の融合による新しい学習のかたちは、全国の塾・予備校1400教室以上で広がっています。

「AI×人」で実現する学習のかたちをオンラインで

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そんな「AI×人」の融合による学習環境を、自宅でも実現するためにどうすればよいのか。

atama plusでは、新型コロナウイルス感染に関するニュースが増えてきた2月19日のタイミングで、万が一に備えて生徒が自宅でも「atama+」の受講が可能となるWeb版の緊急開発を決定、プロダクトチーム総出で対応し、2月25日にリリースしました。

それまでは塾内の認証されたタブレットでのみ利用可能であった「atama+」が、自宅のパソコンやタブレット、スマートフォンのブラウザからでも利用できるようになったことで、生徒は自宅においても、AI先生によるオーダーメイドのティーチングを受けられるようになりました。

2月27日の政府からの休校要請に伴い、Web版についての塾からの問い合わせが急増。オンラインでのコーチングについても対応を急ぐ必要がありました。

塾の講師はこれまで、教室のタブレットにて「atama+ COACH」を通して、生徒がどの問題でつまずいているか、集中が続いているかなどをリアルタイムに把握して、コーチングを行っていました。

今回の事態に伴い、タブレットの手配が間に合わない塾・教室がある、また講師が教室に出勤できなくなる可能性があることから、講師が自宅からでも利用できるように「atama+ COACH」の機能を強化しました。さらにビジネスチームにて、これまで対面で行っていたコーチングを遠隔で実施するにあたり、どういう体制で行うのがよいか、どのようなツールを一緒に使用するのがよいか、保護者・生徒への説明をどのように行うか、などの仕組み・オペレーション構築を塾の皆様とともに進めてまいりました。

その結果、教室での授業と同様の学習体験を提供できるような環境が整い、「atama+」Web版を活用したオンライン授業が全国で広がりはじめました。「atama+」を導入する塾・予備校のうち、城南予備校DUO、栄光の個別ビザビ、Z会個別指導教室、能力開発センターなどの全国約800教室以上にて、「atama+」Web版を活用したオンライン授業が開始しています。

atama+Web版と電話を活用した新しい授業スタイル

これは、城南予備校DUOたまプラーザ校でのオンライン授業の様子です。

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生徒は自宅で「atama+」Web版を活用して、AI先生によるティーチングを受け、自分専用のオーダーメイドの学習を進めています。

それに対して講師は、「atama+ COACH」を通して、生徒がどの問題でつまずいているか、集中が続いているかなどをリアルタイムに把握。「苦労しながらも頑張って”二次方程式“を習得した」「”不定詞“の問題に行き詰まっており通常の2倍以上の時間がかかっている」「不正解時に解説をしっかり読まない傾向がある」などの生徒一人ひとりの自宅での学習姿勢をオンラインで確認し、電話やオンラインコミュニケーションツールを使用してのコーチングを行っています。

授業前には、「今日は二次関数を目標にがんばろう、前回間違った問題の解説をきちんと読んでいない時があったので今回はちゃんと読もうね」と声掛け。授業が開始した後は、生徒の学習状況に応じて、目標単元を合格したときには「おめでとう!」と声かけ、つまずいていそうなときにはサポートします。

授業後には「おつかれさま、二次関数の合格までもう少しだね。今日は計算ミスがいくつかあったから、明日はちゃんと計算式をノートにとることを意識しようね。」と振り返りを行います。

このように、オンラインでの授業においても、AIがティーチング、講師が「atama+ COACH」を見ながら電話やオンラインコミュニケーションツールを活用し、自宅で受講する生徒に対して遠隔でコーチングを行うことで、教室での授業と同様の学習体験を生徒に届けられています(通常授業とオンライン授業での学習効果調査の結果はこちら)。

atama plusでは、子どもたちが学びを継続できるよう、単にアプリを提供するのではなく「授業」を再現することに尽力しています。今後、新型コロナウイルスの問題がどのくらい続くかわかりません。今、私たちにできることは、通常の授業同様にオンラインの授業ももっともっと質が高いものにしていくことです。

一刻も早く事態が収束し、子どもたちが安心して学校、塾に通える日常に戻れることを祈りつつ、どんな状況でも「Wow students」な学びを提供することにatama plus一同全力で取り組んでまいります。

本稿はAI先生「atama+」を開発・提供するatama plus代表取締役、稲田大輔氏によるもの。Facebookアカウントはdaisuke.inada.10。彼らの事業や採用に興味がある方、彼らとの取り組みを希望する企業はこちらからコンタクトされたい

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AI先生「atama+」1000教室導入へーー城南予備校DUOも全面移行で春から150教室が採用

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ニュースサマリ:AI 先生「atama+」を開発するatama plusは2月27日、学習塾を展開する城南進学研究社の「城南予備校」をAI教材活用型の「城南予備校 DUO」に全面移行することが決まったと発表した。また、城南進学研究社が展開する個別指導塾「城南コベッツ」にも「atama+」を導入し、全国150教室でAI教材を使った学習指導を開始することも合わせて公表している。全面移行のタイミングは3…

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城南予備校 DUOでの学習風景(提供:atama plus)

ニュースサマリ:AI 先生「atama+」を開発するatama plusは2月27日、学習塾を展開する城南進学研究社の「城南予備校」をAI教材活用型の「城南予備校 DUO」に全面移行することが決まったと発表した。また、城南進学研究社が展開する個別指導塾「城南コベッツ」にも「atama+」を導入し、全国150教室でAI教材を使った学習指導を開始することも合わせて公表している。全面移行のタイミングは3月末からで、城南コベッツへの導入は3月からを予定している。

話題のポイント:AI先生の拡大が止まらないみたいです。ここまでくるともう雪崩を打ったように全国の学習塾は導入していくことになるんでしょうね。現時点での導入教室数は500教室となっていますが、今回の件含め、昨年末から公表されている今年春頃に予定している数字を入れると1000教室への導入を見込んでいるそうです。AI先生のスゴさについてはこちらの記事をご参照ください。

<参考記事>

また、atama plusは昨今、気になるコロナウィルスへの対策としてオンライン化も公表しています。AI学習教材の「atama+」はティーチングとコーチングを分離し、AI先生と呼ばれるシステムで基礎学力を教え、人の手を介したコーチングで生徒を励ます、という仕組みになっています。つまり、人は必ず必要なんですね。

しかし今はその人と会うことが厄介な状況になってます。そこであくまで臨時、ということでオンライン版の提供を開始したそうです。決定から開発提供まで1週間でやり遂げたというからすごいですね。各所への調整だけでも1カ月ほどかかりそうな気がしますが、この点については緊急時だからこその離れ業といったところでしょうか。

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拡大する「AI先生」ーー能力開発センター全77教室が採用、効率化で新講座も

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AI 先生「atama+」を開発するatama plusは2月13日、学習塾を展開するティエラコムが運営する「能力開発センター」への導入を公表している。対象となるのは全77教室で、ティエラコムでは基礎学力習得が効率化されることを見込み、増えた時間で新たに中学生・高校生向けのディスカッション形式の講座も新設する。 ティエラコムが「atama+」の導入を開始したのは2017年冬講座から。試験的な体験受…

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基礎学習の効率化で新たに開設された講座も(同社リリースより)

AI 先生「atama+」を開発するatama plusは2月13日、学習塾を展開するティエラコムが運営する「能力開発センター」への導入を公表している。対象となるのは全77教室で、ティエラコムでは基礎学力習得が効率化されることを見込み、増えた時間で新たに中学生・高校生向けのディスカッション形式の講座も新設する。

ティエラコムが「atama+」の導入を開始したのは2017年冬講座から。試験的な体験受講をスタートさせ、受講生の成績向上や満足度の成果が得られたことから2019年には同社が展開する個別指導「能開個別ホロン」の全教室に導入。ブランドも「能開個別AIホロン」に変更している。今回の全教室導入で、ティエラコムにおける「atama+」の利用者数は(中学・高校生)前年比約4倍に増加する見込み。

ティエラコムでは2018年のセンター試験直前トライアルでatama+を活用した結果、数学1Aを学習した高校3年生(83名)の平均点数が37.3点から51.7点にアップするなどの結果を得ている。また、基礎学力の習得をAI先生に任せることにより、これまでの教師は生徒個々の学習時間や習熟度、進捗を確認しながら学習指導するコーチングにより集中できるようになっている。

効率化によって新たに開設されるディスカッション講座「新国語」では、SDGsなど社会の課題を中学生・高校生のグループで議論し、小論文として発表・添削指導する取り組みも始まる。

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atama plusは「最初の100人を熱狂させるプロダクト」をどうつくった

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私たちatama plusは本日、プロダクト開発時のユーザー像として掲げている高校生のペルソナ(※)「藤井真一」と中学生のペルソナ「藤井純二」を外部向けに公開しました。モデルを登用し撮影したイメージ画像や3Dフィギュアを作成し、オフィス内で常に視界に入る場所に設置しています。 本稿では彼らを通じて得た、スタートアップにおけるプロダクト開発の学びをみなさんと共有してみたいと思います。 ニュースレター…

私たちatama plusは本日、プロダクト開発時のユーザー像として掲げている高校生のペルソナ(※)「藤井真一」と中学生のペルソナ「藤井純二」を外部向けに公開しました。モデルを登用し撮影したイメージ画像や3Dフィギュアを作成し、オフィス内で常に視界に入る場所に設置しています。

本稿では彼らを通じて得た、スタートアップにおけるプロダクト開発の学びをみなさんと共有してみたいと思います。

※ペルソナ:1990年代にアラン・クーパー氏が提言したペルソナ/シナリオ法というユーザー要求分析の手法で、仮想のユーザーをモデル化したもの。

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最初に熱狂する100人は誰だ

「プロダクト開発においてペルソナの作成が大事」とはよく言われるものの、大抵は一部のデザイナー陣だけがペルソナを作成するだけで終わってしまい、社内には全然浸透していなかったりします。そんな中、モデル費、衣装費、スタイリスト費、スタジオ費、写真加工費、ポスター作成費、3Dフィギア作成費等と結構なコストをかけてまでなぜペルソナにこだわるのか。話は創業期にまでさかのぼります。

2017年4月、創業したばかりのatama plusのオフィスでは「最初の100人が熱狂するプロダクトを作ろう」というポスターが壁中に貼られていました。圧倒的なプロダクトを作ればビジネスは後からでもついてくる、という信念のもと、“マネタイズ”なんて議論もなくプロダクト作りに専念していました。

ではどんなプロダクトを作るのに専念したのか?スタートアップは局地戦です。大企業に比べれば人も金もリソースが限られます。あれもこれもの機能を作っている余裕はありません。まずは100人でいいから「熱狂する」レベルのプロダクトを作ろうと決めました。

その100人はどんなユーザーか?

atama plusは中高生にプロダクトを提供していますが(創業当初は高校生のみ)、どのくらいの学力の生徒なのか、学習に対するモチベーションはどの程度なのか、どういう環境で学習するのか等、一口に“ユーザー”といっても色々なユーザーがいます。

そこでペルソナの出番です。最初に熱狂させたいユーザーはどんな人なのか、できるだけ具体化し、皆で認識を揃えました。「ユーザーが熱狂するプロダクトを作る」と言っても、人によってイメージする“ユーザー”が異なれば、それぞれのユーザー向けの機能が入った“それなりの”プロダクトにしかなりません。

例えば“学習意欲の低いユーザー”をターゲットにするようなプロダクトは沢山ありますが、それをひとまとめにするのは危険です。人によってそれは「受験直前期に皆が部活も引退して学習に多くの時間を使っている」という集団の中での“学習意欲の低いユーザー”をイメージするかもしれませんし、また別の人は「夏休みに皆が遊びほうけていて、まだ夏休みの宿題には誰も取り組んでいない」ような集団の中での“学習意欲の低いユーザー”をイメージするかもしれません。

誰しも、より多くのユーザー向けのプロダクトを作りたいと考えると思いますが、いきなり「皆が」「熱狂する」プロダクトを作るなんて無理です。「100人が熱狂する圧倒的なプロダクトを作るか」、「皆がまあまあ使いやすいようなそれなりのプロダクトを作るか」、スタートアップの戦い方は前者です。

私たちがターゲットとする生徒をできるだけ具体的に、メンバー全員が共通認識を持ちやすいようにペルソナとして定めました。藤井真一君、高校2年生、最近学校の授業についていけなくなってきたので塾に通い始めたという生徒です。具体的に、居住地、学校名、部活、塾名、志望校、学力、学習姿勢、理解力、学習時間、趣味、よく使うアプリ、インターネット環境、親の職業、年収等を記述しています。

ちなみに最初にモデルとしたのは、著者の教え子(創業期に現場を理解するために半年間塾講師バイトを行なっていた)の高校生のK君です。以降、atama+ユーザーのファクトが集まってきてからは私たちのプロダクトを提供するユーザーの解像度も上がってきたため、徐々にペルソナをupdateしてきています。

ちなみに、ペルソナの名前はメンバーの名前の漢字から一文字ずつ取って命名しました(例えば、藤井真一の「真」は共同創業者の中下「真」から)。

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「藤井真一君は熱狂するか?」

次第に社内の議論にも頻繁に登場するようになりました。日々、atama+を活用している現場からは色々な声が上がってきます。「〜の機能が欲しい」「〜に困っている」これらを全部解決したい、しかし私たちのリソースは限られる、ゆくゆくは全部の解決を目指すものの、まずは藤井真一君の熱狂につながるものを作ることを優先しました。スタートアップは局地戦なのです。

こうして極めてシンプルながらも、藤井真一君の真のニーズを追求し、藤井真一君が本当に欲しがる機能だけを作った初期のatama+が生まれ、「最初の100人が熱狂する」ものとなりました。その後生徒数が増えていく中で、社内に掲げるポスターを「最初の1000人が熱狂するプロダクトを作る」に張り替えました。

そして、中学生向けプロダクトをリリースするにあたり、中学生ペルソナの藤井純二君が誕生。中学2年生、藤井真一君の弟です。「えー、この前やったばっかなのにもうテストあんのかー!」と言っているような男の子です。

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Valueとつなげて考える

すぐに1000人も超えることとなりましたが、atama plusでは生徒の熱狂というものをずっと大事にしてきています。“勉強”と“熱狂”は遠い概念と思われがちですが、本来、学びは楽しいものと考えており、わからなかったことがわかるようになった時の楽しさを“熱狂”と呼んでいます。勉強をワクワクするもの、自分からやりたいものに変えることを追求するべく、atama plusのValuesの最上位には「Wow students. 生徒が熱狂する学びを。」が掲げられています。

ちなみに、「Wow students. 生徒が熱狂する学びを。」が全ての意思決定時の根幹にあるというのを明確にするために、atama plusの組織図の一番上には生徒がいます。atama plusで何かをやろうと思ったら、誰であれ「〜によって真一君の熱狂を作れる」「〜によって純二君の熱狂を作れる」が説明できないとリソースは投下されません。

スタートアップは様々なバックグランドの人が集まり、様々なチームで一つのMission実現に向かって一丸となって前に進みます。人によって見えている世界は異なるので、全員がサービスを提供するユーザー像を明確にすることが大切だと考えています。

よく「ユーザーファースト」という言葉が使われますが、論じる人の所属や立場、知っている情報の差によって、ユーザー象の形がグニャグニャ変わってしまうと何のためのファーストかよくわからないものになってしまいます。結果として、誰のニーズも満たすことのできない、“それなりの”機能を沢山搭載した、誰にとっても使いにくいプロダクトが市場に生み出されていきます。

atama plusでは“ユーザー”という言葉がほとんど使われません。現在では、真一君、純二君以外にも晴美さん(藤井家の母)、友子さん(大学生講師)、川村さん(塾の教室長)、福原さん(塾の本部管理者)と多様なペルソナが存在しますが、メンバー全員が各ペルソナを深く理解しており(新入社員は入社時にペルソナ研修を受けます)、社内の会話は「友子さんのためにどうしたらよいか?」「川村さんのために何を明らかにすればよいか?」といった感じでペルソナをベースに行われています。

今後も、全員で常にペルソナを意識し続けたいという想いから、この度ペルソナの実写化、3Dフィギア化まで取り組みました。私たちのイメージにあうモデルの選定(素人っぽさが出せるモデルなんてなかなかいない!)から衣装選定までとても大変でした。

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実際の撮影風景(撮影協力:CCCフォトライフラボ)

そんなにコストをかけてまで、なぜatama plusはペルソナに投資するのか?社内中にペルソナがいることで、全員が常に「Wow students. 生徒が熱狂する学びを。」を意識し続けていきたいからです。

atama plusはこれからも生徒が熱狂するプロダクトを作り続けていきます。

We will wow students.

<参考情報>

本稿はAI先生「atama+」を開発・提供するatama plus代表取締役、稲田大輔氏によるもの。Facebookアカウントはdaisuke.inada.10。彼らの事業や採用に興味がある方、彼らとの取り組みを希望する企業はこちらからコンタクトされたい

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