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スタートアップがカルチャーを体現するために費やした「600時間」のこと(2/2)

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本稿はPR TIMES STORYからの転載記事。一部、執筆者の許諾を得て要約・編集をしております 前回からの続き atama plusはMission実現に向けて大切にしたい価値観をValuesとして定めていますが、創業から2年と少し経過した頃、Valuesの短い言葉だけでは表しきれない、かつ皆が大事にしたい価値観があることに気づきました。 たとえば「Speak up. 話そう、とことん。」とい…

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半年を投資して作ったカルチャーコード

本稿はPR TIMES STORYからの転載記事。一部、執筆者の許諾を得て要約・編集をしております

前回からの続き

atama plusはMission実現に向けて大切にしたい価値観をValuesとして定めていますが、創業から2年と少し経過した頃、Valuesの短い言葉だけでは表しきれない、かつ皆が大事にしたい価値観があることに気づきました。

たとえば「Speak up. 話そう、とことん。」というValueについて、atama plusではチームの垣根を越えて議論しあうという文化があります。では、チーム外の人とどこまで“とことん”議論すべきなのでしょうか?

そもそも背景知識の異なるチームの人が検討主体のチームに対して意見すべきなのでしょうか?そして意見されたら検討主体のチームはどういったスタンスでその意見を聞くべきなのでしょうか?「他チームの業務に関心を持って意見すること」と「役割分担して任せること」のバランスってどう考えたらよいのでしょうか?

皆が同じMissionを目指しているのにもかかわらず、Valuesの認識のズレが生まれたらもったいない。この先、メンバーが増えていくにあたり、皆が大事にしている暗黙の価値観をきちんと言葉にしておきたい(逆に言えばそれ以外は多様性を大事にしたい)、そういった想いでカルチャーコード作成がはじまりました。

作成にあたっては職種横断のタスクフォースを組成し、全メンバーの意見を聴きながら、半年以上の時間をかけて侃侃諤諤の議論を行いながら作りました。正直、創業3年目(作成開始当時)のスタートアップにとってこんなにも作成に時間をかけるというのは非常に大きな投資です(スタートアップは時間がほぼ全ての資産です)。

しかしatama plusは、Missionを実現するために設立された会社ですから、皆がMission実現に向かって大事にする価値観の認識を合わせることは何よりも重要だと考えています。そうしてValuesを体現するために必要なことを定めたカルチャーコードが完成しました。

カルチャーコードは、いわば、何を「いい」と感じるか、何が「リスペクトに値するか」のモノサシです。atama plusという「場」を共にする一人ひとりにとって決定的に重要なもので、各々の働き方や日々の意思決定の基盤になります。

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atama plus社内でValuesを意識するための取り組み

私たちは、「全員がカルチャーコードを体現している状態」であり続けるために力を尽くしたいと考えています。なぜなら、その状態であれば細かい(そしてつまらない!)ルールも管理も不要になるからです。

全員がカルチャーコードを体現できていれば、必然的に個々の判断・行動はひとつの大きな方向を向いたものになります。その中での裁量の自由を最大化できます。一人ひとりがMission実現の当事者として、自律的に行動できるようになります。

Atama plus社内はMissionやValuesに関係したものであふれています。壁にはMissionが掲げられたポスターがあり、会議室や日常の業務で使用するものにValuesが記載されていたり、等身大の生徒(ペルソナ)のパネルがあったり、、、

ただし、これらはカルチャーへの投資のごく一部の結果にすぎません。「一人ひとりがMission実現の当事者」であるカルチャーであるために、何よりも大事なのはメンバー全員がatama plusで大切にするValuesを完全に理解し、体現していることだと考えています。

Culture gardening

カルチャーコードは作成しておしまいでは意味がありません。

全員でカルチャーコードに記載されている内容の認識をすりあわせるべく、カルチャーコードができあがった当日から3日間かけて「Culture gardening」というイベントを行いました。一般的にカルチャーを築くためのイベントのことを「Culture building」と呼ぶことが多いと思いますが、atama plusでは全員で「庭」のようにカルチャーを作っていくという目的から「Culture gardening」と呼んでいます。

新型コロナウイルス対応で多忙な時期ではありますが、全メンバーの通常業務をストップして全員でカルチャーコードに記載されている内容の認識をすりあわせるセッションを行いました(のべ600時間!)。コロナ禍で対面でのイベントができないため全てZoomでのセッションです。

各自の自宅に郵送で届いた「atama+ culture code」を読んだ上で、普段業務を一緒に行っているチームで「役割の異なる仲間からの意見を真摯に受け止めるSpeak upな姿勢とは、具体的にはどんなことですか?」「自ら仕事を楽しむLove funな状態と、単に楽をすることの違いって具体的にはなんですか?」といったValuesに関連する答えのないテーマについて議論を行いました(おおいに盛り上がりました!)。

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atama+ culture codeをもとに、ValuesについてZoomで議論する様子

これはCulture gardeningの第1弾。引き続き第2弾、第3弾も実施していく予定です。カルチャーはいきなり作れるものではありません。Atama plusはこれからもカルチャーに投資し続け、カルチャーをガーデニングしていきます。

Atama plusは「○○すべし」がほとんどない会社です。

What we doで縛るより、What we respectをシェアし、How we feelを誇れる集団。それは複雑化した社会において、変化に強い集団にもなります。細かいルールでガチガチに管理するよりも、一人ひとりが「atama+ culture code」を体現しながら自律的に行動するほうがMission実現への近道だと考えます。

だからルール作りよりもカルチャー作りに投資します。

これからもatama plusの現メンバーと未来のメンバーの一人ひとりが、Mission実現の当事者として、教育を通じて社会を新しくしてまいります。

本稿はAI先生「atama+」を開発・提供するatama plus代表取締役、稲田大輔氏によるもの。Facebookアカウントはdaisuke.inada.10。彼らの事業や採用に興味がある方、彼らとの取り組みを希望する企業はこちらからコンタクトされたい

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AI先生はオンラインで教育の何を変えているのか

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ニュースサマリ:AI先生「atama+」を展開するatama plusは7月9日、学習塾の業態変化に対応するソリューションを公表している。感染症拡大防止に学習塾が対応しているものを支援する形で、例えば同社のソリューションをすでに導入している能力開発センター(運営はティエラコム)では、従来の通塾コースに加えて自宅でも受講を完了できる「オンラインコース」を開始している。このコースではコーチングを必要と…

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atama plusが公開したカルチャーコード・ブック

ニュースサマリ:AI先生「atama+」を展開するatama plusは7月9日、学習塾の業態変化に対応するソリューションを公表している。感染症拡大防止に学習塾が対応しているものを支援する形で、例えば同社のソリューションをすでに導入している能力開発センター(運営はティエラコム)では、従来の通塾コースに加えて自宅でも受講を完了できる「オンラインコース」を開始している。このコースではコーチングを必要とする授業形式を生徒の希望に応じて通塾もしくはオンライン(自宅等)から選べるようになっている。

また、生徒は塾や自宅などの場所の制約なしに、いつでも必要なだけatama+を使った学習に取り組むことができるほか、先生の方もatama+ COACH上で、生徒の学習姿勢や進捗などの確認が可能となった。オンラインの場合のアドバイスは電話やオンライン面談などを通じて実施される。

この支援サービスによって、atama+を導入している能力開発センター以外にも、城南予備校DUO、Z会グループの大学受験ディアロなどがコースの拡張を実施している。現在、同社のサービスを導入している塾や予備校の数は1900教室におよぶ。

話題のポイント:感染症拡大の影響もあって、デジタルトランスフォーメーション(DX)というワードがここ数カ月で一気に爆発した感がありますが、教育におけるDXを牽引しているのは間違いなくatama plusでしょう。単なるデジタルツールを導入するのではなく、学習をティーチングとコーチングに分類するアイデアで学習様式そのものを変革し、人工知能によるオリジナルの教材開発で完全な差別化に成功しています。創業から3年で主要学習塾が多数導入しているという実績だけでなく、学習時間が大幅に短縮されているという事実も彼らの強みです。

また、学習塾にとって人の接触を減らす必要が出てきたことも、彼らにとって大きな挑戦の機会となったはずです。これまで実はatama plusにとってインターネットはエンドユーザー側の提供価値としてはあまり大きなものではありませんでした。あくまで学習塾という場所での提供が前提だったからです。

しかし今回の出来事で、いかにして自宅で学習塾と同等の効果を出せるのか、という大きな宿題を与えられたわけです。もちろんこれまでにもZ会のような通信教育は脈々と続いており、それらと何が違うのかを証明しなければなりません。

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6月にはオンラインでも質問しやすい機能を追加(同社リリースより

ポイントはやはりコーチングです。

atama plusのメリットは前述した通り、ティーチングとコーチングを分離したところで、生徒は基礎的な学習についてはAI先生の教材を使って効率的に学習をこなしていきます。しかし、どうしてもつまづく場所については人に聞く必要があります。

この生徒のつまづきを事前に予測して先生にアドバイスするタイミングを教えてくれるのがatama+ COACHのメリットです。遠く離れた場所であってもやり方は同じですから、先生はつまづく生徒のアラートを元に、電話をかけたりオンライン面談でアドバイスすればよいのです。これは通常の学習を単にオンライン化するだけでは実現できない体験です。

AI先生に教えてもらった生徒は、習得にかかった時間や目標までの予測学習時間がある程度わかるようになっているので、計画が立てやすいというのもリモート化に追い風だと思います。

こうやって見てみると、現在のワークスタイルをリモートにしている社会人と重なるところがあります。会社のオフィスに詰め込んで上司部下で顔色を伺わないとできない仕事のスタイルはそもそも何かが間違っているように思います。

学習も同じで、周りに人がいた方が集中できる、という場合は教室に行けばいいし、現在のように人が密集してはいけない場合は離れても同じ体験が提供される方が圧倒的に可能性は広がります。学習塾も場所の制約から開放されれば新たなビジネスチャンスを得ることになります。

こうやってみるとatama plusは教育だけでなく、この市場のビジネスモデルそのものを大きく変える存在になるのではと期待が膨らみます。

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カルチャーに半年もの時間を投資したスタートアップが得たもの(1/2)

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本稿はPR TIMES STORYからの転載記事。一部、執筆者の許諾を得て要約・編集をしております 今月、atama plusでは、自分たちが大切にしているカルチャーについてまとめた「atama+ culture code」を公開しました。 カルチャーコードとはValuesを体現するために必要なことを言語化したものです。作成にあたっては職種横断のカルチャーコード検討タスクフォースを作り、全メンバー…

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atama plusが発行したカルチャーコード・ブック

本稿はPR TIMES STORYからの転載記事。一部、執筆者の許諾を得て要約・編集をしております

今月、atama plusでは、自分たちが大切にしているカルチャーについてまとめた「atama+ culture code」を公開しました。

カルチャーコードとはValuesを体現するために必要なことを言語化したものです。作成にあたっては職種横断のカルチャーコード検討タスクフォースを作り、全メンバーを巻き込みながら実に半年以上の時間をかけ侃侃諤諤の議論を行いました。

創業3年目(作成開始当時)のリソースの限られたスタートアップがなぜこんなにもカルチャーに投資を行うのでしょうか?本稿では、カルチャーに投資する理由、そしてその結果得られたものの体験をみなさんに共有したいと思います。

「エライ」のはMission

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創業前のatama plus(写真:atama plus)

話は創業前にさかのぼります。これはatama plusを創業した2017年4月のさらに半年前の写真です。私の自宅に集まり、これから立ち上げる会社(まだ名前もない!)のMissionについて議論していた頃の様子です。

なぜ、私たちはそれなりに順風なキャリアを歩んできたにもかかわらず、わざわざリスクをとって新しい会社を立ち上げるのか?そんな議論を重ねた結果、「教育を通じて社会を新しくするために会社を創るんだ」ということを決めました。

そうです。創業より先に決めたのはMissionの方だったのです。ですから、atama plusはなぜ存在するのかというと、答えは明快です。「Missionを実現するため」。それ以外にありません。

atama plusは、社会のまんなかを新しくするために、限られた生徒ではなく、数億という規模の生徒に良い教育を届けていく。そのために、atama+というサービスを軸としたビジネスで、教育を進化させる持続可能な仕組みをつくる、そしてそれをなるべく早く実現することを目指すという会社です。

そのため、atama plusの意思決定の基準もシンプルです。あらゆる決定の基準は、究極的にはただひとつ「Missionの実現に向かって前進しているか?」。

それだけです。

判断に迷ったらここに立ち返っています。ちなみに、atama plusでは組織図の一番上にはMissionがあり、代表である私は一番下にいます。「エライ」人はいなく、「エライ」のはMissionです。誰かの顔色をうかがうよりもMissionの実現に向かって前進することを最優先にしています。

カルチャーは庭

企業のカルチャーとは何なんでしょうか?

カルチャーは変わり続けるものです。
仲間が一人増えれば変わる。
事業やプロダクトが変われば変わる。
組織が変われば変わる。毎日変わり続けます。

カルチャーは変化し続ける「状態」なので、どんなカルチャーを作りたいかを決めて、それに向かって努力し続けるのみです。カルチャーは「建築物」のように一度作ったら壊れないものではなく、作るのに時間はかかるし手入れし続けないとすぐに壊れる「庭」のようなものです。

種を植えたり雑草を抜いたりしながら、ずっと丁寧に磨き続けるものだと思います。毎日の地道な積み重ねの結果が企業のカルチャーとなります。atama plusは「一人ひとりがMission実現の当事者」であるカルチャーであり続けたいと思っています。それにはMissionに共感したメンバーが集まり(そういう人だけ採用し)、そして全員が継続してカルチャーを磨き続ける必要があります。

atama plusの強みは何ですか?

よく聞かれる質問ですが、教科書的な回答をしようと思えば「プロダクト」「ビジネスモデル」「データ」「顧客基盤」「ブランド」、、、などがあげられますが(私も社外にはそんな説明をすることが多いですが)、本当はそこじゃありません。

真の強みは「カルチャー」です。プロダクトもビジネスも真似できますが「カルチャー」は真似できるものではありません。「庭」はすぐには作れません。

ひとつ、例を挙げさせてください。

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atama plus4月のプレスリリースより

2020年2月27日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、全国の学校に臨時休校要請がなされました。私たちの顧客である塾も休校することとなります。

Atama plusのプロダクトは塾内のみで利用することを前提に作られており、塾が休校したら全く使えないものになります。さらにタイミングの悪いことに、臨時休校要請の翌日2月28日はオフィス移転の日で、引越し準備で仕事どころではないといった状況でした。それでも、急ピッチで開発した自宅でも利用できるプロダクトを塾に提供し、1カ月後にはユーザー数が10倍以上に伸びることとなりました。

すべてのチームが自律して動いた結果でした。各チームの一人ひとりがMission実現の当事者だったのです。(後編へ続く)

参考記事:なぜatama plusはここまでカルチャーに投資するのか?

本稿はAI先生「atama+」を開発・提供するatama plus代表取締役、稲田大輔氏によるもの。Facebookアカウントは 彼らの事業や採用に興味がある方、彼らとの取り組みを希望する企業はdaisuke.inada.10。 こちらからコンタクトされたい

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AI先生「atama+」1000教室導入へーー城南予備校DUOも全面移行で春から150教室が採用

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ニュースサマリ:AI 先生「atama+」を開発するatama plusは2月27日、学習塾を展開する城南進学研究社の「城南予備校」をAI教材活用型の「城南予備校 DUO」に全面移行することが決まったと発表した。また、城南進学研究社が展開する個別指導塾「城南コベッツ」にも「atama+」を導入し、全国150教室でAI教材を使った学習指導を開始することも合わせて公表している。全面移行のタイミングは3…

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城南予備校 DUOでの学習風景(提供:atama plus)

ニュースサマリ:AI 先生「atama+」を開発するatama plusは2月27日、学習塾を展開する城南進学研究社の「城南予備校」をAI教材活用型の「城南予備校 DUO」に全面移行することが決まったと発表した。また、城南進学研究社が展開する個別指導塾「城南コベッツ」にも「atama+」を導入し、全国150教室でAI教材を使った学習指導を開始することも合わせて公表している。全面移行のタイミングは3月末からで、城南コベッツへの導入は3月からを予定している。

話題のポイント:AI先生の拡大が止まらないみたいです。ここまでくるともう雪崩を打ったように全国の学習塾は導入していくことになるんでしょうね。現時点での導入教室数は500教室となっていますが、今回の件含め、昨年末から公表されている今年春頃に予定している数字を入れると1000教室への導入を見込んでいるそうです。AI先生のスゴさについてはこちらの記事をご参照ください。

<参考記事>

また、atama plusは昨今、気になるコロナウィルスへの対策としてオンライン化も公表しています。AI学習教材の「atama+」はティーチングとコーチングを分離し、AI先生と呼ばれるシステムで基礎学力を教え、人の手を介したコーチングで生徒を励ます、という仕組みになっています。つまり、人は必ず必要なんですね。

しかし今はその人と会うことが厄介な状況になってます。そこであくまで臨時、ということでオンライン版の提供を開始したそうです。決定から開発提供まで1週間でやり遂げたというからすごいですね。各所への調整だけでも1カ月ほどかかりそうな気がしますが、この点については緊急時だからこその離れ業といったところでしょうか。

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拡大する「AI先生」ーー能力開発センター全77教室が採用、効率化で新講座も

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AI 先生「atama+」を開発するatama plusは2月13日、学習塾を展開するティエラコムが運営する「能力開発センター」への導入を公表している。対象となるのは全77教室で、ティエラコムでは基礎学力習得が効率化されることを見込み、増えた時間で新たに中学生・高校生向けのディスカッション形式の講座も新設する。 ティエラコムが「atama+」の導入を開始したのは2017年冬講座から。試験的な体験受…

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基礎学習の効率化で新たに開設された講座も(同社リリースより)

AI 先生「atama+」を開発するatama plusは2月13日、学習塾を展開するティエラコムが運営する「能力開発センター」への導入を公表している。対象となるのは全77教室で、ティエラコムでは基礎学力習得が効率化されることを見込み、増えた時間で新たに中学生・高校生向けのディスカッション形式の講座も新設する。

ティエラコムが「atama+」の導入を開始したのは2017年冬講座から。試験的な体験受講をスタートさせ、受講生の成績向上や満足度の成果が得られたことから2019年には同社が展開する個別指導「能開個別ホロン」の全教室に導入。ブランドも「能開個別AIホロン」に変更している。今回の全教室導入で、ティエラコムにおける「atama+」の利用者数は(中学・高校生)前年比約4倍に増加する見込み。

ティエラコムでは2018年のセンター試験直前トライアルでatama+を活用した結果、数学1Aを学習した高校3年生(83名)の平均点数が37.3点から51.7点にアップするなどの結果を得ている。また、基礎学力の習得をAI先生に任せることにより、これまでの教師は生徒個々の学習時間や習熟度、進捗を確認しながら学習指導するコーチングにより集中できるようになっている。

効率化によって新たに開設されるディスカッション講座「新国語」では、SDGsなど社会の課題を中学生・高校生のグループで議論し、小論文として発表・添削指導する取り組みも始まる。

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atama plusは「最初の100人を熱狂させるプロダクト」をどうつくった

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私たちatama plusは本日、プロダクト開発時のユーザー像として掲げている高校生のペルソナ(※)「藤井真一」と中学生のペルソナ「藤井純二」を外部向けに公開しました。モデルを登用し撮影したイメージ画像や3Dフィギュアを作成し、オフィス内で常に視界に入る場所に設置しています。 本稿では彼らを通じて得た、スタートアップにおけるプロダクト開発の学びをみなさんと共有してみたいと思います。 ※ペルソナ:1…

私たちatama plusは本日、プロダクト開発時のユーザー像として掲げている高校生のペルソナ(※)「藤井真一」と中学生のペルソナ「藤井純二」を外部向けに公開しました。モデルを登用し撮影したイメージ画像や3Dフィギュアを作成し、オフィス内で常に視界に入る場所に設置しています。

本稿では彼らを通じて得た、スタートアップにおけるプロダクト開発の学びをみなさんと共有してみたいと思います。

※ペルソナ:1990年代にアラン・クーパー氏が提言したペルソナ/シナリオ法というユーザー要求分析の手法で、仮想のユーザーをモデル化したもの。

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最初に熱狂する100人は誰だ

「プロダクト開発においてペルソナの作成が大事」とはよく言われるものの、大抵は一部のデザイナー陣だけがペルソナを作成するだけで終わってしまい、社内には全然浸透していなかったりします。そんな中、モデル費、衣装費、スタイリスト費、スタジオ費、写真加工費、ポスター作成費、3Dフィギア作成費等と結構なコストをかけてまでなぜペルソナにこだわるのか。話は創業期にまでさかのぼります。

2017年4月、創業したばかりのatama plusのオフィスでは「最初の100人が熱狂するプロダクトを作ろう」というポスターが壁中に貼られていました。圧倒的なプロダクトを作ればビジネスは後からでもついてくる、という信念のもと、“マネタイズ”なんて議論もなくプロダクト作りに専念していました。

ではどんなプロダクトを作るのに専念したのか?スタートアップは局地戦です。大企業に比べれば人も金もリソースが限られます。あれもこれもの機能を作っている余裕はありません。まずは100人でいいから「熱狂する」レベルのプロダクトを作ろうと決めました。

その100人はどんなユーザーか?

atama plusは中高生にプロダクトを提供していますが(創業当初は高校生のみ)、どのくらいの学力の生徒なのか、学習に対するモチベーションはどの程度なのか、どういう環境で学習するのか等、一口に“ユーザー”といっても色々なユーザーがいます。

そこでペルソナの出番です。最初に熱狂させたいユーザーはどんな人なのか、できるだけ具体化し、皆で認識を揃えました。「ユーザーが熱狂するプロダクトを作る」と言っても、人によってイメージする“ユーザー”が異なれば、それぞれのユーザー向けの機能が入った“それなりの”プロダクトにしかなりません。

例えば“学習意欲の低いユーザー”をターゲットにするようなプロダクトは沢山ありますが、それをひとまとめにするのは危険です。人によってそれは「受験直前期に皆が部活も引退して学習に多くの時間を使っている」という集団の中での“学習意欲の低いユーザー”をイメージするかもしれませんし、また別の人は「夏休みに皆が遊びほうけていて、まだ夏休みの宿題には誰も取り組んでいない」ような集団の中での“学習意欲の低いユーザー”をイメージするかもしれません。

誰しも、より多くのユーザー向けのプロダクトを作りたいと考えると思いますが、いきなり「皆が」「熱狂する」プロダクトを作るなんて無理です。「100人が熱狂する圧倒的なプロダクトを作るか」、「皆がまあまあ使いやすいようなそれなりのプロダクトを作るか」、スタートアップの戦い方は前者です。

私たちがターゲットとする生徒をできるだけ具体的に、メンバー全員が共通認識を持ちやすいようにペルソナとして定めました。藤井真一君、高校2年生、最近学校の授業についていけなくなってきたので塾に通い始めたという生徒です。具体的に、居住地、学校名、部活、塾名、志望校、学力、学習姿勢、理解力、学習時間、趣味、よく使うアプリ、インターネット環境、親の職業、年収等を記述しています。

ちなみに最初にモデルとしたのは、著者の教え子(創業期に現場を理解するために半年間塾講師バイトを行なっていた)の高校生のK君です。以降、atama+ユーザーのファクトが集まってきてからは私たちのプロダクトを提供するユーザーの解像度も上がってきたため、徐々にペルソナをupdateしてきています。

ちなみに、ペルソナの名前はメンバーの名前の漢字から一文字ずつ取って命名しました(例えば、藤井真一の「真」は共同創業者の中下「真」から)。

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「藤井真一君は熱狂するか?」

次第に社内の議論にも頻繁に登場するようになりました。日々、atama+を活用している現場からは色々な声が上がってきます。「〜の機能が欲しい」「〜に困っている」これらを全部解決したい、しかし私たちのリソースは限られる、ゆくゆくは全部の解決を目指すものの、まずは藤井真一君の熱狂につながるものを作ることを優先しました。スタートアップは局地戦なのです。

こうして極めてシンプルながらも、藤井真一君の真のニーズを追求し、藤井真一君が本当に欲しがる機能だけを作った初期のatama+が生まれ、「最初の100人が熱狂する」ものとなりました。その後生徒数が増えていく中で、社内に掲げるポスターを「最初の1000人が熱狂するプロダクトを作る」に張り替えました。

そして、中学生向けプロダクトをリリースするにあたり、中学生ペルソナの藤井純二君が誕生。中学2年生、藤井真一君の弟です。「えー、この前やったばっかなのにもうテストあんのかー!」と言っているような男の子です。

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Valueとつなげて考える

すぐに1000人も超えることとなりましたが、atama plusでは生徒の熱狂というものをずっと大事にしてきています。“勉強”と“熱狂”は遠い概念と思われがちですが、本来、学びは楽しいものと考えており、わからなかったことがわかるようになった時の楽しさを“熱狂”と呼んでいます。勉強をワクワクするもの、自分からやりたいものに変えることを追求するべく、atama plusのValuesの最上位には「Wow students. 生徒が熱狂する学びを。」が掲げられています。

ちなみに、「Wow students. 生徒が熱狂する学びを。」が全ての意思決定時の根幹にあるというのを明確にするために、atama plusの組織図の一番上には生徒がいます。atama plusで何かをやろうと思ったら、誰であれ「〜によって真一君の熱狂を作れる」「〜によって純二君の熱狂を作れる」が説明できないとリソースは投下されません。

スタートアップは様々なバックグランドの人が集まり、様々なチームで一つのMission実現に向かって一丸となって前に進みます。人によって見えている世界は異なるので、全員がサービスを提供するユーザー像を明確にすることが大切だと考えています。

よく「ユーザーファースト」という言葉が使われますが、論じる人の所属や立場、知っている情報の差によって、ユーザー象の形がグニャグニャ変わってしまうと何のためのファーストかよくわからないものになってしまいます。結果として、誰のニーズも満たすことのできない、“それなりの”機能を沢山搭載した、誰にとっても使いにくいプロダクトが市場に生み出されていきます。

atama plusでは“ユーザー”という言葉がほとんど使われません。現在では、真一君、純二君以外にも晴美さん(藤井家の母)、友子さん(大学生講師)、川村さん(塾の教室長)、福原さん(塾の本部管理者)と多様なペルソナが存在しますが、メンバー全員が各ペルソナを深く理解しており(新入社員は入社時にペルソナ研修を受けます)、社内の会話は「友子さんのためにどうしたらよいか?」「川村さんのために何を明らかにすればよいか?」といった感じでペルソナをベースに行われています。

今後も、全員で常にペルソナを意識し続けたいという想いから、この度ペルソナの実写化、3Dフィギア化まで取り組みました。私たちのイメージにあうモデルの選定(素人っぽさが出せるモデルなんてなかなかいない!)から衣装選定までとても大変でした。

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実際の撮影風景(撮影協力:CCCフォトライフラボ)

そんなにコストをかけてまで、なぜatama plusはペルソナに投資するのか?社内中にペルソナがいることで、全員が常に「Wow students. 生徒が熱狂する学びを。」を意識し続けていきたいからです。

atama plusはこれからも生徒が熱狂するプロダクトを作り続けていきます。

We will wow students.

<参考情報>

本稿はAI先生「atama+」を開発・提供するatama plus代表取締役、稲田大輔氏によるもの。Facebookアカウントはdaisuke.inada.10。彼らの事業や採用に興味がある方、彼らとの取り組みを希望する企業はこちらからコンタクトされたい

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ユーザー像を立体化する“3Dペルソナ”、AI 先生「atama+」が開発ノウハウ公開

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AI 先生「atama+」を開発するatama plusは1月31日、同社の開発ノウハウ公開の一環として、立体化させたペルソナ像を公開した。「3Dペルソナ」は、atama+開発にあたっての仮想ユーザーを具体的な3Dフィギュアとして立体化させたもので、開発にあたってブレやすい共通認識を生み出すためのノウハウとしている。 公開されたのは高校生のペルソナ「藤井真一」と中学生のペル ソナ「藤井純二」の2名…

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AI 先生「atama+」を開発するatama plusは1月31日、同社の開発ノウハウ公開の一環として、立体化させたペルソナ像を公開した。「3Dペルソナ」は、atama+開発にあたっての仮想ユーザーを具体的な3Dフィギュアとして立体化させたもので、開発にあたってブレやすい共通認識を生み出すためのノウハウとしている。

公開されたのは高校生のペルソナ「藤井真一」と中学生のペル ソナ「藤井純二」の2名。これ以外にも塾の講師や保護者など6名が設定されており、立体化されたイメージはオフィス内でも視界に入る場所に設置されている。また、サービス開発における意思決定の際にも、彼らが中心となって議論に入るようなカルチャーづくりを推進しているという。

atama+は人工知能によって基礎学力を最短で身につけることを可能にしたアダプティプ・ラーニング(個別最適化指導)のプロダクト。「得意」や「苦手」、「集中状態」などのデータをAIの「アタマ先生」が分析し、自分専用レッスンを提供することで学習効率化を実現する。採用している教室は大手含めて500教室以上。

<参考記事>

via PR TIMES

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今、日本の教育現場で起こっていることーーAI先生は何を変えたのか

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私たちが日々愛用しているスマートフォンは、150年前は「ベル電話」でした。自動車は「人力車」でした。明治以来の150年間であらゆるものが大きく変わりました。 ところが日本の教育はどうでしょうか? 教室で黒板を背にした一人の先生の話を何十人もの生徒が黙々と聞く光景は、150年前と何ら変わっていません。 教育の大きな役割は、社会で活躍する人材を育成することです。150年前に最先端の職場だった富岡製糸場…

私たちが日々愛用しているスマートフォンは、150年前は「ベル電話」でした。自動車は「人力車」でした。明治以来の150年間であらゆるものが大きく変わりました。

ところが日本の教育はどうでしょうか?

教室で黒板を背にした一人の先生の話を何十人もの生徒が黙々と聞く光景は、150年前と何ら変わっていません。

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明治・大正前期の授業風景(津島市立図書館寄贈)

教育の大きな役割は、社会で活躍する人材を育成することです。150年前に最先端の職場だった富岡製糸場では、マニュアル通りにきちんとミスなく仕事をこなす人が活躍していました。

現在の最先端企業、例えばGoogleでは多様な価値観を持つ人たちと協業しながら新しい価値を生み出すような人が活躍しています。これからの社会で活躍する人材に求められるのは、いわゆる数学力、英語力、国語力といった「基礎学力」に加えて、コミュニケーション力や自己表現力といった「社会でいきる力」の両方が必要です。

しかし、「基礎学力」の習得にほとんどの時間を費やしているのが今の日本の教育の現状です。

15歳時の学力を測る国際学力調査(PISA)では、日本は常に上位に位置しており、「日本は教育先進国だ」と言われがちですが、本当でしょうか?

今、海外の教育は大きく変わりつつあります。たとえば、国際学力調査で下位に位置するブラジル。私が訪れたサンパウロ市郊外の普通の公立学校では、当たり前のようにテクノロジーを活用して基礎学力を効率的に習得したり、一方通行の座学ではないグループディスカッションを行いながら「社会でいきる力」を育んだりしていました。

国際学力調査の結果はさておき、これからの社会で必要な力を習得する教育という意味では、実は日本は教育後進国になっているのかもしれません。

AI先生が起こした教育の変化

そんな日本の教育現場が中高生の通う塾を中心に今、大きく変わりつつあります。

私たちは今、atama plusというスタートアップで人工知能をベースにしたAI先生「atama+(アタマプラス)」を開発、提供しています。今年9月、駿台予備学校は2020年の春より全国の各校舎にatama+を導入することを発表しました。そして今日、Z会グループの栄光もまた来年春より133教室でatama+を導入することを公表しました。現在、多くの塾が導入拡大の準備を進めており、来春には導入教室数は1000を超える見込みです。

ではAI先生は教育の何を、どう変えてくれるのでしょうか。

これは、実際にAI先生を導入している東京・本郷にあるZ会の学習塾「Z会東大個別指導教室プレアデス」での授業の様子です。

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Z会東大個別指導教室プレアデスの授業風景

写真に映る先生、実は解き方を教えているわけではありません。授業を行っているのはタブレットの中にいるAI先生です。

さらに彼らは一律の授業を受けているわけではなく、全員が異なる、自分専用のオーダーメイドの学習を進めています。この「膨大なデータから学習をパーソナライズする」というのはAIの得意な領域です。AI先生が生徒の得意、苦手、伸び、つまずき、集中状態、忘却度などの膨大なデータを分析しながら一人ひとりに最適化した教材を作成しているのです。

もう少し詳しく仕組みを説明します。

例えば、従来の「2次方程式」の授業。全員が一律に2次方程式の講義を受け、その後、その演習問題を解き続けます。既に2次方程式は習得済みでもっと前に進みたい生徒もいるでしょう。逆に、実は2次方程式どころか「1次方程式」につまずいていて、2次方程式の講義を受けてもちんぷんかんぷんという生徒も、または「平方根」の概念が理解できていなくて2次方程式の講義を受けてもすんなりと理解できないという生徒もいるでしょう。

従来の授業では、習得せずとも履修していれば授業は前に進んでいくので、過去にどこかつまずいた単元があると、その単元の理解を前提とした授業になった時に必ず行き詰まります。

AI先生は、様々な学習データを分析しながら、効率的に基礎学力を習得できるような一人ひとりにあった学習カリキュラムを作成しています。同じ教室内で「2次方程式」を学習している生徒もいれば、「1次方程式」を学習している生徒も「平方根」を学習している生徒もいます。基本概念を習うための動画講義をレコメンドされる生徒も、練習問題をレコメンドされて必要な分だけの演習を行う生徒もいます。

そして生徒の学習が進捗する度に、カリキュラムはアップデートされ続けていきます。生徒一人ひとりの横に、“すごい先生”がついてずっとマンツーマン指導を行っているイメージです。

効果もしっかりと出ていて、大手塾「能開個別ホロン」では、高3生らが受験直前にatama+で2週間学習したところ、センター試験本番の点が、atama+での学習前の模試の得点と比較して平均1.5倍まで上がったことから、今年の春から全43教室でAI先生を中心にした塾に切り替え、ブランドも「能開個別AIホロン」に変更されました。

人間の先生が担うべき、本当の役割

では、この生徒の側にいる大人たちは何をしているのでしょうか。実はこの方々も立派な先生の役割を担っています。

ここで「人間の先生」の役割は大きく変わっています。従来のように知識の伝達を行っているのではなく、生徒一人ひとりの目標に寄り添って伴走したり、モチベーションが上がるように褒めたり励ましたり、学習姿勢を見ながら勉強の仕方を助言したりする「コーチング」を行っているのです。AIがティーチングし、人がコーチングする。「AI x 人」の融合による新しい学習のかたちです。

この塾でatama+を使って勉強する中学3年生の生徒にインタビューすると「勉強時間が大幅に短縮できるので、部活を頑張ったり好きな本を読んだりと別のことに時間を使えるようになった」と語っていました。

また、高校2年生の生徒は大学生の先生と、将来のキャリアについてのディスカッションをしていました。高校生の生徒が自分の興味ある職業についての質問をすると、就職活動を終えたばかりの大学生の先生が就職活動を通して調べた色々な業界の説明をし、一緒になって将来やりたいことについて議論しているのです。社会に出てからの仕事について話し合っている彼らの目はキラキラと輝いておりとても楽しそうでした。

人は人にしか教えられないことがあります。AI先生との役割分担で「人間の先生」が人にしかできない役割に集中できるようになったのです。

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能開個別AIホロンの授業風景

日本の教育が今、大きく変わります。

1907年、T型フォードが誕生しました。そこから10年で馬車が自動車になりました。

その100年後の2007年、iPhoneが誕生しました。そこから3年で携帯電話がスマートフォンになりました。

iPhone登場時には「メールはキーボードがないと打ちづらいのでスマートフォンは普及しないだろう」なんて言われていましたが、3年で世界が変わりました。変化のスピードが早くなっています。

そしてその10年後の2017年、atama+が誕生しました。日本では長らく「勉強は紙と鉛筆でするものなので教育ではテクノロジーは使えない」と言われていましたが、2020年春から日本の教育現場が大きく変わります。

教育を新しくすることは、社会のまんなかを新しくすることです。atama+というプロダクトで学びのあり方を進化させることで、自分の人生を生きる人を増やし、これからの社会をつくっていきます。

<参考情報>

本稿はAI先生「atama+」を開発・提供するatama plus代表取締役、稲田大輔氏によるもの。Facebookアカウントはdaisuke.inada.10。彼らの事業や採用に興味がある方、彼らとの取り組みを希望する企業はこちらからコンタクトされたい

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拡大続く「AI先生」採用、Z会グループの栄光が133教室に導入へ

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タブレット型AI教材「atama+」を展開するatama plusは11月12日、増進会ホールディングスと業務提携し、グループの学習塾「栄光」においてAI学習教材の大規模導入を実施することを公表した。生徒数約6万人が利用する栄光が運営する個別指導塾「栄光の個別ビザビ」にてAI教材を指導の中心に置くほか、現在738ある教室の内、133教室でatama+を導入する。2020年3月から実施し、他教室につ…

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タブレット型AI教材「atama+」を展開するatama plusは11月12日、増進会ホールディングスと業務提携し、グループの学習塾「栄光」においてAI学習教材の大規模導入を実施することを公表した。生徒数約6万人が利用する栄光が運営する個別指導塾「栄光の個別ビザビ」にてAI教材を指導の中心に置くほか、現在738ある教室の内、133教室でatama+を導入する。2020年3月から実施し、他教室についても順次拡大する予定。

増進会ホールディングスや栄光を含むZ会グループとしては、これまでにも傘下のZ会エデュースの運営する個別指導教室などでatama+の検証を進めており、生徒の成績向上や満足度などで一定の効果が認められたことが今回の大規模導入につながった。これをきっかけに、今後もZ会グループ全体への拡大を目指す。

atama plusでは大手予備校の駿台グループとも業務提携をしており、導入以外にも新たな教材開発を進めるなど、国内の教育事業者全般との連携を拡大させている。

<参考記事>

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人工知能が教育本丸を攻めるーーatama plusが駿台グループと提携、AI学習教材を共同展開へ

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タブレット型AI教材「atama+」を展開するatama plusは9月4日、駿台予備学校を運営する学校法人、駿河台学園との提携を公表した。両社は駿台予備学校および駿台グループ各社に対し、新たな教材開発も含め、AI(人工知能)を活用した教材を共同展開する。 両者は2018年3月から協議を開始しており、これまでに駿台中学部、駿台高校部、東大進学塾エミールといった駿台グループ会社に対して「a…

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タブレット型AI教材「atama+」を展開するatama plusは9月4日、駿台予備学校を運営する学校法人、駿河台学園との提携を公表した。両社は駿台予備学校および駿台グループ各社に対し、新たな教材開発も含め、AI(人工知能)を活用した教材を共同展開する。

両者は2018年3月から協議を開始しており、これまでに駿台中学部、駿台高校部、東大進学塾エミールといった駿台グループ会社に対して「atama+」の提供を開始している。今回の提携はそれを拡大させるもの。

これまでの検証においては、通常学習とAI教材を併用することで模擬試験における明確な成績向上がみられた。対象となったのは高校2年生の1月模試から高校3年生の6月模試で、5カ月間の偏差値上昇がAI教材を使わなかったグループに対して平均2.89ポイント高くなっている。

また、atama+ではコーチングとティーチングを分離するという独自の手法を取っており、このコーチング箇所に対して駿台独自の学習促進ノウハウ加えることも成績向上の要因と確認できたという。

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atama plusウェブサイトより。結果が出ることで高い評価を得ている

両者は今回の結果を踏まえて協業の枠を拡大し、2020年4月から駿台予備校の全国各校舎へ「atama+」の(英語、数学、物理、化学)教材を順次導入する。また、その翌年2021年4月を目標に、既存AI教材に加え、駿台で現在開発が進んでいる難関大学対策のAI学習教材を連携させた新たなパッケージ提供を目指す。

さらにコーチングについても連携し、従来の人によるライブ授業や進路指導と新たに開発が進むAI教材による強化学習(ティーチング)を一人ひとりに合わせたバランスで提供する個人最適化についても進めるとした。

<参考記事>

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