ニュースサマリ:AI 先生「atama+」を開発するatama plusは2月27日、学習塾を展開する城南進学研究社の「城南予備校」をAI教材活用型の「城南予備校 DUO」に全面移行することが決まったと発表した。また、城南進学研究社が展開する個別指導塾「城南コベッツ」にも「atama+」を導入し、全国150教室でAI教材を使った学習指導を開始することも合わせて公表している。全面移行のタイミングは3月末からで、城南コベッツへの導入は3月からを予定している。
話題のポイント:AI先生の拡大が止まらないみたいです。ここまでくるともう雪崩を打ったように全国の学習塾は導入していくことになるんでしょうね。現時点での導入教室数は500教室となっていますが、今回の件含め、昨年末から公表されている今年春頃に予定している数字を入れると1000教室への導入を見込んでいるそうです。AI先生のスゴさについてはこちらの記事をご参照ください。
<参考記事>
- 人工知能が教育本丸を攻めるーーatama plusが駿台グループと提携、AI学習教材を共同展開へ(2019.9)
- 拡大続く「AI先生」採用、Z会グループの栄光が133教室に導入へ(2019.11)
- 拡大する「AI先生」ーー能力開発センター全77教室が採用、効率化で新講座も(2020.2)
また、atama plusは昨今、気になるコロナウィルスへの対策としてオンライン化も公表しています。AI学習教材の「atama+」はティーチングとコーチングを分離し、AI先生と呼ばれるシステムで基礎学力を教え、人の手を介したコーチングで生徒を励ます、という仕組みになっています。つまり、人は必ず必要なんですね。
しかし今はその人と会うことが厄介な状況になってます。そこであくまで臨時、ということでオンライン版の提供を開始したそうです。決定から開発提供まで1週間でやり遂げたというからすごいですね。各所への調整だけでも1カ月ほどかかりそうな気がしますが、この点については緊急時だからこその離れ業といったところでしょうか。
Members
BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。無料で登録する